ようこそ、シュガーです。
今回も小説の感想を書いていきます。
読んだ作品はコチラ!
円居挽さんの「京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ」
面白かったです!
では、内容紹介と感想に行ってみましょう!
京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
京都なぞとき四季報 内容紹介
学生生活×恋×謎解き。古都の風景の中綴られる「京都あるある」ミステリ。
京都の大学の散歩サークル「加茂川乱歩」の遠近倫人の周りには、つねに謎が寄ってくる。同じサークルの謎解きが大好きな理系女子・青河幸の気を惹くため、奮闘するも、目の前の謎は手強いものばかり。
内容紹介引用元:角川文庫ホームページ
URL:https://www.kadokawa.co.jp/product/321706000414/
京都なぞとき四季報 感想
日常の謎を扱ったミステリー。
短編連絡形式で読みやすく面白かったです。
この作品は、どうやら単行本で「クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ」というタイトルで発売されたものの文庫化のようです。
単行本が欲しい方は、「クローバー・リーフをもう一杯」で検索してもらい、
文庫版が欲しい方は「京都謎解き四季報」で検索してもらえればいいのかと思います。
さて内容。
主人公は大学生の遠近倫人(とおちかりんと)。
凄い名前ですね笑
遠近は京都市内を歩き回る活動をしているサークル「賀茂川乱歩」に所属しています。
そのサークルには倫人が好意を寄せる青河幸(あおかさち)という謎解き大好き理系女子がいて、倫人は幸の気をひくために謎解きに挑むのですが、なかなかうまくいかず……。
そんな時に「3号館」という名前の、相談事を何でも解決してくれるバーの存在を知り、そこから話が進んでいくというもの。
私は大学に通っていないので、大学の雰囲気ってこんな感じなんだろうか? と思いながら読んでいました。
大学だったりサークルだったり、倫人と幸の関係だったり、友達の雰囲気だったりを読んでいると、ライトノベルの超傑作の1つである「とらドラ!」を思い出しました。
青春あり、恋愛あり!
とらドラ!では恋愛面がメインテーマのように思えますが、この作品では謎解きと恋愛と青春感がバランスよく味わえて非常に好みでした!
悩み事が解決するバー「3号館」では、お酒を飲みながらバーの店主とお客さんが会話をしていく間に、店主である蒼馬美希が知恵を貸してくれたり、お客さん自身がひらめいたりします。
バーで出てくるお酒の説明が詳しくされるのですが、私はお酒を一切飲まないですし炭酸も飲めないので、その部分については全然ついて行けません笑
でも全く問題ありません!
その場の雰囲気は読み取れますし、スラスラと状況が頭に流れ込んでくるので大丈夫!
流石プロの作家は文章がうまいですね~!
ミステリー要素の部分については、ライトなものから結構重ためなものまでそろっていて、読んでいて飽きることがありません。
主人公たちの学生生活や恋愛面や青春感を味わう中に、なぞ解きの要素がうまく溶け込んでいるなぁ~と感心しながら読みました。
違和感がないんですよね。
私的には2本目の「ジュリエットには早すぎる」が1番面白かったですね~。
どれも面白かったのですが、この「ジュリエットには早すぎる」は、学生時代の若々しさやまっすぐさを感じる恋愛のお話が読めるので好きでした。
男同士の爽やかな友情も、男女の恋愛未満から恋愛に発展するまでの甘酸っぱさも、すべてが好みでした。
その他のお話も青春感とミステリィ要素を上手く絡めて作られているので、ワクワクしながら読むことができました。
ライトめな青春ミステリーを読みたい方にはおすすめです!
米澤穂信さんの「古典部シリーズ」、相沢沙呼さんの「酉乃初の事件簿シリーズ」、似鳥鶏さんの「市立高校シリーズ」などが好きな方は楽しめると思います!
読んでほしい!
ちょっと脱線。
私はこの作品で初めて円居挽さんの小説を読んだのですが、円居さんは確かスマートフォン向けアプリゲーム「Fate/Grand Order」のイベントでシナリオを担当されていたので、実はそこで1度読んでいるといえば読んでいます。
この記事を書くために調べていたら、イベントシナリオが、なんと円居さんの手によってノベライズされているじゃありませんか!
格好いいですね!
このイベントシナリオは視覚を巧みに利用したものだったはずなのですが、それをノベライズでどうやって表現しているんでしょう?
私、気になります!笑
京都なぞとき四季報 シリーズ続刊について
この京都なぞとき四季報シリーズは、続きが出ています!
続刊のタイトルは「京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道」です。
第1巻が面白かったので、続刊も是非とも読もうという気持ちになっています。
ただ、何度も言うように世の中に面白い小説がありすぎて時間が足りていません!(嬉しい悲鳴)
でもいつか絶対読みます!
もし読んだら感想を書こうと思います!
気になった方がいるかもしれないので、商品紹介のリンクを貼っておきます。
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まとめ
円居挽さんが書いている日常の謎と青春感を楽しめる「京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ」の感想を書いてみました。
私の好きな要素だけで作られているような気さえするほど面白かったです。
読んだことがある人がいたら感想を聞かせてほしいです。
読んだことがない人で、日常の謎や、学生の青春感や甘酸っぱい恋愛を楽しみたい人は是非ともお手に取っていただきたい!
面白いですよ!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ! またねっ!