ようこそ、シュガーです。
著者:枯野瑛 さん / イラスト:ue さん
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 03
を読みました。
アニメ化され、このライトノベルがすごいにもランクインした人気シリーズ第3巻。
略称は「すかすか」や「終末な」。
おすすめです!
それでは感想を書いて行きます。
いつもの通り、私個人の評価なのでご了承ください。
枯野瑛 ue 終末なにしてますか? 03
終末なにしてますか? 03 内容紹介 ストーリー あらすじ
口コミからの大ブレイク! アニメは国内外でも話題騒然!!
おかえりの声を、聞きたかった。ただいまを、きちんと、言いたかった。バターケーキを、食べたかった。
それらの願いは、すべて叶った。帰るべき場所へ帰り、逢いたかった人に逢えた。だから。約束は尽きて。
追いついてきた終末は、背後から静かに、少女の肩に手をかける。「ごめん。わたし、もう、絶対に、幸せになんてなれないんだ。だって、気づいちゃったから。わたし、とっくに――」
青年教官と少女妖精の、儚く輝いた日々。第3幕。
内容紹介文はスニーカー文庫ホームページより引用
URL:https://sneakerbunko.jp/product/shumatsu/321503000181.html
終末なにしてますか? 03 感想 レビュー 評価
満足度を100点満点で表すと85点!
十七種の獣によって地上を追われ、生命体は空に浮かぶ浮遊島で生活している世界での儚くも美しいファンタジー。
すかすかシリーズ第3巻。
表紙になっているクトリの儚げな笑顔、青色の髪が赤く染まっている様子、読んでいくと胸に刺さります。
新しい黄金妖精(レプラカーン)、ノフトとラーントルクが登場します。
気を遣わない話し方をするノフトと、少し大人びた印象のラーントルク。
どちらも個性的で面白いです。
彼女たちが乗って地上に降りて行った船が撃墜されてしまい、その知らせを受けたヴィレム達が、彼女たちを助けに行くというのがメインストーリーになっています。
このお話の中で、かつての地上の様子だったり、ヴィレムの過去だったりが少しずつ語られて行って、物語の世界が広がっていくという作り。
2巻で十七種の獣は「人間が作った生物兵器」だというような推測がされていましたが、この3巻では少し違ったような考察がされていて興味深かったです。
どちらの考えが正解のかは現時点で判断がつかないので、どちらもを頭に入れて読み進める必要がありますね。
そして、十七種の獣の正体に迫るような場面もありました。
1巻、2巻を読んできて私が予想していたことを後押ししてくれるような事実が描かれていました。
予想が当たって嬉しい自分もいれば、当たってほしくなかったと思っている自分もいて、複雑な気持ちになりました。
クトリについて。
2巻で前世の’侵食’が進んで、人格崩壊が始まったクトリ。
この3巻でどうなるかとソワソワしながら読み進めました。
ちょっとネタバレなんですが、ひとまず命はありましたし、人格もまだ残っていました。
安心……というには程遠い状況ですが、想像しうる最悪の事態では無かっただけに、胸をなでおろしました。
恋する乙女の力なのか、なんなのか分かりませんが、とにかく良かったです。
ところが、クトリの体には想像もしないようなことが起きていました。
あまりネタバレしすぎると良くないと思うので、このくらいの書き方にしておきますが、予想外の展開に驚きです。
これがこの先の物語にどう影響してくるのか、期待と不安を膨らませながら読み進めることにします。
この3巻の最後の終わり方、とても引きが強いものになっていて、続きがめちゃくちゃ気になります!
どうか良い方向に転がってくれますように……と願わずにはいられません。
でも状況はかなり厳しい。
直ぐに続きを読みます!
「すかもか」「すかすか」シリーズ感想記事まとめ
当ブログで書いている「すかすか」シリーズと「すかもか」シリーズの感想記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #01
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #02
終末なにしてますか? 1 感想 レビュー
終末なにしてますか? 2 感想 レビュー
終末なにしてますか? 3 感想 レビュー
終末なにしてますか? 4 感想 レビュー
終末なにしてますか? 5 感想 レビュー
終末なにしてますか? #EX 感想 レビュー
終末なにしてますか? 異伝 #01 感想 レビュー
終末なにしてますか? 異伝 #02 感想 レビュー
まとめ
スニーカー文庫から発売されているライトノベル 著者:枯野瑛 さん / イラスト:ue さん「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 03」を読んだ感想、評価記事でした。
この作品の世界について少しずつ分かることが増えてきて、色々考えを膨らませたり予測したりしながら読みました。
レプラカーン達の存在の儚さだったり、彼女たちの覚える何気ない幸せだったり、そんな彼女たちを守りたいヴィレムやナイグラートの気持ちだったりの、色々な感情が読書を通じて私に流れ込んできて、言葉にするのが難しい気持ちが混ざったような思いをしました。
読み応えが凄いし、読後感が独特で何とも言えない。
でも面白いのは間違いないから読んでしまう。
不思議な空気感の作品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ!