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ようこそ、シュガーです。
角川スニーカー文庫から発売されている
著者:鏑木ハルカ さん
イラスト:フルーツパンチ さん
異世界転生事件録
人見知り令嬢はいかにして事件を解決したか?
を読みました。
ミステリーとファンタジーが融合したお話でした。
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
ではいきましょう!
異世界転生事件録 人見知り令嬢はいかにして事件を解決したか?
内容紹介 ストーリー あらすじ
転生先は命を狙われた令嬢!?自らを取り巻く事件に挑む転生ファンタジー!
ウィマー侯爵家の長女・セラが、毒を盛られ昏睡状態に陥る大事件が勃発!!
なんとか一命を取り留め、目を覚ましたセラだったが、どこか様子がおかしい。なんと、彼女の身体に日本で殉職したベテラン刑事・竜胆の人格が入り込んでいて――!?
侯爵令嬢という慣れぬ状況に戸惑いながらも、侍女・セシルの手助けもあり、新たな生活を送り始めた竜胆。セラについても調べるうちに、昏睡の裏に事件の影を感じた竜胆は、刑事の経験を活かして、セシルと共に犯人の調査を開始する――「この事件の真実、私自身が解き明かしてみせます」
自らを取り巻く事件に挑む転生ファンタジー開幕!
引用元
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322304000130/
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
現代で刑事をしていた竜胆善次郎(りんどうぜんじろう)は、捜査の最中にアクシデントにあって、その意識が異世界へ移ってしまいます。
彼の意識が移ったのは公爵家令嬢セラ・ウィマーの肉体。
異世界の方ではセラの命を狙う事件があったのです。
セラの体に入った善次郎は、侍女のセシルに手をかりつつ、セラの命を狙う犯人を捜していく……というお話。
異世界転生×TSモノ×ミステリーという本作。
要素は多いものの、シンプルな文章と少なめな登場人物数により、スラスラと読み進められました。
ゼンジロウの精神が行き着いた世界の文明レベルは中世くらいで、更に魔法があったり錬金術師がいたりしてファンタジーワールド。
でも主題は謎解きなので魔法でドンパチは無かったです。
自分の命を狙う誰かについての調査は、聞き込みをしたり、物証を確認したりしていく地道なもの。
ミステリー色が強め。
少しずつ仮定を組み立てていったり、貴族社会のしがらみを知っていったりが読めます。
ミステリーに興味はあるけど、でも難しそうと感じている方におすすめです。
キャラクタが生き生きしていて、エンタメ性もあって、ライトに謎解きも味わえます。
セシルと善次郎の掛け合いも面白かったです。
最初、状況を把握するまで、セシルはセラの言動がおかしくなってしまったと困惑していました。
経緯を理解してからは、ゼンジロウのことをリンドーさん呼んだりして、けっこう砕けた態度をするようになります。
このあたりからは遠慮のない会話が読めて楽しかったです。
2人は良いコンビでした。
終盤、すべてが解決して、お別れが訪れます。
事件を解決していく中で仲良くなっていた2人が離ればなれになってしまう様子は、ちょっと切なかったり寂しかったりしました。
でも、しんみりした感じは少な目で、前向きかつ爽やかさのあるものになっていたのが素敵でした。
セラの体の中に善次郎が入っていたことに意味があったと思える変化が少し見られたのも良かったです。
どの時間も無駄ではなかったんだなぁと思えて嬉しかったです。
続編があればぜひ読みたいと思っているのですが、1巻で綺麗に完結しているんですよね~。
発売から1年弱経過していることもあって、続編は望めないかもしれません。
作者の別の作品を調べてみようと思います。
スラスラ読めて、キャラクタも魅力的で、ファンタジーとミステリーの両方をサラッと楽しめて好きでした。
そういった作品をお探しの方、お手にとってはいかがでしょう?
まとめ
角川スニーカー文庫の「異世界転生事件録 人見知り令嬢はいかにして事件を解決したか?」を読んだ感想、レビュー記事でした。
軽い気分でさらっと読めて楽しめる良い物語だと思いました。
通勤通学の電車とかで読むのがいいかもしれません。
登場人物も少なくて、文章も読みやすいです。
読書初心者に結構いいかも。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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モチベーションアップになります。
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!