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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!
双葉社から発売されている小説
著者:降田天 さん
少女マクベス
を読みました。
読書メーター2024年6月4日から7月4日読みたい単行本ランキング1位に輝いた本作。
ずっと読みたいと思っていたら会社の先輩が買ったらしく、貸してもらえました!
正直、相当面白いです!
感想、レビューを書いていきます。
いつも通り個人的な評価です。
謎解きのネタバレには注意しながら書きます。
ではいきましょう。
少女マクベス
内容紹介 ストーリー あらすじ
「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか?
演劇女子学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。同学年には同じく劇作家志望で、学内一の天才と謳われる設楽了がいた。了は俳優の能力を引き出し、観客を魅了する舞台を作り上げる卓越した才能をもっていた。了の手がける舞台に上がりたい、了に認められたいと俳優志望の生徒達はこぞって渇望する。次第に周囲から「神」とまで崇められた了は、横暴な振る舞いをしても良い舞台を作るためだと許された。しかしそんな了は突然、自分の手がける演劇の上演中に舞台から転落死する。不幸な事故だと片づけられたが、翌年の春に入学してきた新入生・藤代貴水は全校生徒の前で高らかに宣言した。「わたしは、設楽了の死の真相を調べに来ました」——さやかは貴水に巻き込まれる形で、了と生前の関わりのあった生徒を調べることになり・・・・・・演劇を愛する生徒達が内に潜んだ「殺人者」を暴き出す、眩く鮮烈な学園ミステリー!
引用元
https://www.futabasha.co.jp/book/97845752474800000000
感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと95点!!
めちゃめちゃ面白いです!!
舞台は演劇学校。
主人公は劇作家志望の高校生の結城さやか。
同学年には同じく劇作家志望で、誰もが認める天才設楽了(したらりょう)がいた。
面白い脚本を書き、役者の魅力を引き出すことにも長けた了は、生徒から崇められていた。
しかし、了は自分が手掛ける作品の上演中に、舞台の奈落に落ちて亡くなってしまう。
警察も調査したが、事故として処理されることに。
謎は残るものの時間は流れるかに思われた。
ところが、新入生の藤代貴水(ふじしろたかみ)が「了の事件を調べに来た」と宣言したことで物語は動き始める……。
さやかは貴水に振り回されながら、半ば強引に調査をしていくことになる……という流れ。
最初の方にも書きましたが、めちゃくちゃ面白かったです。
2024年に読んだ本の中でも間違いなく上位にランクインしてくる面白さ。
演劇学校という一般生活を過ごす中で触れることのない舞台、それぞれの夢に向かって努力する生徒たちの努力、自分と他人を比べて落ち込んだり嫉妬したりしてしまう思春期らしい感情、才能に振り回される先生や生徒の様子、終盤の目を引き付けて離さない見事な謎解きシーン。
どれもこれも私に刺さりまくりました。
もちろんキャラクタも魅力的です。
圧倒的な才能を持っていて、亡くなってからもそのカリスマ性を学校に残す了。
了の才能を認めつつも、いつか勝ってやるという意志を持ち続けているさやか。
了の舞台で魔女役を務めた3人の魅力的な役者の氷菜、綾乃、綺羅。
大物俳優の娘で実力派の氷菜、規律を重んじる優等生の綾乃、人の目を引く美少女の綺羅。
長身でストレートな物言いをする貴水、などなど。
彼女ら以外にも魅力的な人物が登場します。
了が亡くなった件の真相を調べていく中で、了を取り巻くいびつな人間関係が見えてきたり、関係者のバックボーンが明かされてきたり、秘密にしておきたかったことが暴かれたりしていきます。
このあたりを読んでいるときは、感情的に少しシンドイ部分もありました。
努力ではうまらない才能の差を目の当たりにして、もがき苦しむ人もいれば、あきらめる人もいたり、別の道を探す人もいたり。
他にも、人それぞれ隠しておきたいものがあったり、そういう感じです。
でも面白いのでグイグイ読ませてくれます。
また、中盤から後半にかけて、さやかに困難が降り注ぎます。
詳細は伏せますが、とある案件で誰かに陥れられ、周囲には疑われ、時には物理的な攻撃を受けたりもしていました。
降田さんの文章がすごくて、物語の世界に没入していたこともあって、このあたりも読んでいて精神が疲弊しました。
メンタルが好調な時に読むことをオススメします。
とはいえ、仲間がいないわけじゃないので、そこは安心してください。
そんな状況でも調査を続けていき、いよいよ謎解きの時間がやってくるわけです。
これがもう演劇学校、役者、舞台人といった要素をフル活用したものになっていて、圧倒されました。
ページをめくる手が止まらないとはこのことか、と思うほど集中して読んでいました。
読ませる力というか、物語に引き付けて離さない力というか、そういうものをひしひしと感じるものになっていてたまらなかったです!
私の語彙力では本作の素晴らしさを的確に伝えられていない気がして、悔しさすら覚えます!
それくらい良かったんです!
是非とも多くの方に読んでいただきたい!
全体を通して読んで思ったのは
「圧倒的な才能は、他の人を歪ませる」
「他人と比較して自分を見失うこともある」
「その人にとって何が原動力になるかはそれぞれ違う」
ということでした。
どれも頭では理解していても、気持ちの部分で制御するのが難しいなぁと思います。
試し読みはこちら。
お願いですから1回試してみてください!
作品紹介YouTube動画
あらすじや魅力をコンパクトに紹介する動画も作ってみました。
良かったら見てみてください。
降田天さん関連作品 感想 レビュー記事リンク

当ブログで書いている降田天さん関連作品の感想記事リンクです。
一緒に見ていってください!
小説の神様 わたしたちの物語 感想 レビュー
相沢沙呼さんが手掛ける「小説の神様」シリーズのアンソロジー。
降田天さんは「イカロス」というエピソードで参加されています。
小説を書いている地味な女子高生と、転校してきた派手な女子高生が、ひょんなことから関わり始める……というお話。
アンソロの中でも特に好きだったお話の1つです!
まとめ

降田天さんの「少女マクベス」を読んだ感想、レビュー記事でした。
とにかく私の好みど真ん中でした!
こんなに面白い物語を楽しめて幸せでした。
少女たちによる青春小説、気になった方は直ぐに試し読みをしてみてください。
本の内容を音声で楽しむAudibleにもありますので、文章を読むのが大変な方はそちらもどうぞ!
注意点を1点あげるとするなら、本格ミステリーとか、かっちりとしたトリックとかロジックみたいなものを期待して読むタイプの作品ではないということです。
物語を楽しみましょう!
ご覧いただきありがとうございました!
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モチベーションアップになりますので、よろしければお願いします!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!



















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