ようこそ、シュガーです。
著者:杉井光 さん
イラスト:植田亮 さん
さよならピアノソナタ encore pieces
を読みました。
恋と革命と音楽が織りなす物語の完結後を描く短編集。
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り私の個人的な評価です。
ネタバレが盛大に書いてありますのでご注意ください。
杉井光 植田亮 さよならピアノソナタ encore pieces
さよならピアノソナタ encore pieces 内容紹介 ストーリー あらすじ
とあるピアノソナタに秘められた真実がナオと真冬を結びつける「Sonate pourdeux」。フェケテリコに新しく加わったサポートメンバーと千晶の交流を描く「翼に名前がないなら」。治療のため渡米した真冬とナオの間を行き来するユーリ――本編4巻の空白の時間を埋める「ステレオフォニックの恋」。神楽坂のトレードマーク、黒のレスポールにまつわる過去のバンドの逸話、「最後のインタビュー」。さらに哲郎を描いた掌編「だれも寝てはならぬ」の5編を収録。恋と革命と音楽が織りなす物語、珠玉のアンコール・ピース集。
内容紹介文は電撃文庫HPより引用
https://dengekibunko.jp/product/sayopia/200909000319.html
さよならピアノソナタ encore pieces 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
天才ピアニストとバンドをする青春物語完結後の番外編でした。
本編は主人公のナオの視点でお話が進みます。
それに対してこのencore piecesでは、ユーリや神楽坂先輩、ナオの父親である哲郎などにスポットが当たったお話を読むことができます。
また、成長したナオと真冬がくっつくのか? それともくっつかないのか? を描いたお話もあったりします。
私は2つのお話が特に印象に残りました。
1つめ。
ナオと真冬が抜けて神楽坂先輩と千晶の2人体制になったフェケテリコにベーシストのサポートメンバーが加入するお話です。
神楽坂先輩が、ナオと真冬が抜けたあとも「フェケテリコ」として活動していくと決断したところに驚きを感じました。
本編で先輩は自分に加えてナオ、千晶、真冬の4人でバンドをすることにこだわっていたように思っていたからです。
ただ、お話を読み進めると結構納得できるものになっていました。
このサポートベーシストは確かな腕を持っていました。
力量だけで言えばナオよりも上なのは間違いないでしょう。
それでも新メンバーとしては向かい入れないのです。
これが神楽坂先輩のフェケテリコに対する答えだったんだなぁと伝わってきました。
ナオの存在が確かに息づいていて嬉しいような、サポートベーシストがサポートのままで悲しいような……2つの気持ちに挟まれたような感覚になりました。
印象に残った2つ目は、ナオが真冬にプロポーズしようと決意するお話です!
アンコールピーシーズはこのお話のためにあったといっても過言ではないでしょう!
少なくとも私にとってはそうでした。
ナオは本編で類い稀なる鈍感さを見せており、真冬は何度も怒ったり呆れたりしていました。
大人になってからもナオにはそういう面があったり、1歩踏み出すのをためらっていたりしてやきもきさせられました。
ただ、とあることをきっかけにしてプロポーズを決意します。
このきっかけが音楽なのがナオの音楽バカっぷりをあらわしていて、面白おかしいというかなんというか……笑
そんな音楽バカのナオでもプロポーズはロマンチックなものになっていて素敵でした。
ライトノベルで結婚まで描く作品は少ないと思います。
杉井さんとナオに「よくやってくれた!」と感謝を送りたいです。
本編であまり見られなかったナオと真冬の甘いシーンが楽しめたのも良かったです。
本編を4巻まで読んだ人は絶対にこの番外編も読みましょう!
この番外編で物語が完結しますから、お忘れなく!
杉井光さん作品 感想レビュー記事リンク
当ブログで書いている杉井光さんの作品についての感想レビュー記事リンクです。
一緒見見て行ってください!
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まとめ
電撃文庫の「さよならピアノソナタ encore pieces」を読んだ感想、レビュー記事でした。
本編ではナオの鈍感具合にイライラさせられたり、やきもきさせられたりもしましたが、最後はしっかり決めてくれて良かったです。
本編を読んできた方には全力でオススメできます。
これで本当に「さよならピアノソナタ」という物語が終わってしまうと思うと少し寂しいです。
なんだかんだ全巻面白く読ませてもらいました。
杉井さん、上田さん、ありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!