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ようこそ、シュガーのファンタイムへ。
新潮文庫から発売されている小説
著者:越谷オサム さん
を読みました。
累計発行部数100万部を突破しており、映画化もしている恋愛小説。
面白かったです。
この記事では「陽だまりの彼女」について内容紹介や読んだ感想、レビューなどをまとめていきます。
個人的な感想です。
多少のネタバレが含まれると思います。
では行きましょう。
陽だまりの彼女
内容紹介 ストーリー あらすじ
幼馴染みと十年ぶりに再会した僕。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。でも彼女、僕には計り知れない過去を抱えているようで──その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる! 誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさも、すべてつまった完全無欠の恋愛小説。
引用元
https://www.shinchosha.co.jp/book/135361/
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
主な登場人物は2人。
1人目は渡会真緒(わたらいまお)。
2人目は奥田浩介(おくだこうすけ)。
中学の同級生だった2人。
頭が悪くていじめられていた真緒。
そんな彼女を放っておけなかった浩介は、真緒をかばって2人とも孤立するようになります。
浩介の転校で別々の道を歩きますが、社会人になって再会します。
有能かつ美人に変わっていた真緒に惹かれ始める浩介。
真緒も浩介のことを良く思っていて付き合い始める……という流れ。
中学時代の2人が描かれる序盤は、学校という狭い社会での格差みたいなものが見えて、若干しんどかったです。
この言葉嫌いなんですが分かりやすいので使うと「スクールカースト」とか「いじめ」とか、そういうやつ。
孤立してしまった2人でしたが、2人の世界の中で勉強を教えたりなんだりで少し楽しそうな面が見えたのが救いでした。
社会人になって再会してからは、2人は急接近します。
このあたりからは、2人が互いに思い合う甘い感情を堪能できてニヤニヤしながら読み進めました。
幸せが文字になっているみたいな展開とか掛け合いがたくさん楽しめて最高でした。
大人な2人が純粋に恋をしている様子が、かわいらしくて素敵でした。
ずっとこんな展開が続くと思っていたら、そうではありませんでした。
ところどころで真緒に関する変な噂だったり、真緒のよく分からない行動だったり、過去の記憶がどうのこうのといった話が出てきます。
このあたりからは、ハッピーな展開を受け取るだけでなく、頭を使ったり色々な予測をしながら読み進めることになりました。
イチャイチャ恋愛だけではないんだなぁと思いながら読み進めると、想像もしていなかった展開が訪れて驚かされました。
後半からファンタジー要素が入って来るなんて。
急に作品が変わったみたいな空気感でしたよ。
先が気になってグイグイ読み進めました。
ネタバレになってはいけないので抽象的な書き方にはなってしまうのですが、ファンタジー要素の効果により切なかったり寂しかったりという気持ちにさせられました。
真緒の秘密が明かされてからは「そういうことね」と納得しました。
それを知らされてから前半を思い出すと、真緒の言動に「なるほど」と思えるところがいくつかありました。
伏線を上手く潜り込ませていたんですね~。
なんならタイトルも"それ"でした。
ハッピーエンドなのかは、読み手の感じ方で変わりそうな終わり方だと感じました。
私は結構好きでした。
もし気になった方がいらっしゃいましたら、ネタバレを踏まないうちに読んでください。
この記事を読んでいる時点で若干のネタバレを目撃しているかもしれませんが、核心には触れないように書いたつもりなので、物語を楽しめると思います。
試し読みはコチラ。
越谷オサムさん作品 感想記事リンク
当ブログで書いている越谷オサムさん作品の感想、レビュー記事まとめです。
一緒に読んでいってください。
階段途中のビッグ・ノイズ 感想 レビュー
空色メモリ 感想 レビュー
陽だまりの彼女 感想 レビュー
まとめ
越谷オサムさんの「陽だまりの彼女」を読んだ感想、レビュー記事でした。
内容紹介にある「誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさのつまった恋愛小説」というのが非常にしっくりくる内容になっていたと思います。
人によって好き嫌いが別れそうな内容だとも思いました。
面白かったら何でもあり、という人にオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!
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