ようこそ、シュガーです。
著者:渡辺恒彦 さん
イラスト:文倉十 さん
理想のヒモ生活 1
を読みました。
WEB小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気の作品が書籍化したものです。
1巻は以前読んだことがあり、面白かった記憶があったので、ブログで取り上げようと思って再度読みました。
アニメ化してもおかしくない人気と内容だと思います。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれますのでご注意ください。
渡辺恒彦 文倉十 理想のヒモ生活 1
理想のヒモ生活 1 内容紹介 ストーリー あらすじ
山井善治郎は、現代日本を生きる若きサラリーマン。 ある日の朝。善治郎は突然、恐竜が闊歩する亜熱帯の異世界――カープァ王国に召喚されてしまう。召喚したのは、カープァ王国女王、アウラ一世。善治郎を召喚した女王アウラは、善治郎に「自分と結婚して、こちらの世界で暮らして欲しい」と申し出る。理由は、善治郎が『百五十年前、異世界に愛の逃避行を計ったカープァ王族の末裔』だから。国内の貴族にも、王家の血を引く婚約者候補はいるのだが、彼等を婿に迎えれば、『男尊女卑』の毛色が強いカープァ王国では、女王と王配の間で権力闘争が起きる可能性が高い。 そのため、善治郎に求められることは「できるだけ、何もやらないこと」。その条件は、月平均百五十時間残業の日常に疲れきっていた善治郎には、非常に魅力的な申し出に聞こえた。しかも、アウラは善治郎の好みのタイプそのものの美女。半ば衝動的に結婚の申し出を受諾する善治郎。仕事もせず、爆乳美女と楽しく暮らす「理想のヒモ生活」がいざ始まる!?
内容紹介文は主婦の友社HPより引用
https://books.shufunotomo.co.jp/book/b143241.html
理想のヒモ生活 作品紹介動画
YouTubeにPVがあったので紹介します。
短いですが作品の内容をよくあらわしていると思います。
理想のヒモ生活 1 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!!
ブラック企業に勤めていた主人公のゼンジロウは異世界に呼び出されます。
美人で女王のアウラに「私と結婚して子孫を残してくれさえすれば、あとは何もしなくてもいい」という条件を提示されて、異世界で暮らすことを決意するファンタジー。
1度呼び出されて異世界で暮らすかどうかをゼンジロウに決めさせてくれるのは良心的だなぁと思いました。
ここ最近の異世界転生物は強制的にその世界で生きるように決められていたり、何なら現代での命が無くなるタイミングで転生がおきたりが多いイメージでしたので。
異世界で暮らすことを決めたゼンジロウは1度現代に戻されて、1か月の猶予の後に再召喚されるという流れになります。
ゼンジロウは1月の間に会社を辞めたり、身辺整理をしたり、異世界に持っていくモノを選んだりする日々を送ります。
現代の便利道具を持っていきたくなる気持ちは非常に分かります。
エアコンや扇風機が無い世界は考えられませんからね。
ゼンジロウが異世界に生活を移してからは、文化や立場の違いに苦労する面が見られて面白かったです。
普通の会社員だったゼンジロウが、アウラの夫となることでカープァ王国のNO.2になるわけです。
上司に指示を受けて働いていた立場から、様々な人たちに敬われる立場になったことで立ち振る舞いを変える必要がありました。
敬語を使わないことだったり、身の回りのことを他の人にやってもらったりと、今までの生活を見直さなければいけなかったんです。
「偉く」振る舞うことって日常生活ではあまりないですよね?
なのでゼンジロウの苦労が凄く理解できました。
徐々に慣れていったようですけどね。
あと、もう1つ面白かったところがありました。
何もしなくていいと言われたゼンジロウが、なんだかんだで色々な勉強や仕事をこなしていた点です。
サラリーマンの性なのか、日本人の特徴なのか分かりませんが、何もしないで時間を過ごすのは意外と難しいんですかね?
しかもそのゼンジロウの働きがカープァ王国にプラスの影響を与えていたので凄い。
有能でした。
この1巻、ゼンジロウの異世界転生以外では特に派手な展開は無く、登場人物や世界観の紹介などが主でした。
2巻以降は未読なのでゆっくりと読み進めていこうと思います。
理想のヒモ生活 メディアミックス
コミカライズ
理想のヒモ生活はコミカライズ作品があります。
漫画を担当しているのは日月ネコさん。
試し読みを見た感じ、かなりクオリティが高いマンガ化だという印象を受けました。
小説が好きな方は原作で、マンガが好きな方はコミカライズで本作を楽しめます!
この記事を書いている2023年3月現在で、マンガは9巻まで発売されています。
コミックウォーカーで無料の試し読みができますので紹介します。
まとめ
ヒーロー文庫の「理想のヒモ生活 1」を読んだ感想、レビュー記事でした。
ヒモというタイトルになっていますが、ゼンジロウは全然ぐうたらな姿を見せずに対応しているのでヒモという感覚は全然しません笑
跡継ぎを産みだすのにも精を出していて、誠実でもあり、そして頭もきれるという有能っぷり。
アウラとの夫婦仲も現状はとてもいいものになっています。
2巻以降も幸せな展開が読めるのでしょうか?
それともファンタジー色が強くなったりするんでしょうか?
読み進めていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!