ようこそ、シュガーです。
著者:杉井光 さん / イラスト:春夏冬ゆう さん
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4
を読みました。
さっそく感想を書いて行きます!
いつも通り私の主観に基づく評価です。
多少のネタバレがあると思いますのでご注意ください。
それではいきましょう!
杉井光 春夏冬ゆう 楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4 内容紹介 あらすじ ストーリー
春――それは誰にも等しくやってくる。PNOにも。華園先生にも。
いよいよ近づいてきた年度末。伽耶は受験を控え、僕らは音楽祭の準備が大詰め。そんな折、華園先生が以前所属していた管弦楽団が人数不足だというので、PNOメンバーはヘルプにかり出される。コンサートはよりにもよってバレンタインデー! メンバー全員からのチョコ総攻撃に僕はもう手一杯。
でも甘い時間はいつまでも続かない。解散の危機に瀕した管弦楽団を救うため、僕は彼らを音楽祭に呼ぶことを決意。最高の演奏をして復活アピールをしなければ!
高まる恋のアンサンブル、超高純度青春ストーリー、第4弾!
内容紹介文は電撃文庫HPより引用
URL:https://dengekibunko.jp/product/paradise_noise/322110000037.html
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと95点!!!
青春×バンド×恋の美味しいところ詰め合わせライトノベル第4巻。
4巻もスーパー面白かったです。
今回はバレンタインイベントで真琴がメンバー4人以外の女性からもチョコレートをもらってモテモテなのが分かったり、真琴がお世話になっているライブスペースの黒川さんが昔はバンドをやっていたことが発覚したり、伽耶の高校受験があったりしました。
ただ、やっぱり1番メインはアマチュアオーケストラとの共演でしょう!
今は体調を崩して入院している美沙緒先生が、教師をしていたころに面倒を見ていたアマオケのけものみち交響楽団。
人数が足りないということで、助っ人を頼まれるパラダイス・ノイズ・オーケストラ(PNO)のメンバー達。
色々な「しがらみ」から、アマオケを続けることが難しい状況になっていて、所属している演奏家たちも半ばあきらめムード。
ただ、美沙緒先生の後輩であり、後任の小森先生が指揮者を務める「けものみち」のコンサートを目にした真琴は、その素晴らしさに衝撃を受けます。
PNOのメンバーの朱音がヴァイオリン、詩月がティンパニー、凛子がシンセサイザーで参加しているのも忘れるくらい、真琴は圧倒されていました。
というか、私も「けものみち」の演奏シーンに圧倒されていました。
文章から音が聞こえてくるような感覚になりましたし、「けものみち」の演奏家たちが音にのせた気持ちもビシバシ伝わってきました!
素晴らしい演奏であることが伝わって来て、胸が熱くなりましたし、泣きそうになるほどの感動も味わいました。
私は、普段ロックバンドのライブだったりアイドルマスターのライブだったりに参加していることが多いです。
クラシックのコンサートは2回だけ行ったことがあって、会場の雰囲気だったり、マナーだったり、規模だったり、伝わってくるものだったりが、ロックやポップスのライブとは全然違うんだなぁと思いました。
それでも、ジャンルは違えど、「音楽が好き」な人たちが集まっているという点は同じだなぁとも思いました。
なんだかんだ違っても、音楽が好きな人同士って分かり合えるのかもしれないと考えましたよ。
話がそれたので戻します。
アマオケの話。
真琴は音楽に凄く正直で貪欲なので、こんな素晴らしい演奏家たちが音楽をやめてしまうなんて考えたくないという思いで、どうにかならないか行動を起こします。
真琴の原動力は絶対的に音楽なんだなぁと今回も思わされました。
内容紹介文にも書いてあるので、ネタバレになりつつ書いて行くのですが、真琴は自分の学校の音楽祭に「けものみち」を呼びます!
合唱の伴奏をオーケストラにしてもらって、そのあと1曲「けものみち」が演奏する約束を取り付ける流れは、もうなんというか、いい意味で音楽に支配されている真琴の行動力に仰天しつつ笑いながら読んでいました。
どんだけ音楽バカなんだ真琴さん笑
しかも!
表紙を見て分かる通り、今回は真琴が指揮をするわけです!
この展開が熱すぎましたし、真琴指揮での「けものみち」の演奏シーンも言葉にならない程良くて、ここでも泣きそうになりました!
真琴や「けものみち」のみんなを応援しながら、その演奏に圧倒される喜びだったり、感動だったり、誇らしさだったり、音楽の素晴らしさだったり……色々な感情が文章から私の頭の中、胸の中に流れ込んできて、体の中で暴れていたような感覚でした。
それくらい心を揺さぶられるスペシャルな演奏でした。
あぁ、もう、こんな素敵な読書体験ができることに感謝です。
杉井さん、ありがとうございます。
面白過ぎました。
他にも、凛子の父親と真琴が話すシーンだったり、楽器の王様は何だろう?という話題だったり、色々なことがあったんですが、私の中ではそのどれよりも「けものみち」の演奏シーンが強烈で、胸に刻み込まれました。
私に文章の表現力が無くて、このとんでもなく素晴らしい作品の良さを伝えきれないのが悔しいレベル!
とにかく読んでください!
そしたら伝わるハズです!
こんなに面白いんだから、読んで後悔する人間はそうはいないと思います!
これは、杉井さんが書いているもう1つの音楽ライトノベル「さよならピアノソナタ」も読まなければいけませんね。
今買っている本がひと段落したら読みます。
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 感想記事リンク
当ブログで書いている楽園ノイズシリーズの感想記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 感想 レビュー 評価
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 2 感想 レビュー 評価
楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 3 感想 レビュー 評価
こんな人にオススメ!
私の主観で、以下のような人は本作が好きなんじゃないかなぁ~というのを書いてみます。
・音楽が好きな人
ライブハウスやコンサートホールに足を運んだり、応援しているアーティストがいたりする人は楽しめると思います。
・クリエイター、もしくはクリエイターを目指している人
音楽でも、絵でも、小説でも、ゲームでも、自分の中から何かを作り出して、世間に広めようとする人には刺さる展開がありました。
・マンガ SHIORI EXPERIENCE が好きな人
青春×バンドという共通点の作品つながりです。
・小説 蜜蜂と遠雷 が好きな人
今回はクラシックやオーケストラの話題が多く、これらを通して人間ドラマが描かれる共通点があります。
・マンガ 青のオーケストラ が好きな人
「蜜蜂と遠雷」と同じ理由で!
・小説 ドラフィル シリーズが好きな人
アマチュアオーケストラを舞台に人間ドラマが描かれる繋がりです!
まとめ
電撃文庫から発売されているライトノベル 著者:杉井光 さん / イラスト:春夏冬ゆう さん 「楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4」を読んだ感想レビュー記事でした。
最初から最後まで全部面白くて夢中で読みました。
最近は朝起きてから出社するまでの時間と、仕事のお昼休みに小説を読んでいるのですが、あまりにも面白くて先が気になってお昼からの仕事に手がつかない程でしたよ笑
急に現実感ある話題ですみません。
でも本当なんです。
楽園ノイズは、いつも「早く帰って続きを読みたい」という気持ちになるので、私の好みにピッタリと来ているんだと思います。
みなさん、楽園ノイズは素晴らしいですよ?
今ならまだ全然追いつけるので読みませんか?
この記事を読んでいただいてありがとうございました!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!