ようこそ、シュガーです。
幻冬舎文庫から発売されている
著者:越谷オサム さん
階段途中のビッグ・ノイズ
を読みました。
音楽モノの小説を探していて手にした作品。
めちゃくちゃ面白かったです!!
もう最高でした!
さっそく感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多分ネタバレがたくさんあると思いますので、お気を付けください。
越谷オサム 階段途中のビッグ・ノイズ
階段途中のビッグ・ノイズ 内容紹介 ストーリー あらすじ
廃部の危機に立たされた軽音楽部の神山啓人は、仲間といっしょに文化祭のステージでの「一発ドカン」を目指して奔走するが……。爽快、痛快、ときどきニヤリ。ラストは涙の傑作青春小説!
内容紹介文は幻冬舎HPより引用
https://www.gentosha.co.jp/book/b4210.html
階段途中のビッグ・ノイズ 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと95点!!!
めちゃくちゃ好き!!
廃部に追い込まれそうな軽音部を描いた激熱青春音楽小説!
主人公は神山啓人(かみやまけいと)。
バンドで文化祭のステージに立つことを目標にしている軽音部員。
とある過激な理由で廃部に追い込まれそうだったが、幽霊部員で行動力抜群な九十九伸太郎(つくもしんたろう)の主張でなんとか廃部を回避します。
しかし、部活を続けるためには顧問を見つけることだったり、部員を集めることだったり、目に見える成果を出すことだったりという条件を付けられてしまいます。
学校では冴えない教師と見られている加藤先生、通称カトセンに顧問を依頼し、仲間探しを始めて行く2人。
学校の人気者でマルチプレイヤーの嶋本勇作(しまもとゆうさく)、吹奏楽部の雰囲気に嫌気がさしたティンパニー奏者の岡崎徹(おかざきとおる)が部に加わり、文化祭のステージを目指していく……というのがお話の流れ。
もうね、青春全力全開で最高なんですよ!!
学生時代に戻りたいと思わせてくれるほどの青春純度。
バンドメンバーの性格はバラバラで、大切にしているものだって違います。
時には意見がぶつかってケンカになったりします。
それでもなんだかんだ「4人で演奏するのが楽しい」という1つの共通項があるだけで全力をかけられる関係性ですよ!
次第にお互いの良いところを認められるようになったり、自分の言動を改めてバンドを良くしようとしていく方向に行くのもグッド!
上で書いた「とある理由」から、軽音部の活動に白い目を向ける先生や生徒もいます。
それでも負けずに練習に取り組んだり、時には意見をぶつけて立ち向かったりすることもあります。
若い原動力みたいなものをビリビリ感じてたまりません!
また、気になる女の子との微妙な距離感を楽しむ恋愛要素もあります。
気になる子の存在がバンド活動に力を貸してくれたり、時には背中を押してくれたりもします。
甘酸っぱくてたまらない!
面白過ぎる!
みんなの頑張りが徐々に認められて、文化祭のステージが近づいてきたときに、思わぬアクシデントが発生してしまいます。
「起きて欲しくないなぁ」とは思いつつも「何かあるだろうなぁ」と思いながら読んでいたので、この展開の訪れに「やっぱりそうか……」という気持ちになりました。
たくさんの小説を読んできているので、登場人物の配置とか、ちょっとした描写とかで流れの予想ができるようになっているんですよね~良いのか悪いのか。
この展開、アニメ映画BLUE GIANTを思いだしました。
でも、ここでもちろん終わりません!
秘密兵器が投入されます!!
このアクシデントを乗り越えて、最後は熱くて眩しくて感動もする素晴らしいライブステージを見せてくれます!!
読後感が凄まじく爽やかで、めちゃめちゃいい読書時間を過ごしたと思わせてくれる最高の作品でした!
文句なしの名作です!!
音楽モノの青春小説を探している全ての読書好きにおすすめできる作品です!!!!
階段途中のビッグ・ノイズ メディアミックス情報
コミカライズ
階段途中のビッグ・ノイズは、スクウェア・エニックスでマンガになっています!
漫画を担当されているのは亀屋樹さん。
全4巻で完結のようです。
以下より試し読みができますので、マンガの方が読みやすいという方はそちらよりどうぞ!
青春全開の熱いお話を漫画でもご体験あれ!
音楽がテーマのオススメ小説紹介
私がこれまで読んできた音楽モノの小説、ライトノベルでオススメを紹介します。
蜜蜂と遠雷
ピアノのコンクールに挑むコンテスタントたちを描いた青春音楽小説!
熱さや感動が味わえる超名作!
感想記事もあります。
楽園ノイズ
青春×バンド×恋愛のライトノベル!
ラブコメから熱い演奏シーンまで楽しめます!
感想記事はコチラ。
脱兎リベンジ
自分のやりたいことのために、迎合社会に抗って生きる学生たちの熱いリベンジストーリー!
中盤から終盤の展開は熱すぎて、感動もあったりして泣きそうになりました。
感想記事はコチラ。
まとめ
幻冬舎文庫の「階段途中のビッグノイズ」を読んだ感想、レビュー記事でした。
私の中で殿堂入りした小説の1つとなりました。
実在するロックバンド「GREEN DAY」「KISS」「Ramones」「The Offspring」なんかの楽曲も出てきて、それも良かったです。
オフスプのAll I Wantとか学生時代に何回聞いたことか。
名曲です。
それらも相まってとにかく面白過ぎました。
全ての読書好きに読んでほしいです。
全力でオススメできます!
読書好きのインフルエンサーの方、お願いですから本作を紹介してください!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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モチベーションアップになりますので、お願いします!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!