ようこそ、シュガーです。
宝島社文庫から発売されているミステリー小説
著者:佐藤青南 さん
ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻
を読みました。
2018年には「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」として栗山千明さん主演でドラマ化もされたシリーズの最新刊!
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつもどおり個人的な評価です。
では行きましょう!
ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻
内容紹介 ストーリー あらすじ
“エンマ様”が見破った「動機の噓」、そこに隠されていた真実とは?
どんでん返しに次ぐどんでん返し!
累計75万部突破! 大人気シリーズ待望の最新刊です。
人気カップルYouTuberとストーカー、犯行時の記憶を失ったカリスマホスト、天才子役の母親の転落死……。
相手のしぐさから噓を見破る敏腕美人刑事・楯岡絵麻が、お馴染みの捜査一課のメンバーとともに数々の難事件に挑む!
内容紹介文は宝島社HPより引用
https://tkj.jp/book/?cd=TD041425&p_bn=yoyaku
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
行動心理のスペシャリスト楯岡絵麻(たておかえま)が、その観察力と知識で容疑者の嘘を見破って事件を解決していくシリーズの10巻目!
「ホワイ・ダニット」は、ミステリーのジャンルの1つで、何故犯行を行ったのか? を問うタイプのミステリーです。
シリーズ10巻目となる本作は、タイトルのとおり事件の動機を探っていくお話が4本収録されていました。
カップルユーチューバー、カリスマホスト、天才子役など色々な登場人物や題材が扱われていました。
カップルユーチューバーの登場したのはビックリしました。
著者の佐藤さんがおいくつなのか知りませんが、内面が非常に若いなぁと思ったりしました。
どのお話も絵麻の洞察力が光っていて、グングン先を読ませてくれました。
事件の動機については、理解できるものもあれば理解できないものもあって、人間千差万別だなぁと思いました。
私が1番面白いと感じたのは天才子役のお話でした。
大人の中で生きるために無理して大人になってしまった天才子役が幸せなのかどうか……。
絵麻が事件調査の中で感情移入する珍しい姿を見せていたのが意外で新鮮でした。
この作品はメインの人物である絵麻が、自分の能力を遺憾無く発揮する取り調べのシーンが魅力です。
わずかなマイクロジェスチャー、なだめ行動を見逃さず、そこを手掛かりに真実へ近づいて行く流れは何度読んでもたまらない面白さがあります。
海外ドラマの「ライ・トゥ・ミー 」が好きな方には全力でオススメできます。
また、楯岡絵麻シリーズは文章がめちゃくちゃ読みやすいのも魅力です。
難しい言葉もあまり使われておらず、過度な装飾語も無く、かといって説明不足感も全く感じませんし、文章のリズム感?もよくて、サクサク読み進められます。
相当文章が上手い作家さんだなぁと、いつも感心しながら楽しませてもらっています。
あとは、10巻も呼んでくるとサブキャラクタたちもしっかりと味を出してきますね。
昔ながらの足を使った調査が得意で絵麻のことをライバル視している筒井が良い感じでした。
絵麻に上手くあしらわれて調査に駆り出されれることもあれば、ここぞという時に頼もしい言葉を口にしてくれたりもします。
シリーズ序盤を読んでいる頃は筒井のことを苦手に思っていたのですが、段々と馴染んで来ました。
今となっては絵麻と筒井の口喧嘩を楽しく読んでいる自分がいます笑
終盤、絵麻とバディを組んでいる西野の周りに不穏な空気が流れていて、なんだか胸騒ぎがするような読後感でした。
絵麻の因縁の相手で今は拘置所に身を置く「楠木ゆかり」が、塀の中から事件を起こしているらしいのです。
こういうのを読むと、洋画のハンニバルを思い出しますね。
レクター博士に操られて犯罪を犯す、みたいなことでしたもんね。
西野と恋人に災難が訪れないことを祈っておきます。
まとめ
宝島社文庫の「ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻」を読んだ感想、レビュー記事でした。
綺麗な文章と魅力的なストーリーにより、あっという間に読み終わりました。
最近のトレンドも抑えたお話なんかもあって、面白かったです。
楯岡絵麻シリーズとても面白いので、たくさんの人に読んでほしいです!
1巻は「サイレント・ヴォイス」です!
是非とも読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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モチベーションアップになります。
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!