シュガーのファンタイム

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ミリは猫の瞳のなかに住んでいる 感想 レビュー 著者:四季大雅 イラスト:一色 ライトノベル 電撃文庫 PR

 

ようこそ、シュガーです。

電撃文庫から発売されているライトノベル

著者:四季大雅 さん

イラスト:一色 さん

ミリは猫の瞳のなかに住んでいる 

を読みました。

第29回電撃小説大賞金賞受賞作のSF×ミステリー×ボーイミーツガール。

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

ネタバレに配慮して書くつもりですが、何かあるかもしれませんのでご注意ください。

ではいきましょう。

 

 

ミリは猫の瞳のなかに住んでいる

内容紹介 ストーリー あらすじ

瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一(かみすきよういち)。退屈な大学生活の最中、彼は野良猫の瞳を通じて、未来視の能力を持つ少女・柚葉美里(ゆずのはみり)と出会う。
 猫の瞳越しに過去の世界と会話が成立することに驚くのもつかの間、『ミリ』が告げたのは衝撃的な『未来の話』。

「これから『よーくん』の周りで連続殺人事件が起きるの。だから『探偵』になって運命を変えて」
 調査の過程で絆を深める二人。ミリに直接会いたいと願う窈一だったが……
「そっちの時間だと、わたしは、もう――」

 死者からの手紙、大学の演劇部内で起こる連続殺人、ミリの言葉の真相──そして、嘘。
 過去と未来と現在、真実と虚構が猫の瞳を通じて交錯する、新感覚ボーイミーツガール!

出典:https://dengekibunko.jp/special/milihaneco/

 

電撃小説大賞《金賞》受賞作『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』PV

www.youtube.com

電撃文庫YouTubeチャンネルにPVがあるので紹介します。

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと90点!!

 

なんだかすごいものを読んだという気になりました。

正直、すべてを理解できているかというと断言はできないのですが、面白かったのは間違いないです。

 

主人公は紙透窈一(かみすきよういち)

瞳をのぞき込むことで過去を読み取る力を持つ大学生。

彼は猫のサブローの瞳を通じて、未来視の能力を持つ少女柚葉美里(ゆずのはみり)と出会います。

ミリから「連続殺人が起こる」と聞かされた窈一は、調査していく……という導入。

 

今まで数多くのライトノベルを読んできました。

その中でも特に読解力が要求される作品だと思いました。

私の感覚では、サラッと読んでいけるタイプの作品ではありません。

人間関係と時系列、今の状況などを頭の中でしっかりと整理しながら読んでいく必要があります。

そうしないと、これどういうこと? となってしまうと思います。

洋画で言うとクリストファー・ノーラン監督の作品っぽいです。

インセプションインターステラーみたいな複雑さを持っています。

今、本作に興味を持っている方は、これを知った上でじっくり読んで欲しいです。

 

SFに演劇にミステリー、恋愛と、物語を構成する要素が多くなっているので、情報量がすごいです。

でもダラダラした感じは受けないから凄い。

作者の四季大雅さんは、文学や演劇の知識が豊富なのか、色々な作品が作中に登場します。

私は文学作品に明るくないですし、舞台もあまり見ないので、そのあたりはからっきしでした。

それでもグングン読ませるだけの魅力とパワーがある文章になっていて、夢中になって読みました。

窈一が演劇に触れて感動する場面なんて、読んでいる私まで感動してふるえましたよ。

臨場感がすごい。

 

ミステリーの存在は物語に緊張感を与えていました。

詳細はネタバレになるので書きませんが。

終盤の犯人を追い詰める展開には驚かされました。

全く想像していませんでした。

見事に騙されて、もはや気持ちいくらいです。

そして、その後にもさらにビックリすることがあって2度もあっと言わされました。

よく考えて書かれているなぁ~と感心しきり。

プロの作家はやっぱりすごいですね。

こういう体験をさせてくれる作品があるから、小説を読むのが好きなんですよね~。

ありがたい。

 

要素が多くて脳内で処理するのが大変ですし、結構複雑なのもあって完全に読む人を選ぶタイプの作品ですが、私は好きでした。

 

買う前に試し読みを推奨します。

コチラからどうぞ。

ブックウォーカーです。

https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/18/viewer.html?cid=84d9048f-563d-40d6-b0ee-34f44b15f491&cty=0&adpcnt=GDPL5fFl

 

まとめ

電撃文庫の「ミリは猫の瞳のなかに住んでいる」を読んだ感想、レビュー記事でした。

こういうタイプの作品が電撃文庫で受賞するフェーズに入ってきたんだなぁ~と新鮮というか意外?な気持ちです。

私の激推しファンタジー竜殺しのブリュンヒルドシリーズも電撃文庫っぽくないなぁ~と思いながら読んでいましたが、本作はそれ以上です。

ガガガ文庫とか創元SFとかから出ていても違和感がない感じがします。

集英社オレンジ文庫螺旋時空のラビリンスが好きな方にはオススメ!

気になった方、是非ともご一読ください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

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