シュガーのファンタイム

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著者 : 松山剛 / イラスト : 珈琲貴族 君死にたもう流星群3 感想、レビュー MF文庫J

ようこそ、シュガーです。

小説、ライトノベル感想、評価記事です。

著者 : 松山剛 / イラスト : 珈琲貴族 君死にたもう流星群3を読んだので、感想、レビューを書いていきます!

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面白かったです!

内容紹介や感想を書いていきます!

 

 

君死にたもう流星群3 感想、レビュー

内容紹介、ストーリー、あらすじ

「私――アイドルになるのが夢なの」
人工衛星テロ『大流星群』で命を落とした天野河星乃。平野大地は彼女を救うため、高校時代にタイムリープを果たす。そこで彼はクラスメートの少女・宇野宙海がアイドルを夢見ていることを偶然に知ってしまう。涼介や伊万里の姿から、夢を追う人生の素晴らしさを学んだ大地。しかし、未来で見てきた25歳の宇野は、夢破れて挫折していた――。失敗が確定した夢は、果たして夢と呼べるのか。大地が苦悩する中、アパートの上空に謎のドローンが出現し、星乃を監視し始める。再び暗躍を始める六星衛一、月見野市に降り注ぐ謎の隕石群、そして地球外生命体発見の情報――。『夢』と『宇宙』がテーマの感動巨編、超展開の第三弾!

内容紹介文はMF文庫J公式サイトより引用

URL:https://mfbunkoj.jp/product/kimishinitamou/321810000375.html


感想、レビュー、評価

シリーズ3巻目にして、この3巻が1番私に刺さりました!

面白過ぎました!

100点満点で評価すると95点!!

シリーズ最高点です!

 

主人公の平野大地が、ヒロインである天野河星乃を救うためにタイムリープして駆け回るSFサスペンスシリーズの3巻。

今回は色々なことが起こりすぎてジェットコースターのような感情の動かされ方をしました。

キーパーソンとしては2人といってもいいでしょう。

1人目は、大地クラスメイトで委員長の「宇野宙海」、ニックネーム「ユニバース」です。

2人目は、過去の世界線でダメダメだった大地をずっと気にかけてくれていた「惑井葉月」です。

序盤は宙海の夢のお話がメインで、中盤くらいから葉月のお話も混ざり合ってきて情報量が凄かったです。

 

宙海が親に隠れてアイドルを目指していることを、大地は偶然知ってしまいます。

ただ宙海はこれまで親にも先生にも逆らわずに生きてきて、自分の本音を家族に打ち明けられない。

ただ、これまでの1巻、2巻のお話の中で、大地は星乃や伊万里や涼介から「夢」の大切さを学んできているので、宙海をなんとかしてあげたいという思いを持ちます。

でも……大地がタイムスリップしてくる前の世界線で、宙海は公務員として安定した職に就いていたので、大地は宙海の背中を押していいのか躊躇してしまうという葛藤があったりもします。

物語を読んでいる私としては、星乃や伊万里や涼介から「夢」の大切さを学んでいるので「背中を押してやれよ!」と強く思いながら読んでいました。

ただ宙海の母親は、前の世界の大地が持っていた「リスクとリターンを天秤にかけてコストパフォーマンスのいい方を選ぶ」考え方と似た思考をする人で、その考え方も分かってしまうから大地は余計に躊躇してしまうわけです。

大地は色々考えたり、他人に意見を求めたりして、最後は自分の意志で行動を起こします。

母親の精神的奴隷であった宙海の気持ちを動かすために、宙海と母親に訴えかける大地の言葉には凄まじい熱量と感情がのっていて、読んでいる私は圧倒されてしましました。

これが2週目の、夢の大切さやすばらしさを知った大地なのか、と。

しびれました。大地格好良すぎます!

親が子供のためにいろいろ考えて、進む道を示してあげることは大切だとは思います。

ただ、それは子供の希望を完全に無視して親のエゴを押し付けるのとは違いますよね?

今回の宙海と母親は、既に会話のキャッチボールができない関係にになっていたので、大地が横から剛速球を投げ込んでくれたことでようやく少し変わってくれました。

ここは、読んでいる私からしたら救われたという思いです。

良かった。

しかも、詳しくは言いませんが、大地はこの後にも宙海のために恥も外聞も無く行動して宙海を助ける姿を見せてくれます!

ホントにもう、この男は、2週目の人生全部格好いいからズルいまである!

そんな感じで前向きなお話かと思いきや、葉月の激重エピソードが入ってきます。

ここの部分は公式の内容紹介であまり触れられていません。

なのでネタバレ防止のために詳しくは書きませんが、葉月が大地に向けていた感情の大きさを目の当たりにするヘビーなものになっていました。

愛って怖い部分もある。

別のところで動いていたはずの宙海のお話と葉月のお話が、不幸にもつながってしまい、終盤はハリウッド映画さながらのサスペンス展開になっていきます。

このシリーズのこういった展開は、ハラハラとかドキドキというよりも、緊張感や不安感を覚えるようなものになっています。

なので、読んでいる私としては精神の消耗が凄いわけで、読み終わった時の疲労感が普通じゃないんですよね……。

それも含めて作品の完成度が高いという証明でしょうし、読んでよかったと言えるんですけど。

あーーー面白かった!

 

シリーズ感想記事リンク

当ブログで君死にたもう流星群の感想を書いた記事のリンクです。

君死にたもう流星群1

sugarbitter.hatenablog.com

君死にたもう流星群2

sugarbitter.hatenablog.com

1巻の感想記事を読んでいただいて、本作品に興味を持ってもらえたら嬉しいです!


まとめ

松山剛さん/珈琲貴族さんの「君死にたもう流星群3」を読んだ感想、レビュー記事でした。

今回も夢の大切さを知った大地の熱い行動が読めて素晴らしかったです。

面白過ぎました。

実は、この記事を書いている段階で次巻となる4巻をほとんど読み終わっています。

4巻は予想もしていなかった展開を見せてくれて凄まじく面白いので、すぐに感想を書こうと思っています。

もしよろしければ、そちらの記事もご覧いただけると嬉しいです。

 

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それじゃあ今日はこの辺で。

バイバイッ! またねっ!