シュガーのファンタイム

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推しが俺を好きかもしれない 感想 レビュー 著者:川田戯曲 / イラスト:館田ダン 富士見ファンタジア文庫 ライトノベル

ようこそ、シュガーです。

富士見ファンタジア文庫から発売されているライトノベル

著者:川田戯曲 さん

イラスト:館田ダン さん

推しが俺を好きかもしれない

を読みました。

推し活とラブコメの間を行ったり来たりするお話でした。

けっこう面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレがあると思われますので、ご注意ください。

 

 

推しが俺を好きかもしれない

内容紹介 ストーリー あらすじ

放課後、推しと二人きり。格差があった二人の両片想い青春ラブコメ

クソみたいな現実でも、推しさえいれば生きていける。
俺の推しは、ネットで人気の音楽ユニット『満月の夜に咲きたい』のボーカル・U-Ka(ユーカ)だ。
ある日、彼女の配信に映ったのは――学校一可愛い俺のクラスメイト、花房憂花(はなふさ ゆうか)だった。
クラスメイトとはいえ、推しのプライベートにオタクが干渉しちゃ駄目だ!
なのに、なぜか花房は俺に近づいてきて!?
「ちょくちょく、遊びに来るから」
立場を超えた交流が始まり、俺一人だけだった放課後の部室が、推しと二人の空間になっていく。
俺しか知らない推しの一面がだんだんと増えていき――
人気ボーカルと、陰キャオタク。格差があった二人が近づく、両片想い青春ラブコメ

内容紹介文はファンタジア文庫HPより引用

https://fantasiabunko.jp/special/202107oshiore/

 

マンガPV紹介

www.youtube.com

※注意:このPVは、おそらく書下ろしのSSがもとになっています。

本の中にこのエピソードは無かったと思います。

少し主人公とヒロインの関係が進んだ頃のお話しのようですね。

SSはこちら。

https://fantasiabunko.jp/media/010/202107/202107oshiore_comic_ss.pdf

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと75点。

 

主人公は夜宮光助(よみやこうすけ)

ヒロインは花房憂花(はなふさゆうか)

光助はネットで人気の音楽ユニット「満月の夜に咲きたい」略称「まんさき」が大好きで、ボーカル・U-Ka(ユーカ)を全力で推していました。

今まで覆面シンガーだったユーカでしたが、とある配信で顔出しします。

なんとユーカは光助の学校で1番可愛いと言われている花房憂花だったのです!

憂花は見た目が良くて勉強も運動もそこそこできて人当たりも良いクラスの人気者。

ただ、光助はある時、憂花の腹黒い……というか裏の顔や性格を知ってしまいます。

それがきっかけで2人が関わりだしていくというお話でした。

 

憂花が皮肉的な意味でいい性格をしていて面白かったです。

自分の見た目の良さを分かっていて、自分が歌がうまいのも分かっていて、自分に何が求められるのかが分かっていて、上手く取り繕って生きているという感じ。

「まんさき」でのユーカはインタビュー等で、「清楚」とか「ひかえめ」みたいな言葉が似合うような対応をしていて、光助はそういうユーカが好きでした。

なので、現実の憂花とのギャップにメンタル大ダメージをくらっていたのも面白くて良かったです。

本人を目の前にして「ユーカ」は大好きだけど、「お前(=憂花)は違う」とか平気で行ってしまうあたり、推し活を拗らせたオタクという感じが伝わって来て楽しかったです。

 

本性がバレた憂花は、光助の前では猫を被らなくてもよくなって、息抜きのためにちょくちょく光助に絡んできます。

この時の憂花の態度を読んでいると「かわいいのに腹が立つ」というよく分からない感情にさせられました。

自分のことを「憂花ちゃん」と読んだり、光助をパシリに使おうとしたり、「私は人気があるしお金持ちだから目立ちすぎるとひがまれる」とか言っていたりして、なんかちょっと鼻につくんですよ。

でも嫌いになる程じゃないし、なんなら少し可愛さも持っているという絶妙なライン。

何でこう感じるのか、よく分かりません。

ウザカワが許されるギリギリの線。

 

光助は観察力や相手の気持ちを察する能力が高いタイプの主人公で、読んでいてストレスが少なかったのも良いところだと思います。

ヒロインが複数登場するいわゆるハーレムものだと、主人公が鈍感スキルを持っていることが多くて、いつもイライラさせられていました。

最近は少なくなってきていますが、まだ存在しているのは事実です。

こういうストレスを感じずに読める本作は優秀です!

 

終盤は少しシリアスな展開になりますが、なんだかんだでしっかりと着地してくれました。

読後感は結構良かったです。

多少のウザカワを許容できる方にはオススメのラブコメです。

 

試し読みはコチラ。

https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/15/viewer.html?cid=07b1d750-f24b-450e-b295-1f82248effa2&cty=0&adpcnt=GDPL5fFn

 

まとめ

富士見ファンタジア文庫の「推しが俺を好きかもしれない」を読んだ感想、レビューでした。

光助の1人称の地の文に「YOASOBI」「supercell」などの実在する音楽ユニットの名前が出たり、同じく実在するアニメ作品の名前が出たりもして親しみやすかったです。

ほとんどの作品名を知っていたので私のなかなかのおたくレベルかもしれません。

推し活をしている人で、ラブコメも好きな方であれば、主人公の気持ちに共感できると思います。

そういった方は1度読んでみてください。

2巻も発売されているので、時間がある時に読んでいこうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

バイバイッ! 

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