シュガーのファンタイム

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小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー 感想 レビュー 講談社タイガ 小説

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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!

講談社タイガから発売されている

小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

を読みました。

めちゃくちゃ面白かったです。

内容紹介や感想、レビューを書いて行きます。

個人的な評価です。

では行きましょう。

 

 

小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

内容紹介 ストーリー あらすじ

小説を、物語を愛して止まない読者のために、小説を愛し続けた著者たちが綴る、物語への愛に満ちた『小説の神様』アンソロジー

「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。
新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。
当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー

引用元

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000340870

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと90点!!

オススメ!

 

相沢沙呼さんの「小説の神様」のアンソロジー

収録されているのは全8本。

 

1.降田天 さん「イカロス」

小説を書いてる学生の少女と、転校してきたギャルが小説で繋がっていくお話。

やがて少女は成長して作家になるも、上手くいかないことがあったりしてふさぎ込んでしまう。

そんな時に1通の手紙が届いて……。

 

2.櫻いいよ さん「掌のいとしい他人たち」

本屋でバイトする本嫌いの男子高校生の物語。

昔は読書が好きだったのに、何故嫌いになってしまったのか?

 

3.芹沢政信 さん「モモちゃん」

小説家になろうとしている女の子と図書館の幽霊モモちゃんの物語。

ファンタジックな要素あり。


4.手名町紗帆 さん「神様への扉」

小説の神様のコミカライズ。

短いマンガが収録。

 

5.野村美月 さん「僕と”文学少女”な訪問者と三つの伏線」

小説の神様で主人公の千谷一也の前に、文学少女シリーズのヒロイン天野遠子が現れるコラボストーリー。

本が人間関係を繋いだりする。


6.斜線堂有紀 さん「神の両目は地べたで溶けてる」

あまり世間に注目されていない好きな作家を推しまくる少女と、布教活動に参加させられる少年のお話。

 

7.相沢沙呼 さん「神様の探索」

小説の神様本編のヒロインで、小説を書けなくなった小余綾詩凪(こゆるぎしいな)。

そんな彼女を心配して、千谷くんと合作を提案する編集者の物語。


8.紅玉いづき さん「『小説の神様』の作り方ーーあるいは、小説家Aと小説家Bについて」

相沢さんと紅玉さんの関係性を書いたエッセイ的な読み物。

 

どの作品も小説に対する愛とか、本が人間を繋いだり成長させたりしていく様子などが描かれていて凄く好きでした、

中でも私が特に好きだったのが降田天さんの「イカロス」と斜線堂有紀さんの「神の両目は地べたで溶けてる」です。

 

イカロス」は、全くタイプの違う女の子が、小説を介して関わるようになるお話。

小説を書いている大人しい女の子と、それを読む派手目な女の子。

2人は小説を通して仲良くなっていきますが、とあるきっかけで疎遠になってしまいます。

このきっかけが、思春期の不安定な精神状態がもとになっていて、なんともリアリティあるなぁと思わされました。

大人しい女の子が作家になってからも、思うようにいかなかったり、苦しい時期があったりで、小説を嫌いになりそうな時もありました。

そんな時に手紙が届いて、それをきっかけに行動を起こしたことで、小説への気持ちが復活したり、疎遠だった彼女と仲直りが出来たりします。

信じられないくらいの爽やかさと、めちゃくちゃなハッピーエンドで最高でした。

 

「神の両目は地べたで溶けてる」は、売れてないけど自分が好きなものを布教せずにはいられないという気持ちが伝わって来てすごく共感できました。

他人の意見はどうあれ、自分はそれを好きなんだから、自分にとっていいものなんだ! という気持ちは分かりすぎます!

売れている/売れている と 良い/悪い は関係ありませんし、売れている/売れている と 好きになるかどうか はもっと関係ないですから。

とはいえ、自分の好きなものはみんなにも好きになって欲しいので布教活動をする気持ちも分かります。

私もブロガーとして記事を書いているわけですし。

自分が影響力ある人間なら、もっと素晴らしさを広められるのに と思うことはたくさんあります。

私がフォロワー100万人くらいのインフルエンサーだったら、どれだけ良かったことか……。

このお話を読んでいたら「もしかして私の脳内を見られているのか?」と思ってしまうほどでした。

 

あと、本家の相沢さんが描く「神様の探索」も当然良かったです。

編集者は作家のビジネスパートナーなだけではなく、1人のファンだし1人の小説好きなんだというのが伝わって来て感動しました。

この人に書いてもらいたい、この人の物語が好きだ。

そういうシンプルで強い気持ちがグッと胸に刺さってきました。

みんながみんなこういう気持ちで本を作っているから、世の中には読み切れないほど素晴らしい作品が存在しているんでしょうね。

感謝です。

 

本編「小説の神様」、続編「小説の神様 あなたを読む物語」を読んだ全員に手に取って欲しいアンソロでした!

もっと早く読むべきでした!

超オススメ!

 

試し読みはコチラ。

kds-t.jp

 

小説の神様 シリーズ感想記事リンク

当ブログで書いてきた小説の神様シリーズの感想、レビュー記事まとめです。

一緒に読んでもらえたら嬉しいです。

小説の神様 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

小説の神様 あなたを読む物語 上 下 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

sugarbitter.hatenablog.com

 

小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

 

まとめ

講談社タイガの「小説の神様 わたしたちの物語」を読んだ感想、レビュー記事でした。

たくさんの作家さんが小説の神様をテーマにしたお話を書いてくれて感謝です!

このアンソロに参加した作家の物語も気になるので、本屋さんに言ったらチェックして見ようと思っています。

文学少女シリーズまた読みたくなりました、

読んでみようかな?

 

相沢さんは今や人気作家になりましたよね~。

この小説の神様と、その後のmedium 霊媒探偵城塚翡翠が話題になったからでしょうね。

マツリカシリーズや酉乃初シリーズから応援していた身としては喜ばしいことです。

もっとたくさんの作品を読みたいので、これからも応援していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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モチベーションアップになります。

それでは今日はこの辺で。

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