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ようこそシュガーのファンタイムへ。
ハルキ文庫から発売されている
著者:今村翔吾 さん
ひゃっか!
を読みました。
全国高校生花いけバトルを題材にした青春小説。
すごく面白かったです。
この記事では「ひゃっか!」の内容紹介や、読んだ感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれる可能性があります。
では行きましょう。
ひゃっか!
内容紹介 ストーリー あらすじ
「全国高校生花いけバトル」。即興で花をいける、5分の勝負。二人一組でエントリー。花をいける所作も審査対象。──高校二年生の大塚春乃はこの大会に惹かれ、出場を目指していた。だが生け花は高校生にとって敷居が高く、パートナーが見つからない。そんな春乃の前に現れた転校生・山城貴音。大衆演劇の役者だという彼は、生け花の素養もあると聞き……。高校生たちの花にかける純粋な思いが煌めく、極上の青春小説。
引用元
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7103
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
2人1組のペアを組んで出場する全国高校生花いけバトルを題材にした青春小説。
花いけバトルと言うのは、ステージ上で花を活けて、その評価を観客にしてもらうという競技です。
メインキャラクタの1人目大塚春乃(おおつかはるの)は、華道同好会唯一の会員。
祖母が花屋だった影響もあり、花を好きになります。
大会に出たいと相棒を探すも、なかなかいい返事がもらえません。
そこで、転校生の山城貴音(やましろたかね)に声をかけます。
貴音はなにやら働いているらしく最初は断られますが、勉強を見てあげるという条件付きでチームハルノオトを結成します。
ハルノオトは、大会優勝を目指していくことになります。
めちゃめちゃ青春感たっぷりで好みでした。
青春のキラキラした爽やかなところ、恋愛っぽいところなどが味わえます。
ちょっと苦いところもありましたけど……。
花いけバトルという競技を知らなかった私でも、グイグイ読ませてくれる内容になっています。
文章が読みやすいですし、テンポ感も良くて読書がスムーズに進みました。
ネタバレ回避のために直接的な表現は控えますが、ステージの上で花を生けるのに、貴音の仕事が非常に役立っていて、読むのが楽しかったです。
貴音がステージ上で喋り出したり行動したりすると、観客の空気が貴音の味方になっていく様子が伝わって来てワクワクしました。
場慣れ感がすごかったです。
男女のペアは珍しいらしく、出場者からは奇異の目を向けられたりもしていました。
でもそんな人たちも、春乃の作品と貴音のステージ上での振る舞いを見てからは態度を改めて認めていたので良かったです。
1つの同じ競技に情熱を注ぐ者同士、通じ合うものがあるんだなぁと嬉しい気持ちになりました。
青春まさにこれのことなり。
学校生活の中であまりよろしくないトラブルが発生して、貴音が大会に出場できなくなりそうな展開もあって「嘘でしょ?!」と思いながら読み進めるところもありました。
ここで格好良かったのが貴音の父親。
親ってやっぱりすごいなぁと感心させられました。
子供の信じて守し、子供の幸せを1番に考えているんだなぁと。
時には厳しく接するし、大事な時には背中を押してあげる。
格好いい大人ですよ本当に。
最後は「こうなりましたか」という終わり方でしたねー。
真っ直ぐな思いとキラキラした青春で感動させてくれる素敵な作品でした。
運動部の熱い青春モノはよく耳にしますが、文化部にもあるんですよ!
そういうものをお探しの方、おすすめです!
花いけバトル 実際の映像
hanaikebattle officialチャンネルに、第4回高校生花いけバトル全国選抜大会の動画があったので紹介します。
かなり大きな作品を手がけていて驚きです。
まとめ
ハルキ文庫の「ひゃっか!」を読んだ感想、レビュー記事でした。
少女漫画で熱い青春モノをやった、みたいな雰囲気の小説だと私は感じました。
恋愛の部分ももう少したくさんあってもよかったかも……とか思いつつ、綺麗に終わっているのでスッキリもしています。
エンタメ性の高い小説が好きな方、オススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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モチベーションアップになります。
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!