ようこそ、シュガーです。
幻冬舎文庫から発売されている
探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて
を読み終わりました。
著者は東川篤哉さん。
嵐の櫻井翔さんと、女優の北川景子さんが主演でドラマ化もした「謎解きはディナーのあとで」の原作者でもあります。
東川さんの作品は数冊読んだことがあります。
ユーモアのある作風や表現が特徴です。
所謂ユーモアミステリという奴ですね。
このジャンルが好きな方にはオススメの注目の作家さんです。
では感想、評価行きましょう。
謎解きのネタバレは無いのでご安心を。
東川篤哉 探偵少女アリサの事件日 溝ノ口より愛をこめて
探偵少女アリサの事件日 溝ノ口より愛をこめて 内容紹介、ストーリー、あらすじ
誤発注で勤め先のスーパーをクビになり、地元でなんでも屋を始めた橘良太。依頼で訪れた豪邸で有名画家・篠宮の殺害事件に遭遇、殺人の濡れ衣を着せられてしまう。そんな大ピンチの良太の前に、ロリータ服に身を包み自ら探偵を名乗る美少女・綾羅木有紗が現れて……。探偵一家のお嬢様とヘタレ三十男が難事件に挑む、傑作ユーモアミステリー!
内容紹介文は幻冬舎ホームページより引用
URL:https://www.gentosha.co.jp/book/b10355.html
探偵少女アリサの事件日 溝ノ口より愛をこめて 感想、レビュー、評価
お気に入り度を100点満点で表すと80点。
オイルサーディンの缶詰の発注数24個を2千個と見間違えて発注し、1976個の過剰在庫を抱えたことが原因でバイトをクビになり、何でも屋を始めた橘良太(たちばなりょうた)が主人公。
良太は何でも屋の依頼で青いゴスロリ衣装の少女綾羅木有紗(あやらぎありさ)と出会います。
何故か良太の周りで起こる難事件の解決に、良太と有紗が挑んでいくというお話です。
面白かったです。
良太の1人称でお話が進んでいく短編連作になっていました。
頭があまりよくない31歳大人の良太と、頭が良い小学生の子供有紗のコンビが謎解きをしていく流れ。
コンビの雰囲気をざっくり言い表すと、名探偵コナンのコナンと小五郎のおっちゃん!
ポンコツの大人が知恵者の子供の力を借りて事件を解決する構図。
有紗は年齢のわりに知識が広く、頭の回転がよくて、見ようによっては少しませている感じを受ける人もいるかもしれません。
生意気というほどではありませんが、かわいらしくませているといった感じ。
ただ、有紗はコナン(=工藤新一)と違ってリアル小学生なので、子供らしい発言も飛び出しますし、容疑者を疑った発言をして大人に怒られて泣いたりもします。
そんな有紗に振り回されながら事件を追いかけ、犯人を捕まえていくわけです。
犯人を追い詰めたところで有紗のミサイルキックでトドメを刺すのが恒例になっているんですけど、これが面白くて好き。
子供の有紗の推理を聞き入れてくれる大人は少ないため、良太が有紗の推理を大人に伝える役目を果たすわけですが、有紗はそれが納得できなくて解決編ではいつもふくれっつらなのも面白くて良かったです。
「どこの世界に名探偵の推理を横取りするワトソンがいるの! 泥棒ワトソン!」みたいに言ってたりして、有紗本人からすれば重要なことでしょうけど、読んでいる私からしたら面白おかしくて、微笑ましかったりもして和む。
登場人物の掛け合いが楽しいユーモアミステリでした。
雑談ですが、サブタイトル「溝ノ口より愛をこめて」は、ジョン・トラボルタが主演のアクション映画「パリより愛をこめて」のオマージュだったりするのでしょうか?
あの映画名作ですからね。
今度また見ようかな。
まとめ
幻冬舎文庫から発売されているミステリー小説 探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて を読んだ感想、評価記事でした。
短編連作形式であることや、登場人物の掛け合いが楽しいことでスラスラと読み進められました。
面白かったです。
ユーモアミステリを読みたい方、おすすめです。
探偵少女アリサの事件簿シリーズは現在3巻まで発売されています。
文庫化されているのは2巻まで。
いつか続きを読みたいと思います。
また、本作はコミカライズもされているので、漫画の方が好きという方はそちらでも楽しめますb
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ! またねっ!
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