シュガーのファンタイム

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著者:松岡圭祐 ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論II 感想、レビュー 小説 角川文庫

ようこそ、シュガーです。

著者:松岡圭祐 ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論II

を読み終わったので感想を書いていきます。

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内容紹介やシリーズ紹介、私の独断に基づく評価などを書いていきます。

 

 

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論II

新人作家・杉浦李奈の推論II あらすじ、内容紹介、ストーリー

事件の鍵は本の中にあり――。出版界を巡る文学ミステリ!
推理作家協会の懇親会に参加したラノベ作家・杉浦李奈は、会場で売れっ子の汰柱桃蔵と知り合う。後日、打ち合わせでKADOKAWAを訪れた李奈は、その汰柱が行方不明になっていることを知る。手掛かりとなるのは、1週間後に発売されるという汰柱の書いた単行本。その内容は、実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ないものだった。偶然の一致か、それとも……。本を頼りに真相に迫る、ビブリオミステリ!

内容紹介文はKADOKAWA公式ページより引用

URL:https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000179/

 

新人作家・杉浦李奈の推論II 感想、レビュー、評価

100点満点で表すと80点くらい!

新人作家の杉浦李奈が、何故か巻き込まれてしまって、事件を追いかけながらノンフィクションを書く流れになる文学ミステリー。

今回李奈が取材する事件の概要はこんな感じ。

推理作家協会の懇談会で出会った売れっ子作家が行方不明になって、手がかりはその作家が書いた後日発売される小説のみ。

しかも小説の内容は、実際に起きた事件に酷似していて、当事者しか知らないようなものになっていました。

売れっ子作家が犯人なのか、それとも……?!

 

率直な感想としては、1巻よりも読みやすかった、というところですかね~。

1巻の感想記事にも書いたのと同じく、この2巻も純文学や文芸研究のような内容と事件が関連してお話が進みます。

私は純文学を一切知らないので若干置いてけぼりになりつつでした。

ここも1巻を読んでいた時と同じ感触です。

ただ、1巻を読んで慣れたのか分かりませんが、2巻は1巻よりスラスラ内容が頭に入りました。

ここは嬉しい誤算でしたね。

 

ただ、事件を追いかけていく中で、被害者の関係者の苦しむ姿だったり、犯人のやっていた愚かな行いだったりを知って、なんとも言葉にしづらい気持ちにさせられました。

前者では苦しさや悲しさ、喪失感、虚無感、無力感を味わいました。

後者では腹立たしさや理不尽さ、呆れ、落胆などを感じさせられました。

共感性の高い人は精神状態が安定している時に読むのが良いと思います。

そうじゃないと気分が落ちてしまいます。

人の気持ちを動かす物語を作れるなんて、やっぱりプロの作家は凄いなぁと思いますね改めて。

とはいえ、最後の最後まで沈んだままというわけではないので、安心してください……と書こうと思いましたが、これは人それぞれかもしれないと思いなおしました。

個人的には最後で少し救われたような気持ちになりました。

あのシーンがあると無いとでは読後感が全然違う。

 

それから、1巻で取材をした経験から、李奈が成長しているのが見て取れたので、そこは嬉しかったです。

前よりも人と話すのがスムーズになっていましたし、自分の考え方や価値観をしっかり持っているところが見えました。

人間としての魅力が深まったからなのか、李奈に対して好意を寄せる男性も現れたりして、ラブコメの側面もこれから先は楽しめるのかもしれません。

 

新人作家・杉浦李奈の推論シリーズ感想記事リンク

当ブログで書いた本シリーズの感想記事リンクです。

一緒に見てもらえたら嬉しいです。

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

sugarbitter.hatenablog.com

 

 

まとめ

角川文庫から発売されている松岡圭祐さんのビブリオミステリー ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論II 感想、レビュー 記事でした。

1巻よりも面白かったですし、読みごたえがありました。

ただ、次も買うかと言われたら悩むところですね。

他にも読みたい小説はたくさんあるのに時間は有限という状況ですからね~。

宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」が前からずっと読みたくて、文庫化を今か今かと待っているのですが、まだ先は長そうですね~。

今年に入って既に6冊小説を買っているので、それらを読み進めようと思っています。

 

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それじゃあ今日はこの辺で。

バイバイッ!