ようこそ、シュガーです。
著者 : 鳥羽徹 / イラスト : ファルまろ 天才王子の赤字国家再生術11 ~そうだ、売国しよう~
を読み終わりました。
GA文庫の人気ライトノベルシリーズでアニメ放送中の天才王子の赤字国家再生術最新刊!
感想、レビューを書いていきます。
いつもの通り私の主観に基づく評価です。
おすすめ作品。
では行ってみましょう。
鳥羽徹 ファルまろ 天才王子の赤字国家再生術11
天才王子の赤字国家再生術11 内容紹介、ストーリー、あらすじ
2022年1月11日よりTVアニメ放送開始!
予想外だらけの弱小国家運営譚、第11弾!!「この帝位争奪戦を終わらせます」
兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。
しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、
彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。
ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。
大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!
内容紹介文はGA文庫ホームページより引用
URL:https://ga.sbcr.jp/product/9784815614591/
天才王子の赤字国家再生術11 感想、レビュー、評価
満足度を100点満点で表すと85点!
優秀な頭脳を持ち、政治にも長けているが怠け者な本性を持つウェイン王子が弱小国家ナトラを運営していく物語。
11巻までくると、もはやこの説明文は合わなくなってきましたね。
ウェインの采配によってナトラは力を持っています。
現状を反映すると、、、
優秀な頭脳を持ち、政治にも長けているが怠け者な本性を持つウェイン王子が、想定外に力をつけてしまったナトラ王国を成長しすぎず退化しすぎずのバランスで運営していくシリーズ。
こんな感じでしょうか笑
この11巻では、ウェインが帝国に留学していた時の友人であり、アースワルド帝国の皇女でもあるロワことロウェルミナが大活躍でした。
ロワは怠け者ではありませんが、頭が切れるところだったり、皇女としての表の面と、年相応な女の子の面を持っていたり、結構調子にのっては部下に注意されていたりとウェインに似たところがありますよね。
女性版ウェインがロワ……とか本人に言ったらめちゃくちゃキレられそう笑
内容としては、10巻からの続きで、アースワルド帝国のトップに誰が君臨するのかというお話です。
第2皇子で武闘派のバルドロッシュか、第3皇子で政治力に長けたマンフレッドか、それともここ最近で頭角を現してきたロワか?
政治的な面や武力的な面からパワーバランスが動いていきます。
そして、バルドロッシュの陣営にはグレン、マンフレッドの陣営にはストラングという、ウェインの学生時代の友人でそれぞれ才能を持った人間がいました。
ウェインの友人たちはいずれも曲者というか一筋縄ではいかない存在ばかりで、読んでいてワクワクしたり驚かされたりしました。
特にグレンが良かったです。
自分には武術の道しかなく、知識や弁舌、機転、胆力など多数の才能を持ったロアやウェイン達には敵わないと学生時代から感じていても、それでも負けたくない、勝ちたい、対等でいたいという強い思いで自分をひたすら磨いてきたグレンがめちゃくちゃ心に刺さりました。
彼の戦う様も強烈に印象に残っています。
そんなグレンによって戦場で追い詰められたロワがとった行動が想像を凌駕するハチャメチャぶりで読みながら笑ってしまいましたよ。
そんな作戦ありなんですか、と。
冗談かよって感じでしたよ。
それでもなんだかんだ通用しちゃうからロワ凄い。
そして主役のウェインは今回も影が薄かったです……主役ですよね?
所々で利用されたり利用し返したり、悪だくみをしたり、出し抜いたりといった行動をしていましたが、完全に主役はロワ達でした。
ウェインが調子にのっていい気分になっているところで予想外のことが起きて「何でこうなったーーー!?」となる展開が読めないのは寂しいですが、今回はロワが代わりにその役目を果たしていたので良しとしましょう。
やっぱり女性版ウェインでしょロワ。
とはいえ、最後はウェインも存在感を示していました。
所々でウェインの妹フラーニャがこれからのナトラについて考えを巡らせていたり、最後の方でニニムやフラム人に不穏な動きがあったりして、これから先も見逃せない作品だと思います!
色々なキャラクタに見せ場があってバランスが良いので読んでいて本当に楽しいです。
この作品、みんな読んでほしい。
天才王子の赤字国家再生術シリーズ感想記事リンク
当ブログで書いてきた天才王子の赤字国家再生術の感想記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
ブログを始めた時期の関係で途中からです。
天才王子の赤字国家再生術9 感想、レビュー
天才王子の赤字国家再生術10 感想、レビュー
まとめ
GA文庫から発売されている人気ライトノベルシリーズ 著者 : 鳥羽徹 / イラスト : ファルまろ 天才王子の赤字国家再生術11 ~そうだ、売国しよう~ を読んだ感想、レビュー記事でした。
アニメの1話を見て、声のイメージをつかんだので、ウェインやニニムのセリフは読みながら脳内再生されるようになりました。
アニメではモノローグが賑やか(というかうるさい?笑)でコメディっぽさが原作よりも強く感じられて、メディアが違うと印象がこんなに違うのか~と興味深く思いながら観ています。
原作の方もこれから更に盛り上がりそうなので、楽しみに続きを待っておきます。
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ!