ようこそ、シュガーです。
また面白い小説を読んだので紹介します。
今回はコチラ!
青崎有吾さんの「アンデッドガール・マーダーファルス」です!
面白かったです!
では内容紹介や感想行ってみましょう!
アンデッドガール・マーダーファルス
内容紹介、ストーリー、あらすじ
早くも漫画化決定!
不死身の吸血鬼は なぜ殺されたのか?
"鳥籠使い"――それは怪物事件専門の探偵。
吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。異形が蠢く十九世紀末のヨーロッパで、人類親和派の吸血鬼が、銀の杭に貫かれ惨殺された……!? 解決のために呼ばれたのは、人が忌避する"怪物事件"専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥籠を持つ男・真打津軽。彼らは残された手がかりや怪物故の特性から、推理を導き出す。謎に満ちた悪夢のような笑劇<ファルス>……ここに開幕!
内容紹介引用元:講談社タイガ公式ページ
URL:http://taiga.kodansha.co.jp/author/y-aosaki.html
感想、レビュー、評価
いつもの通り、周りの評価は一切気にしない、私の感想です!
お気に入り度は、100点満点で表すと85点くらい!
吸血鬼や妖怪といった、現代では"架空の存在"とされる怪物たちが存在する世界で起こる事件を専門に扱う探偵のお話です。
ミステリー。
オカルトミステリーともいうのでしょうか?
表現が難しい。
怪異事件専門の探偵ー通称鳥籠使い。
なんか、怪異専門の解決やと聞くと、化物語シリーズの忍野メメを思い出すのは私だけでしょうか?
あんまり関係ない話題でした笑
青崎さんの小説を読んだのは本作が初めてでしたが、非常に特徴的で癖のある登場人物、テンポのいい会話、ミステリーのトリック、そのどれもが面白くて、読んでいる時間がずっと楽しかったです。
登場人物の紹介を軽くしようと思います。
少しネタバレになってしまうのですが、ご勘弁を。
この登場人物設定が魅力的なので、是非とも知ってほしいのです。
この設定を知って、作品が気になってくれる方がいればいいなぁと思います。
探偵一行は東洋人3人組。
探偵役の輪堂鴉夜(りんどうあや)、助手の真打津軽(しんうちつがる)、そして鴉夜に仕えるメイドの馳井静句(はせいしずく)。
3人は一緒に行動しており、津軽は鳥籠を持ち運んでいます。
探偵役の鴉夜は、なんと生首なのです!
そして、津軽が持ち運ぶ鳥籠の中にいるという!
生首が探偵というこの布陣、面白過ぎる!
当然ですが、今までこんな探偵役には巡り合っていないので、最初は衝撃でしたよ!
鴉夜が何故生首なのか、津軽や静句との関係がどうなっているのかなどは読んでもらって知ってほしいので、登場人物の紹介はここまででいったんやめます。
ちょっと言及しすぎた気がしないでもない。
そんな奇妙な3人組の探偵たちが、吸血鬼を亡き者にした事件や、人造人間が関わっている密室事件などに遭遇し、怪物たちにロジックを当てはめて解決していくというお話。
最初の吸血鬼の事件で、本筋の事件の話を進めながらも、この世界の様子を教えてくれるので、全く違和感なく物語に入り込めました。
お話の流れも文章も上手い流石プロの作家!
また、鴉夜と津軽の軽快な会話のやり取りが凄く楽しいのも私には魅力でした。
軽口をたたき合ったり、冗談を言ったり、おふざけを入れたりして、その他の登場人物を置き去りにしたりしていて、おもしろおかしくてナイスでした!
一例をあげるとこんな感じです。
「ごくごく普通の瓶ですね。ガラスが埃で汚れてます」
「袖でこすってみろ」
「はいな……こすりました」
「汚れは落ちたか?」
「だらだら続く小噺みたいなもんです」
「なんだって?」
「一向に落ちません」
「いちいちうまいことを言わんでいい。……」
アンデッドガール・マーダーファルス 第1章 吸血鬼 69ページより引用
こういうやり取りが時々はさまれるので、クスッっと笑えて好きでした。
こんな感じの関係性な2人が好きなら、読んで楽しめるの間違いないです。
途中というかかなり終盤で、鴉夜と津軽は、ある同じ目的のために行動を共にしていることが明かされます。
これを読んでしまったら続きを読みたくなってしまうじゃないか!
ただでさえ面白い小説が世の中にありすぎて時間が足りないというのに!
(嬉しい叫び)
ということでシリーズの紹介。
現在アンデットガールシリーズは3巻まで発売されています。
Amazonのリンクで紹介。
現状私の手元には積読本が10冊くらいあるので、直ぐにというわけにはいかないと思いますが、必ず続きを読もうと思っています!
それくらい今回読んだ1巻が刺さったので。
おすすめです!
まとめ
青崎有吾さんのアンデットガール・マーダーファルスの内容紹介や読んだ感想、レビューを書いてみました。
面白かったです。
謎解きものでクセや特徴があるタイプの作品は大好きなので、もっと早く読めばよかったと思うくらいです。
読み終わってみると、タイトルがお話に凄くぴったりしっくりくるなぁという気持ちになりました。
Fall Out BoyというバンドのDance, Danceという曲が似合いそうな作品。
英語が分からないので歌詞の意味はよく分かりませんが、曲調がなんかそれっぽい気がする。
曲名からして歌詞の意味は作品と合ってない気はする……けども。
謎の形容ですみません笑
ちなみにコミカライズもされているので、内容は興味があるけど小説で読むのはちょっとしんどいかも……という方は、マンガの方でも楽しめますよ!
いかがでしょうか?
私はコミックの方は読んでいないので、内容がどうなのかは分かりませんが、小説が面白かったので面白いんだと思います。
それぞれ自分の得意な、好きな媒体で物語を楽しめる良い時代になりましたね笑
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ! またねっ!