シュガーのファンタイム

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線は、僕を描く 感想 レビュー 著者:砥上裕將 小説 講談社文庫 第59回メフィスト賞受賞 2020年本屋大賞第3位

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ようこそ、シュガーのファンタイムへ。

講談社文庫から発売されている水墨画をテーマにした小説

著者:砥上裕將 さん

線は、僕を描く

を読みました!

第59回メフィスト賞受賞作で、2020年本屋大賞第3位にノミネートされた作品!

2022年には横浜流星さん主演で映画化もされた大人気作!

面白すぎました!!!!

もっと早く読まなきゃいけませんでした!

ずっと前に買っていたのに!

読後の興奮冷めやまぬうちに感想、レビューを書いていきます。

多少のネタバレが含まれるかもしれませんのでご注意ください。

ではいきましょう!

 

線は、僕を描く

内容紹介 ストーリー あらすじ

2020年本屋大賞第3位、ブランチBOOK大賞2019受賞。こころ温まる水墨画小説

「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」
家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。

引用元

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000353087

 

作品紹介YouTubeショート動画

www.youtube.com

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと100点!!

面白すぎてヤバい!!

 

夢中になって読みました。

ここまで一気に読まされる感は久しぶりな気がしました。

 

主人公は大学生の青山霜介(あおやまそうすけ)。

両親を亡くしたことで真っ白い悲しみの中に落ちてしまい、無気力になっている青年。

彼は、バイト先の展示会場で面白い老人に出会います。

霜介は老人に誘われて、流れで一緒に展示を見ることになって、そこで初めて水墨画に触れます。

そこで何故か惹かれるものを感じていたら、一緒に見ていた老人が水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだこざん)だったと分かり、しかも気に入られて内弟子になります。

困惑しながらも水墨画に取り組む中で、霜介は自分とも向き合っていくことに……。

 

私は水墨画や、その他の芸術全般に疎い人間なのですが、本作の持つ力に圧倒されて世界にどっぷり浸りながら読んでいました。

気が付いたら夢中になって読んでいた……というのが近いです。

 

物語の最初、霜介と湖山先生が出会うシーンからすでに面白さがひしひしと感じられました。

湖山先生のやわらかくて自由で懐の深い言動や、霜介の持つ感受性の豊かさ。

そこからくる2人の会話が、興味深くもスラスラ読めました。

霜介が水墨画を見て感じたことを言葉にして話す時の表現方法というか、言葉選び? も好きでした。

彼には、物事が普通の人よりも細かく鮮明に見えているんだなぁと伝わってくるものになっています。

 

実際に霜介が湖山先生のもとに通い、水墨画に触れ始めたところからも、ずっと面白いです。

水墨画は、自分と向き合うことが非常に大事な芸術だということもあって、霜介はとことん内なる自分と向き合うことになります。

本当にとことんです。

自分の過去の経験や、現在の大学生活、湖山先生の弟子の3人・千瑛(ちあき)、西濱さん、斉藤さんらの作品、湖山先生の口から出る教えの言葉の真の意味など。

霜介は、あらゆる事象を、これでも足りないか? というくらい突き詰めて考えて、考えて、何か掴みかけては筆にのせて表していきます。

あぁでもない、こうでもない、と悩んでいる時間が長かったかと思えば、友人や兄弟子姉弟子、先生の言葉や振る舞いが急に頭の中で繋がって前に進んだりもします。

そうして試行錯誤していく過程が長く描かれますが、全く退屈しませんでした。

霜介はおそらく時間も忘れて、ひたすら描いては考え、また描いては考え、を無意識に近いくらいの集中力でやっていたんだと思います。

そういう、夢中と全力の先に見えてくるものが確かにあって、それが作品に徐々に載ってくるようになります。

こういったものから出てくる霜介の行動や考え、作品に対して美しさや尊さみたいなものを感じます。

兄弟子、姉弟子、湖山先生も、霜介に期待したり、描いて見せることで託したりします。

どこがどういうふうにと言語化するのが非常に難しいのですが、関係性が素敵で感動します。

 

水墨画と向き合うことで、両親を亡くして無気力になっていた霜介が少しずつ外の世界に目を向けて、生きる意味を取り戻していく流れも凄く良かったです。

救われる思いすらありました。

人生、何でもいいので何か夢中になって取り組めるものや、好きで好きで仕方ないものがあってくれると、生きる原動力になりますし、充実感を覚えますよね?

霜介にとっては、それが水墨画だったわけです。

真っ白になって気持ちが揺れ動くことのない、意志が非常に少ない状態だった霜介が、徐々に内なるエネルギーみたいなものを取り戻してくれて、嬉しかったです。

霜介ほど真剣ではないものの、私も生きる上で好きなものや大切にしているものがあるので、共感できる部分でした。

 

最後は、霜介の頑張りに少し光が当たるような終わり方になっていて、読後感も素晴らしかったです!

頑張った人は報われて欲しい、という私の気持ちが物語に届いたみたいで、幸せすら覚えましたよ。

最初から最後まで全部面白くて、もう感謝です!

よくぞ、こんなにも素晴らしい物語を生み出してくれました!!

最高の読書時間の1つでした。

心の底からオススメできる素晴らしい作品です!

 

試し読みはこちら。

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000353087/trial/reader?cid=5320ba8e74bb20990fc776433454fa5d497c62ef8db24a26a486f9bea8236108

 

コミカライズ

pocket.shonenmagazine.com

本作はマンガになっています。

漫画を担当するのは堀内厚徳さん。

試し読みをしてみたところ、湖山先生に思っていたよりもさらに柔らかい印象を受けました。

千瑛の凛々しい感じはイメージ通り。

霜介は想像よりもイケメンに思えました笑

 

まとめ

砥上裕將さんの 線は、僕を描く を読んだ感想、レビュー記事でした。

上では紹介しきれませんでしたが、湖山先生の

「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」

という言葉も胸に強く残りました。

何かを始めて見たい人の背中を押してくれて勇気をくれる素敵なものですよね。

 

巻末の解説を読むと、作者の砥上さんは個展を開くほどの水墨画家でもあると知って、なんか納得しました。

そうじゃないと、ここまで詳しく深い部分まで書けませんよ。

圧倒されました。

本当に面白かったです。

これほどの物語に出会えたことに喜びと感謝です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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それでは今日はこの辺で。

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