ようこそ、シュガーです。
幻冬舎文庫から発売されている
著者:恩田陸 さん
蜜蜂と遠雷 上
を読みました。
2019年には映画化もされた作品。
では内容紹介や感想、レビューを書いていきます。
いつも通り私の個人的な評価です。
恩田陸 蜜蜂と遠雷 上
蜜蜂と遠雷 上 内容紹介 ストーリー あらすじ
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。
かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。
完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。
天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。
その火蓋が切られた。
内容紹介文は幻冬舎ホームページより引用
URL:https://www.gentosha.co.jp/book/b12360.html
蜜蜂と遠雷 上 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと80点!
ピアノのコンクールをテーマにした青春小説の上巻です!
ずっと前から読みたいと思っていたので、ようやく読めて嬉しいです。
様々な背景を持ったピアニストたちが、葛藤しながらコンクールに臨むお話です。
メインキャラクタは風間塵(かざまじん)、栄伝亜夜(えいでんあや)、高島明石(たかしまあかし)、マサル。
ピアノを自宅に持っていない人、長く音楽の舞台から離れていた人、頭と体を磨き上げて望む人などが、自分のためだったり、人の期待を背負ったりしながらコンクールに挑んでいきます。
私はクラシックに明るくありませんが、そんな私でもスッと楽しめるようになっているのでご心配なく。
どのピアニストも魅力的に描かれていて、皆のスピンオフがあったら読みたいです。
その中でも、風間塵の存在感は強烈でした。
聞いた人たちに衝撃を与える音を鳴らす彼の登場シーンは、読んでいてワクワクします。
演奏シーンの文字を追いかけていくと、空だったり緑だったりの自然が思い浮かんできます。
この感覚は、マンガの「四月は君の嘘」や「BLUE GIANT」を読んでいた時の感覚に似ています。
小説は文字媒体なので音楽が聞こえるわけがないんですが、表現力の高さでそんな感覚になります。
やっぱりプロの作家って凄いです。
塵以外だと、明石もかなり好きなキャラクタです。
コンクールに出るピアニストの中では28歳とかなり年が上ですが、これまでの人生経験を注ぎ込んで演奏する様子が胸に響きます。
大人なので冷静なところが多く見られるのに、演奏のシーンでは彼の感情が高ぶっているのが伝わって来て、このギャップが熱くていい。
上下巻の上巻ということで、お話は2次審査のあたりまでで終わっています。
塵に影響を受けたピアニストたちがどのような演奏を見せてくれるのか、コンクールの行方がどうなるのか気になるので、はやく続きを読もうと思います。
こんな人にオススメ
私の主観で、以下のような人は本作が好きなんじゃないかなぁ~というのを書いてみます。
・マンガ / アニメ ピアノの森 が好きな人
・マンガ / アニメ 四月は君の嘘 が好きな人
・音楽をテーマにした作品が好きな人
青のオーケストラ、BLUE GIANT、響け!ユーフォニアム、SHIORI EXPERIENCEなどなど。
青のオーケストラはアニメ化が決定している音楽マンガでオススメなので、これはこれで要チェックです。
まとめ
幻冬舎文庫から発売されている恩田陸さんのピアノコンクール×青春小説「蜜蜂と遠雷 上」を読んだ感想記事でした。
ページ数が450ページ以上あって読むのに結構時間がかかりましたが面白かったです。
音楽好きな人は楽しめると思います。
下巻は500ページくらいあるのでじっくり読み進めようと思います。
この記事を読んでいただいてありがとうございました!
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それじゃあ今日はこの辺で。
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