シュガーのファンタイム

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ユア・フォルマ V (5) 電索官エチカと閉ざされた研究都市 感想、レビュー 著者:菊石まれほ / イラスト:野崎つばた 電撃文庫 ライトノベル

ようこそ、シュガーです。

電撃文庫ライトノベル

著者:菊石まれほ さん

イラスト:野崎つばた さん 

ユア・フォルマ V (5) 電索官エチカと閉ざされた研究都市

を読みました。

第27回電撃小説大賞《大賞》受賞作品のシリーズ第5弾!

内容紹介や感想、レビューを書いていきます。

いつも通り私の個人的な評価です。

ネタバレがありますのでご注意を。

 

 菊石まれほ 野崎つばた ユア・フォルマ V (5) 

ユア・フォルマ V (5)  内容紹介 ストーリー あらすじ

「秘密」を知る前にはもう戻れない。より巨大な闇に触れるシリーズ第5弾!

★第27回電撃小説大賞《大賞》受賞のSFクライムドラマ・第5弾★!
 ――いつか私の「秘密」が公になったとしても、どうかかばわないで下さい。
 敬愛規律の「秘密」を頑なに守るエチカと、彼女を共犯にしたくないハロルド。対話を避ける二人の溝は深まっていた。
 そんな中、解読が続けられていた謎のAI「トスティ」が、ドバイの技術研究都市「ファラージャ・アイランド」で開発された可能性が浮上する。所有者の人格を反映した分身アミクス「ego」が浸透する都市への潜入捜査は、その環境の特殊さから困難を極める。研究都市に住む天才少年・ユーヌスの協力もあり、徐々に真相に近づくエチカたちだが、同行していたビガの身に異変がおこって――。
 エチカとハロルドが出会ってから一年、彼らの長い冬が、また始まる。

内容紹介文は電撃文庫HPより引用

URL:https://dengekibunko.jp/product/yourforma/322207000034.html

 

ユア・フォルマ V (5)  感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと90点!!

 

ユアフォルマと呼ばれる糸状の情報端末を脳に埋め込むことが主流となった近未来が舞台のSFクライムサスペンス第5巻。

面白かったです。

 

エチカとハロルドは技術研究都市「ファラージャ・アイランド」へ調査に向かいます。

そこではペアリングアミクスと呼ばれる所有者の人格を反映させたアミクスが浸透していました。

エチカたちが謎のAI「トスティ」について調べていく中で、同僚のビガやフォーキンたちに異変が起きてしまいます。

この原因を調査していく中で、ペアリングアミクスやファラージャ・アイランドの真実が少しずつ明らかになってきて……というお話でした。

 

今回は事件の内容が私の好みど真ん中で、読んでいてヒリヒリできたりドキドキしたりして凄く良かったです。

ロボットに実際の人間の人格を搭載する実験がもたらすものは何なのか?

みたいな感じ。

洋画のSFを見ているような感覚で読書が進みました。

SFサスペンスやSFアクションが好きな方にはオススメ。

 

高度に発達した機械人間との境界線はどこにあるのか?

だったり、

人間に人格を与えられたロボットは生きていく中で自我を持つようになるのか?

だったり、

ロボットは感情を理解するようになるのか?

だったりを考えさせられます。

 

また、人間は何をもってそれが人間だと判断するのか?

ということも考えました。

アミクスのハロルドが見た目も発言も人間にしか思えないので、こういうことを考えるようになるんでしょうね。

 

少し話がそれました。

小説の話に戻ります。

前巻までで、エチカはハロルドが人間に危害を与えることができるアミクスであることを知りました。

ハロルドは今までそれを隠して来ましたが、エチカがハロルドに「知っている」と明かしたことで、2人は秘密を共有する仲になります。

ハロルドを守るために秘密を口外しないよう決意を固めるエチカ。

エチカと一緒にいると重荷になってしまうと考えて距離を取ろうとするハロルド。

そんな気持ちを抱えた2人がすれ違ってしまう様子は読んでいて胸が痛かったです。

どちらも相手のことを大事に思っているが故に起こっているというのが辛い。

2人の関係が変わっていく最中でも事件やトラブルは待ってくれず、ギクシャクしたまま捜査をしていかなければなりません。

更には仲間のビガやフォーキンに被害が出てしまって、エチカの精神にはダメージが相当あったと思います。

それでも頭と体を必死に動かして事件解決に尽力するのは偉い!

 

最後の最後、すれ違いが許容限度を超えてしまった2人が離ればなれになってしまったようなシーンで5巻は終わっていました。

お互いに不器用で本心をさらけ出せない性格だから起こってしまった別れの場面。

なんだかんだ言いつつも2人は良い相棒とか腐れ縁みたいな感じで長く一緒に捜査をしていって欲しいと思っていたのでショックです!

私が物語を追いかけている感じでは、お互いにお互いの存在を必要としていて、もっと言えば依存しているように見えていたので、ここからの2人の変化が悪い方向に行かないことを願っています。

 

面白かったのは間違いないですが、切なさや苦みのようなものもたくさんありました。

続刊を覚悟してまちます。

 

ユア・フォルマシリーズ感想記事リンク

当ブログで書いているユアフォルマシリーズの感想、レビュー記事リンクです。

一緒に見てもらえたら嬉しいです。

ユア・フォルマ I (1) 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

ユア・フォルマ II (2) 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

ユア・フォルマ III (3) 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

ユア・フォルマ IV (4) 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

電撃文庫ライトノベル「ユア・フォルマ V (5) 電索官エチカと閉ざされた研究都市」を読んだ感想、レビュー記事でした。

事件の内容や謎解き、扱われていた技術は非常に興味深くて面白く読めました。

エチカとハロルドの関係性については、ビターなところがいつもよりもさらに強く感じられて、何とも言えない気持ちにさせられました。

2人が一緒に過ごして幸せになれる時が来ることを祈っています。

 

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それでは今日はこの辺で。

バイバイッ!