シュガーのファンタイム

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小説 松岡圭祐 「特等添乗員αの難事件VI」角川文庫 感想

 

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特等添乗員αの難事件 VI(6) (角川文庫) [ 松岡 圭祐 ]
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7年ぶりのシリーズ完全新作! 人の死なないK-POPミステリ。

閃きのヒロイン、浅倉絢奈が訪れたのは韓国はソウル。同僚の妃華莉、美波と共に韓流ツアーを率いるが、到着早々に思いもよらぬ事態に見舞われる。日韓が抱える“ある問題”が影を落とす微妙な時期だけに、失態は許されない。ラテラル・シンキングを武器に、今回も難局を乗り越えられるか!? 読むだけで水平思考が身について賢くなる、人の死なない“K-POP”ミステリ。この巻からでも楽しめるシリーズ完全新作第6弾!
内容紹介引用元:角川公式ホームページ

ようこそシュガーです。

松岡圭祐さんの「特等添乗員αの難事件シリーズ」新刊が出たので嬉しくて読みました!

感想を書いていきます。

しかし、約7年ぶりの新刊ですか! ありがたい。

面白い作品を楽しませてくれるのは本当に感謝しかないのでありがとうございます。

 

さてさて。

このシリーズは、添乗員をしている浅倉絢奈が、水平思考ーラテラルシンキングーを駆使して謎やトラブルを解決していくという人が死なないミステリーです。

ラテラルシンキングを言語化するのは難しいのですが、常識を疑ったり、直感的発想や偶然などをヒントに物事を考える手法、考え方とでもいうのでしょうか?

論理的思考ーロジカルシンキングとは対をなすものですね。

松岡圭祐さんは、このロジカルシンキングを得意とする凛田莉子というキャラクタで「万能鑑定士Qの事件簿シリーズ」を手掛けていますので、気になった方はそちらも要チェックです! 面白さは保証します!

さて、感染症で世の中が変わってしまった現代を取り入れている本作品。

絢奈が所属する旅行会社も経営的に苦しい状況に陥ります。

そんな中で、いろいろな思惑から半ば強制的に実施が決定してしまった韓国ツアーに参加することになる絢奈。

こんなご時世で実施される韓国ツアーに参加してくるツアー客は、よほどの韓国好きなのか、はたまた怖いもの知らずというか、どこか怪しいというかなんというか……。

そんな韓国ツアーの中で、ツアー客の1人が現地の人と入れ替わってしまい、いなくなるという事態が発生し、その謎を追いかけていく中で見えてくるものがあったり、さらに大きな問題が起きていたり、危険な目にあったり……と盛りだくさんな内容になっていました。

読者からすれば一見関係がないように思えるバラバラなパズルのピースを、絢奈のそのひらめき力でカッチリと繋ぎ合わせて、きれいに答えを導き出してくれるので、これで味わえる爽快感が凄い。

これだから浅倉絢奈はやめられない!

序盤に見られる、絢奈のお茶目なシーンも、最後の方には効いてくるので、やっぱりプロの作家はすごい。

また、この6巻では、絢奈がロジカルシンキングを少し身に着けて披露してくれる場面もあったので、期待が膨らみます。

絢奈がラテラルシンキングとロジカルシンキングを使い分けたり併用したりできるようになったら、さらに切れ味抜群の推理が見られるわけですよね?

でも、突拍子のない言動の絢奈は楽しいので、どっちがいいのか、ぜいたくな悩み!

あ~面白かった。

特等添乗員αシリーズも、万能鑑定士Qシリーズも数年に1冊のペースでいいので新刊を読みたい!

お願いします松岡さん、角川さん!

 

さて、この特等添乗員αシリーズや、万能鑑定士Qシリーズは、特徴的なキャラクタが人が死なない類の謎を解決していくミステリーなので、米澤穂信さんの「古典部シリーズ」や、相沢沙呼さんの「酉乃初の事件簿シリーズ」、似鳥鶏さんの「市立高校シリーズ」が好きな人は楽しめると思います。

1度手に取ってもらいたい! そして感想を聞かせてください!

当ブログでの似鳥鶏さんの「市立高校シリーズ」最新刊「卒業したら教室で」の感想記事はこちら。

sugarbitter.hatenablog.com

一緒に見てもらえたら嬉しいです。

 

いや~楽しい読書時間でした。

素晴らしい作品をありがとうございます。

みなさんの感想や、おすすめの小説等あればコメントなどで教えてください。

特に青春ミステリー!

 

それじゃぁ、バイバイ!