ようこそ、シュガーです。
2021年9月28日に劇場版プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章のDVD/Blu-rayが発売となりました!
おめでとうございます!
第2章の公開を記念して、先日YouTubeで第1章のプレミア配信もありましたね。
第1章のプレミア公開から第2章で映画館へ足を運ぶ人が増えることを願っています、
私は既に第2章を映画館で見たので、復習もかねてプレミア公開をしっかりと見ましたよ。
DVD/Blu-rayが発売され、第1章のネタバレを含んだ解説、考察を書いてもいい時期だろうと判断したので、私なりに書いてみたいと思います。
これより先は、第1章のネタバレが書いてあるのでご注意ください。
あくまで私が現状考えるものを書くので、間違い等あるかもしれませんが、それはご理解ください。
それでは行ってみましょう。
劇場版プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章 解説、考察
ストーリー、あらすじ
19世紀末のロンドン、共和国のスパイであるアンジェ達のチーム「白鳩」に新たな任務が課せられた。
その任務とは、とある古本屋の店主を共和国へ受け渡すというものだった。
アンジェ、ドロシー、ちせの3人が協力し、これを実行する。
同じころ、王国側では女王を狙った事件を発端として"スパイ狩り"が激しくなっていた。
コントロールは王室へ派遣しているスパイが"2重スパイ"の可能性があると危惧し、真相を探ることにする。
アンジェ達は、コントロールが王室に派遣しているスパイ「ビショップ」と接触するが……任務の行きつく先はどうなるのか?
ネタバレありのストーリーライン解説、考察
まず前提としてアンジェとプリンセスの関係をおさらい。
テレビシリーズを見てきた方はご存じの通り、アンジェとプリンセスは過去に入れ替わっています。
スパイチーム白鳩のエースとして活躍しているアンジェの正体は本物のプリンセス(=シャーロット)です。
そして、現在公的にプリンセスとして過ごしているのが孤児であったアンジェとなっています。
2人は境遇や階級は全く違いましたが、外見が瓜二つでした。
ある偶然から出会い、服を交換してお互いの生活を入れ替えたりして遊んでいました。
その時に革命が起きてしまい、アンジェとプリンセスが入れ替わってしまいました。
少しややこしいですが、「アンジェはスパイチームのエース」で「プリンセスは王女」という定義で話を進めていきます。
チーム白鳩は、この状況を利用することで、プリンセスしか立ち入れないような場所へ変装したアンジェが潜入して情報を探ったり、プリンセス自身が入手した情報をチーム白鳩に流したりして任務を進めていきます。
第1章での任務は、共和国が王室へ送り込んだスパイが2重スパイではないか?ということを調査するものでした。
このケースの2重スパイというのは、本来「王国の情報を共和国へ流すために送り込んだスパイ」が、思惑とは別に「共和国の情報をどこかに流しているのではないか?」 ということですね。
コントロールが疑いをかけた工作員はコードネーム「ビショップ」。
アンジェは任務を進める中でビショップと接触するのですが、ビショップの正体は王室の侍従長だったのです。
幼いころのアンジェ(=王女として生活していたシャーロット)を知っているビショップは、アンジェが任務で彼と接触した時に「入れ替わっていることを知っている」という趣旨のことを言ってきます。
アンジェとプリンセス以外で入れ替りの事実を知っている人物が登場したのは今回が初めてでした。
そして、ビショップは自分が2重スパイの疑いをかけられていることにも気が付いていました。
アンジェとしては、ビショップの口から入れ替わりの秘密が漏れるのを何としても防がなければなりません。
その方法を考えつつビショップの調査をする中で、プリンセスに変装したアンジェとビショップがチェスの対局をする第1章屈指の名シーンが来ます。
そしてここに現れるのがキーパーソンであろうノルマンディー公。
アンジェの記憶では、ビショップのチェスは鉄壁の守りを誇るスタイルでしたが、今回の対局では多少強引に攻め急ぐような彼らしくないプレイになっていました。
チェスのさし方が、そのままビショップが置かれている立場を表していたわけです。
おそらく、行動を起こさなけらば危険であるという状況に追い込まれていたのでしょう。
アンジェは、ビショップのチェスの戦略や対局の際にかわす言葉から、ビショップにあまり猶予がないことや、それによる焦りを感じていることを読み取ります。
ビショップが口にした「境界があいまいになってきました」という発言は、共和国側からも王国側からも自分が危険視されていることの例えとも読み取れます。
チェスはアンジェが勝利して終わり、ビショップの口からは「私の負けだ」という言葉がこぼれます。
これは、後々の展開を考慮すると、ただ単にチェスの試合に負けたという意味だけでなく、スパイ、2重スパイとしての活動が暴かれて逃げきれないということも表しているんだと思いました。
この場ではビショップ、アンジェ、ノルマンディー公いずれも大きな動きは起こしませんが、水面下での探り合いが行われていることは明白。
