ようこそ、シュガーです。
宝島社から出ているミステリー小説
著者:小西マサテル さん
名探偵じゃなくても
を読みました。
第21回このミステリーがすごい!大賞 大賞受賞作「名探偵のままでいて」の続編!
面白かったです。
さっそく感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少ネタバレがあるかもしれません。
では行きましょう。
名探偵じゃなくても
内容紹介 ストーリー あらすじ
クリスマス直前、居酒屋で“サンタクロース消失事件”について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという――。“連続自殺未遂事件”や“泣いている死体”など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。
内容紹介文は宝島CHANNELより引用
https://tkj.jp/book/?cd=TD048776
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと80点。
レビー小体型認知症という症状を持った老人が、安楽椅子探偵となって謎を解いて行くミステリー第2弾。
メインキャラクタは前巻から続投の楓、楓の祖父、楓の同僚の岩田、友人の四季くらいです。
連続殺人未遂事件や、泣いている死体などの謎を短編連作方式で解決していく流れ。
構成としては1巻の頃と同じですね。
若干ご都合主義と思われかねない部分もあったりしますが、面白いので問題なし!
映画や舞台、名作ミステリーなどが引き合いに出される謎解きは、その作品を知らなくても読んでいて楽しいです。
謎解きと並行して、楓の恋心的なものが岩田と四季の間で揺れ動く恋愛チックな物語も読めました。
この恋の部分が1巻よりも多くなったという印象。
四季→楓←岩田、という構図です。
楓は過去に男性関係でトラウマになる出来事を経験しています。
四季も岩田もそれを知っているので、楓の気持ちを尊重して待ってくれているという優しさ。
私の目には体育会系の岩田も、芸術系の四季も、どちらも魅力的に見えますが、恋模様はどうなっていくのでしょうか?
あと、タイトルを見て若干嫌な感じもしていましたが、おじいちゃんの認知症が少しずつ悪くなっているようです。
まだ冴えた推理を見せてくれるものの、調子が悪そうだったり、ぼーっとする場面が増えて来たり、幻を幻だと認識できなくなって来たりしている感じがして辛い気持ちになります。
いつまでも名探偵でいて欲しい。
楓は、おじいちゃんが自分のことを分からなくなる時が来るかもしれないと考えることもあるでしょう。
それはとても寂しくて辛いことですよね。
いつか訪れてしまうその時が可能な限り後ろになることを祈っています。
シリーズ感想記事リンク
当ブログで書いている本シリーズの感想、レビュー記事まとめです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
名探偵のままでいて 感想 レビュー
名探偵じゃなくても 感想 レビュー
まとめ
小西マサテルさんの「名探偵じゃなくても」を読んだ感想、レビュー記事でした。
恋愛要素多めになっていたように感じました。
危機からの流れで、終盤は焦るような展開があってヒリヒリしながら読みました。
楓が幸せになれることを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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いつもスターをくれる方々、ありがとうございます!
モチベーションあがります!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!