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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!
角川書店から発売されている小説
著者:青崎有吾 さん
地雷グリコ
を読みました。
第171回直木三十五賞候補作、第37回山本周五郎賞、第77回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉、第24回本格ミステリ大賞【小説部門】、第7回飯田賞、2023年SRの会ミステリーベスト10【国内部門】第1位、週刊文芸ミステリーベスト104国内部門1位、ミステリが読みたい2025年版国内編1位などなど、数多くの冠を持つ超話題作!
普段は文庫しか買わない私も、さすがに気になりすぎて買いました。
面白かったです!
早速感想、レビュー記事を書いていきます。
いつも通り個人的な評価です。
ではいきましょう。
地雷グリコ
内容紹介 ストーリー あらすじ
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
引用元
https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000437/
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと90点!
ゲーム感覚でさらさらと読める頭脳ミステリでした。
これは多くの人にウケるの納得です。
メインキャラクタは女子高校生の射守矢真兎(いもりやまと)。
普段は一般的な高校生だが、勝負ごとになると無類の強さを発揮する。
そんな彼女は風変わりなゲームの数々に参加していくことになる……という感じ。
本作で扱われるゲームというのはグリコやジャンケン、だるまさんがころんだ、神経衰弱、ポーカーという誰もが知っているものがベースになっているので、とっつきやすいと思います。
それらのゲームにオリジナルの要素が加わることで、戦略性がアップします。
たとえばタイトルになっている「地雷グリコ」。
ジャンケンの結果で階段を上っていくグリコに、両者が任意の場所に「目に見えないペナルティの段」を設置する、というルール。
その弾を踏んでしまうと階段を降りなければならず、勝利から遠ざかってしまいます。
グリコでは1回で3段もしくは6段を登っていくため、ペナルティの設置は3か6の倍数の段が有効だが……というふうに策をめぐらせていくことになります。
ただ、本作が面白いのは、一般人でも思いつく何歩か先を真兎の頭脳が歩いている点です。
ルールの穴をつくような発想だったり、対戦相手の性格を考慮した作戦だったりを見せてくれて、毎回「そうきたか!」とか「そんなのあり?!」みたいな気持ちにさせてくれます。
その他のゲームでも真兎は私を期待させてはそれを超えてきて、読むのが楽しくて仕方なかったです。
あと、文章がすごく読みやすいです。
シンプルな表現と短めな文章になっていることで、テンポよくグイグイ読み進められます。
それなのに緊張感とか心理戦の駆け引きはしっかりと伝わってくるんだからすごい。
プロの作家おそるべし!
頭脳ゲーム的な作品が好きな方、めちゃくちゃおすすめです。
直ぐに読みましょう。
試し読みはこちら。
コミカライズ
地雷グリコはコミカライズが進んでいます。
作画を担当するのは暁月あきらさん。
西尾維新さん原作の「めだかボックス」で作画を担当されていた方ですね。
少し読んでみたところ、真兎が表情豊かに描かれていて楽しかったです。
小説より漫画の方が好きな方は、こちらで楽しむのもいいと思います。
青崎有吾さん作品 感想記事リンク
当ブログで書いている青崎さんの作品の感想記事まとめです。
一緒に読んでいってください。
アンデッドガール・マーダーファルス 感想 レビュー
まとめ
青崎有吾さんの「地雷グリコ」を読んだ感想、レビュー記事でした。
読みやすくてワクワクドキドキ出来て頭も使えて、すごく良い読書体験でした。
本を読むのがあまり得意ではないと思っている人でも読めるような気がします。
おすすめ。
ご覧いただきありがとうございました!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!