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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!
文春文庫から発売されている
著者:東川篤哉 さん
を読みました。
ドラマ化もされた「謎解きはディナーのあとで」の作者。
謎ディナはアニメ化も最近発表されましたね。
そんな東川さんの青春×コメディ×ミステリー。
感想、レビューを書いていきます。
いつも通り個人的な評価です。
謎解きのネタバレに気を付けて書きます。
ではいきましょう。
もう誘拐なんてしない
内容紹介 ストーリー あらすじ
舞台は下関から門司港まで。
大学生の樽井正太郎は、夏休みに先輩のバイトの手伝いをしていた。
たこ焼き屋の屋台をしていた時に、成り行きでセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ2人組から助け出してしまう。
いいことをしたかと思いきや、彼女は花園組の組長の娘だった!?
絵里香との出会いをきっかけに繰り広げられるコメディと、起こってしまう事件。
翔太郎の運命はいかに?!
今回は作品紹介文をオリジナルで書いてみました。
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと70点。
誘拐沙汰だとか、ヤクザだとか、殺人事件だとか、結構ハードな出来事がいくつも起こるのに、終始面白おかしい空気感が流れていて楽しかったです。
ドタバタコメディミステリー、みたいな感じ。
「謎解きはディナーの後で」を読んだ時の感覚と似ていました。
絵里香は、妹の治療費を手に入れるために、翔太郎や彼の先輩と協力して狂言誘拐を仕掛けます。
仕掛ける相手は零細ヤクザの組長でもある絵里香の父親です。
この父親、組長なのに誘拐にテンパって抜け殻のようになったり、ポンコツ発言を繰り返したりして私を笑わせてきます。
また、翔太郎も腰が引けたような身代金要求電話をかけるなど、終始誘拐犯としての迫力に欠ける振る舞いをしていておかしかったです。
そんなこんなで素人狂言誘拐を仕掛けていたら、別のところでは偽札騒ぎが起こっていたり、さらに別のところでは殺人事件が発生したりと、いろいろなことが進んでいきます。
そして、話が進むとそれらがいつのまにやら誘拐事件に関わりあってくるんだから、よくできてますよ。
やっぱりプロの作家はすごい。
もろもろの謎解き編も納得感がありました。
探偵役がまさかの翔太郎でも絵里香でもないのには驚きましたけど。
最後は駆け足な感じに思えて、そこはちょっともったいないなぁという印象。
でも疾走感があって、良かったとも言えるので、自分の中での評価の仕方が難しいです。
狂言誘拐の目的だったものが達成されたのかどうか、そのあたりは読者にゆだねられた感じですかね?
あと、下関や門司港が舞台になっていることもあって、近くに住んでいる私はいろいろな場所が分かって楽しかったです。
笑えるミステリーが読みたい方、おすすめです。
かっちりしたいのが読みたい方は、手に取らないように笑
東川篤哉さん作品 感想 レビュー記事リンク
当ブログで書いている東川さん作品の感想記事まとめです。
一緒に読んでいってください。
探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて
もう誘拐なんてしない 感想 レビュー
まとめ
東川篤哉さんの「もう誘拐なんてしない」を読んだ感想、レビュー記事でした。
コメディミステリーが好きな方に結構おすすめです。
どうやらこの小説はテレビドラマにもなっているらしいです。
嵐の大野さんが翔太郎、新垣結衣さんが絵里香を演じていたようです。
映像コンテンツが好きな方は、そちらで見てもいいかもしれませんね。
この記事を読んでいただいてありがとうございました!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!