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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!
宝島社文庫から発売されている小説
著者:喜多南 さん
八月のリピート 僕は何度でもあの曲を弾く
を読みました。
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り私の個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれますのでご注意ください。
喜多南 八月のリピート
八月のリピート 内容紹介 ストーリー あらすじ
高校三年生の八月。北沢鳴海は、自ら「最後のチャンス」と位置づけたピアノコンクール予選に落選した。自分の才能の限界を痛感しながら、それでも諦められない彼は、コンクールの前まで「時間を巻き戻す」能力を使うことを決意する。時間を戻すために必要なトリガーは、かつて才能の差を見せつけられた相手――音楽の神に愛された少女、神崎杏子と会うことだった……。何度も繰り返される夏の日の果てに待つ、驚きの結末とは――?
内容紹介文は宝島社HPより引用
https://tkj.jp/book/?cd=TD287182
八月のリピート 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと80点!
主人公は北沢鳴海(きたざわなるみ)。
ピアノコンクールに出場するも予選で落選してしまう。
鳴海は、ヒロインの神崎杏子(かんざききょうこ)に会うことで時間が戻ることに気が付いて、何度もコンクールの前に戻っては挑戦を繰り返していました。
ループする中で少しずつ起きる出来事が変わって行って、思いもしない真相が明らかになる……というお話でした。
読後感が爽やかな青春もので結構良かったです。
1番の仕掛けは絶対ネタバレできないので触れないようにします。
ピアニストの鳴海と杏子がメインキャラクタということで、クラシックの曲が何曲か登場します。
クラシックは詳しくありませんが好みではあるので、なんだか優雅な気持ちになりながら読める部分がありました。
ピアノコンクールと言えば恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を思い出します。
本作はコンクールが本題では無いので内容は違いますけどね。
あれは名作でした。
ループを繰り返す中で、人に恋をしたり、人の才能に嫉妬したり、自分の置かれている立場に苦悩したりする鳴海や杏子の様子に、共感したり少し苦しい思いをしたりもしました。
自分の思い通りにならない時って気持ちがふさぎ込んでしまったり現実逃避したくなったりしますよね。
そこからどうやって這い上がって行けるかが大事だと思いながら私は人生を生きています。
話がずれたので戻ります。
ループを繰り返す中で杏子に良くないことが起きてしまいます。
詳細は伏せますが、それを何とか解決しようと必死に行動する鳴海の姿が見られたのは良かったです。
頑張ってましたよ鳴海。
頭も使っていましたし行動も起こしていて格好良かった。
最後はハッピーエンドで安心。
コンクールのシーンが輝いていて感動しました。
楽器の演奏とか歌とかって、演奏家や歌手の気持ちが音にのると私は考えています。
だからライブ、コンサートに行くのが好きなんですよね。
その時にしかない演奏を味わえたり、自分の心に何かが届いたりします。
鳴海の気持ちが杏子に届いてのハッピーエンドでした。
安心しましたし爽やかでキラキラしたエンディング。
読後感良し!
文章もシンプルで読みやすくて良かったです。
ページ数もそんなに多くないのでサラリと読めると思います。
夏に読んだりするといいかもしれませんね~。
試し読みはコチラです。
https://tkj.jp/read/index/bookcode/TD287182/maxpage/16/pagedir/2
まとめ
宝島社文庫の「八月のリピート 僕は何度でもあの曲を弾く」を読んだ感想、レビュー記事でした。
最近音楽がテーマになった物語を読むのにハマっているので手に取りました。
熱い感じとかしびれる感じではありませんが、キラキラしていたり感動出来たり爽やかだったりで、これはこれで良かったです。
青春とタイムリープが好きな方におすすめ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
参考になったり面白かったりしたら、読者登録やコメント、SNSでの共有などよろしくお願いします!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!