シュガーのファンタイム

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さよならピアノソナタ 4 感想 レビュー 著者:杉井光 / イラスト:植田亮 ライトノベル 電撃文庫

ようこそ、シュガーです。

電撃文庫から発売されているライトノベル

著者:杉井光 さん

イラスト:植田亮 さん

さよならピアノソナタ 4

を読みました。

天才ピアニストとバンドをする青春音楽物語!

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的評価です。

ネタバレがたくさんあるのでご注意ください。

 

 

杉井光 植田亮 さよならピアノソナタ

さよならピアノソナタ 内容紹介 ストーリー あらすじ

真冬と出会った春。海への合宿とはじめてのライブを経験した夏。さまざまなイベントを経て真冬への想いに気がついた秋。――そして冬。真冬の誕生日とクリスマスの季節。ナオはその機会に自分の想いを言葉にしようとするが、神楽坂の思惑や千晶の想いに翻弄され、なかなか一歩が踏み出せない。一方で再度のライブに向けてフェケテリコは練習を開始する。そんな中、真冬の身に異変が起こり――。はたしてフェケテリコと四人の恋の行方は? おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、完結編。

内容紹介文は電撃文庫HPより引用

https://dengekibunko.jp/product/sayopia/200811000333.html

 

さよならピアノソナタ 4 感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと85点!

 

恋と音楽と青春の物語完結!

面白かったです。

 

初っ端からマイナスなことを書いてしまいますが、4巻の序盤からしばらくは、煮え切らない態度のナオにモヤモヤイライラさせられました。

主に恋愛面のことです。

自分の気持ちが真冬に向いていることを自覚して、思いを伝えようとクリスマスに真冬をライブに誘おうとするも、最後の1歩が踏み出せずにグダついていました。

そのせいで神楽坂先輩に先手を取られたり、千晶を傷つけたりしていて、読みながら「しっかりしてくれよ」という気持ちでいっぱいになって全然楽しくありませんでした。

ただひたすらストレスがたまるだけの展開。

 

でも、ここで読むのを辞めないで良かったです。

その後になかなか衝撃的な展開が待っていました。

 

真冬の誕生日を一緒に過ごすことになるのです!

真冬の家に行ってプレゼントを渡したり、なぜかお返しを貰ったりします。

渡したプレゼントのことでひと悶着あるのですが、そこは読んでください。

真冬からのプレゼントは、ナオだけのためにピアノを演奏するという、ナオにとってこれ以上ないものでした!

真冬の方がピアノの旋律にのせて気持ちを伝えようとしているのかなぁ~と妄想しながら読んでいきました。

杉井さんは音楽がなっているシーンを書くのが本当に上手いように感じます!

表現力もですけど、なんか心に訴えかけてくるものがあるんですよね。

また、このシーンで1巻で真冬とナオが出会ったエピソードに関わる'とある事実'が明らかになったりもします。

最初からここまで考えて設定やストーリーの流れを考えていたとしたら素晴らしい!

 

誕生日に関する部分はロマンティックで好みでした。

この流れで素敵な展開が続くと思いきや、そうはならずに突き落とされてしまうから物語は凄い。

心因性の症状で、最初の頃は指のいくつかが動かなくてピアノの演奏ができなかった真冬。

ピアノが弾けないからギターを演奏してフェケテリコのメンバーになっていましたよね。

ナオとの出会いで少しずつ指が動くようになってピアノを演奏できるようになって来て、真冬の周りの人間は安心していました。

少しずつ音楽の世界に戻りつつあって、ピアニストとしても活躍できるようになっていましたからね。

もちろん読者の私も同じように安心してましたよ。

ただ、ふとした時にナオの父親の哲郎が違和感を覚えます。

その違和感をたどっていくと……キツイ事実が明るみに出ます。

真冬は無理してギターを演奏して手を痛めてしまっていたのです。

しかも、このまま無理し続けると一生手が動かなくなるくらいの症状だと……。

これが分かった時の気分の落ち方といったら言葉になりませんでした。

万事うまくいってるんじゃないのかよ! と悲しみを超えて多少の怒りを感じるほどでした。

読者の私がこれだけ気持ちを動かされたのですから、ナオや神楽坂先輩、千晶、エビチリらの受けた衝撃は想像を絶するものだったと思います。

手のことが分かってから、それでもライブに出演したいと考える真冬と、将来のことを考えて治療した方がいいと主張するナオはすれ違います。

真冬に父親で有名な指揮者でもあるエビチリこと蛯沢千里の意向もあって、ナオと真冬は離ればなれに……。

この辺りはもう身が引き裂かれるくらいの切なさや悲しみを感じてしまいましたよ。

真冬もナオも本当の気持ちを伝えるのが下手なので、気持ちもすれ違ったままズルズルいっていまうわけで。

このまま苦しい終わり方になるのかと覚悟していましたが、ナオは折れませんでした。

3人でのフェケテリコのライブ、哲郎の活躍、真冬の決意によって、最後は美しい結末になっていました!

複雑な感情を凝縮したようなライブ!

父親哲郎の格好いい活躍!

音楽に思いを乗せて届けるナオ!

寂しさや悲しさの中にも強さや期待を感じる終わり方になっていて非常に良かったです。

ここは是非とも読んでください。

 

さて、さよならピアノソナタは4巻で完結しましたが、短編集が1冊あるみたいなので、そちらも読もうと思います。

 

杉井光さん作品 感想レビュー記事リンク

当ブログで書いている杉井光さんの作品についての感想レビュー記事リンクです。

一緒見見て行ってください!

さよならピアノソナタ 感想 レビュー

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さよならピアノソナタ 2 感想 レビュー

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さよならピアノソナタ 3 感想 レビュー

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さよならピアノソナタ 4 感想 レビュー

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ)  感想 レビュー 

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 2 感想 レビュー 

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 3 感想 レビュー 

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 4 感想 レビュー 

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 5 感想 レビュー

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楽園ノイズ(パラダイス・ノイズ) 6 感想 レビュー

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まとめ

電撃文庫の「さよならピアノソナタ4」を読んだ感想、レビュー記事でした。

主人公ナオの鈍感さにやきもきイライラさせられたりもしましたが、音楽のシーンは素晴らしかったです。

短編集を楽しみにしておこうと思います。

音楽と青春がテーマな作品が好きな方におすすめです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

バイバイッ! 

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