ようこそ、シュガーです。
著者:安里アサト さん
イラスト:しらび さん
86-エイティシックス- Ep.2
-ラン・スルー・ザ・バトルフロント- 上
を読みました。
このライトノベルがすごいへのランクインもアニメ化もした大人気SFアクションシリーズ第2巻。
今回も感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り私個人の評価です。
ネタバレもありますのでお気をつけて。
安里アサト しらび 86-エイティシックス- Ep.2
86-エイティシックス-Ep.2 内容紹介 ストーリー あらすじ
即大重版の電撃小説大賞《大賞》受賞作、待望の第二弾!
共和国の指揮官・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち〈エイティシックス〉の面々は、ギアーデ連邦軍に保護され、一時の平穏を得る。
だが──彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、『隣国からやってきた戦闘狂』と陰で囁かれながらも、シンの“能力”によって予見された〈レギオン〉の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。
少年たちは、そして幼き少女はなぜ戦うのか。そして迫りくる〈レギオン〉の脅威を退ける術とは、果たして──?
シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く、〈ギアーデ連邦編〉前編!
“──死神は、居るべき場所へと呼ばれる”
内容紹介文は電撃文庫HPより引用
https://dengekibunko.jp/product/86/321704000087.html
86-エイティシックス-Ep.2 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
苛烈な戦いの場に生きるエイティシックスたちを描いたSFバトルアクションシリーズ第2巻。
面白かったです。
1巻の終盤で、シンは「レギオンに取り込まれた兄を葬る」という目的を果たします。
その後はレーナに別れを告げてパラレイドの及ばない地区へ向かっていきました。
この2巻では、シンたちのその後が描かれていました。
ギアーデ連邦にたどり着いたシンたちは、今までの「エイティシックス」として差別されていた状況から、1人の人間として扱われるようになります。
ギアーデの大統領エルンストが懐の深い優しくて格好いい大人だったこともあり、シン達には自由な時間ができます。
料理をしてみたり、図書館に行ってみたり、お洒落をしてみたり、絵を描いてみたりという自由を楽しむ時間ができます。
私としては、これだけで安堵感や感謝を感じるのに十分でした。
ただ、今まで戦うことしか知らなかったシンたちは、急に訪れた自由に少し困惑したりもしていました。
今までの生活が大変なものだったんだ……と思わずにはいられませんでした。
このまま幸せに暮らしてほしいと願う私の思いとは裏腹に、シンたちはレギオンと戦う道に戻ってきます。
それが自分たちの生きる意味だとでもいうように……。
シン、ライデン、セオ、アンジュ、クレナ。
私だったら絶対に自由気ままな余暇を過ごす選択をしますよ。
でも彼ら彼女らはそうじゃありませんでした。
極端な言い方をすれば、5人とも、特にシンは戦いに取りつかれている危うい雰囲気すら感じてしまいます。
でもそれが自分たちで選んだ道なら、心は苦しいですが尊重するしかありません。
ジャガーノートとギアーデの技術が合わさって作られたレギンレイヴと呼ばれる新しい機体に乗ってシンたちは戦います。
こういう感じの機体です。
シンは「ジャガーノート」と呼んでいましたけど笑
機体性能や補給対応などは以前に比べると飛躍的に良くなっていましたが、それでもレギオンとの戦いは厳しくて、新しく出会った仲間や部隊員の命が散っていく様を見るのは精神的にくるものがあります。
1巻の感想記事でも書いたと思いますが、やっぱりメンタルが強い時に読むのが良いですね。
装飾語が多かったり、気取った単語選びがされていたり、専門用語が多かったりするのは相変わらずですが、1巻を読んで慣れたのか思ったよりスラスラ読めました。
この2巻でもアニメで知れなかった登場人物たちの内面や感情が知れたり、ギアーデ連邦の様子が詳しく分かったりしたので読んでよかったです。
2巻は上巻になっていて、次の3巻と合わせて1つのお話が完成するようです。
あらすじ文にレーナとの再会するまでの過程を描くとされているので、すぐさま下巻を読み進めて、アニメで味わった感動に再度出会いたいと思います。
86-エイティシックス- シリーズ感想記事リンク
これまで当ブログで書いてきた86-エイティシックス-シリーズの感想記事まとめです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
86-エイティシックス- 感想 レビュー
まとめ
電撃文庫の「86-エイティシックス- Ep.2 -ラン・スルー・ザ・バトルフロント- 上」を読んだ感想、レビュー記事でした。
レーナと別れた後のシンたちがどんな動きをしていたかがわかるお話で良かったです。
エルンストが曲者っぽいのも好みでした。
あとは、レーナのその後がどうなっているかですね。
恐らく下巻ではレーナ側の動きが語られて、終盤で両者の物語が1つに合わさるんだと思います。
そう考えると今からワクワクがとまりません。
直ぐに続きを読んでいこうと思います。
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!