この対局の後に、ビショップが職務の一環として作成する女王のスピーチ文の中に暗号を紛れ込ませていたことが発覚します。
ブックサイファーという方法。
この方法で、ビショップは共和国の情報を誰かに売っていたわけです。
つまり、コントロールが危惧していた通り、2重スパイだったということ。
証拠が出てしまったことで、ビショップは共和国側から出頭命令を受けます。
アンジェがビショップへそれを伝え、出頭後は厳しい調査を受けることになるとも言います。
ビショップは追い詰められますが、ここでアンジェが動きます。
上で書いたように、アンジェはビショップの口から入れ替わりの秘密が漏れるのを防がなければなりません。
よって、アンジェはビショップが共和国側から逃れられるように協力をします。
その対価として入れ替わりの秘密を口外しないという取引を持ち掛け、ビショップも了承します。
アンジェとプリンセスは、王室関係者しか知らない秘密の場所を通ってビショップを逃がそうとします。
その移動中にアンジェとビショップは再びチェスをするのですが、この時にビショップの口から自分の人生を振り返るような言葉が語られます。
嘘をつき過ぎた、これからは普通に暮らしたい、といった内容だったと思います。
ちょっとあいまいですが。
この会話で、ビショップはスパイから一般人に戻ろうとしていたのかなぁ?と後になって少し思ったりもしましたが、考えすぎかもしれません。
最後、アンジェが手配した逃亡用の船(だったと思います)にビショップが乗り込もうとするシーンで、アンジェがビショップから離れた時に、謎の男にビショップは銃で撃たれてしまいます。
アンジェは周りを警戒しつつビショップのもとに駆け寄りますが時すでに遅し。
ビショップは亡くなってしまいます。
こんな終わり方……さすがプリンセスプリンシパルの世界。
謎の男が誰なのか? 共和国側なのか、それても王国側なのか? はたまた別の勢力?
よくよく思い出していくと、この謎の男はビショップとアンジェがチェスをしていた場面にいました。
貴族が集まる場に姿を現すということは、それなりに高貴な身分なのか、もしくはその関係者でしょうか?
色々な力が渦巻く状況。謎が深まります。
後日談として、コントロールのリーダーLやノルマンディー公のもとに、ビショップがなくなったと情報が入ります。
コントロール、Lとしては2重スパイを排除できたため当初の目的は達成できています。
アンジェとしても入れ替わりの秘密が口外されることは無くなったため、目的は達成できているのですが、目的を達成するための手段は思い描いていたものとは違うものになってしまいました。
第1章で気になった点
ビショップが亡くなったことを聞いたノルマンディー公が「私の知っている男なら……」といった発言をしていたのが気になります。
現状私はノルマンディー公の言う「その男」とはLのことだとは思うんですが、こればっかりは情報が少なくて何とも言えません。
ただLとノルマンディー公は何かしらの因縁がある気がしてなりません。
それともう1つ気になっているところがあります。
ビショップがブックサイファーで連絡を取ろうとして「もう少しはやければ」とこぼしたシーンがあったと思うのですが、アレがどこに繋がっているのかハッキリとは分からなかったので、もしかしてこれから先に繋がってくるのかなぁ?とぼんやり思っています。
このシーンは頭に刻んで第2章以降を見ていきたいと思います。
ネタバレなし! 劇場版 プリプリ 第2章 感想 レビュー
2021年9月23日の公開日に第2章を観にいってきたので、こちらはネタバレに配慮しつつ感想を書いています。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
第1章が水面下の探り合いで「静」だとしたら、第2章は大掛かりな作戦が動く「動」という風に表せると思います。
非常に面白かったので、是非とも映画館で見てもらいたいです!
ネタバレなし! 劇場版 プリプリ 第3章 感想 レビュー
2023年4月8日更新!
映画第3章を見てきた感想、レビューをネタバレに配慮して書きました!
まとめ
ネタバレ全開で劇場版プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章 解説や考察を書いてみました。
私の勘違いや見落としや考えすぎな点等もあると思いますが、今頭の中にあることを書きだしました。
第2章を映画館で見てから、プレミア公開で第1章を見たことで、2つのお話が繋がる部分が改めて見えてきたので、非常に面白いです。
凄まじく綿密に計算、デザインされたストーリーになっていて、驚きと喜びでガッツポーズ!
素晴らしい作品なので、洋画のスパイアクションやスリラーが好きな方にも是非見ていただきたい!
アニメだからと敬遠せずに、1度見てみてください!
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また、この記事を読んでプリンセスプリンシパルを見てみようと思ってくれる人がいたら凄くうれしいです。
それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ! またねっ!