ようこそ、シュガーです。
MF文庫Jから発売されているライトノベル
著者:城崎 さん
イラスト:みわべさくら さん
隣のキミであたまがいっぱい。
を読みました。
面白いラブコメ作品を探していて手に取りました。
さっそく感想、レビューを書いていきます。
いつも通り個人的な評価です。
では行きましょう。
隣のキミであたまがいっぱい。
内容紹介 ストーリー あらすじ
同じクラスになった如月は、『他人の思考が読めてしまう』らしい。
この『読めてしまう』と『読める』の差は大きく、自分の意思にかかわらず常に他人の考えていることが聞こえてくるのには、彼女もうんざりしているという。
まあだからといって同情はするが、俺に出来ることなんてない。
そう思っていたんだが……。
どうやら俺の隣にいると、彼女の力は俺だけに限定されて、静かで落ち着くらしい。
だからって、距離感おかしくないか!?
いやべつに、俺は美少女がそばにいるからって、ドキドキなんかしていないから!!――そう、今日もまた俺は彼女に思考を読まれている。
内容紹介文はMF文庫J公式サイトより引用
https://mfbunkoj.jp/product/tonarinokimi/321909000816.html
感想、レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと90点!!
かなり私好みの作品でした。
本作のヒロインは如月那緒(きさらぎなお)。
近くにいる人の思考が読めてしまうらしいのです。
読みたいと思っていてもいなくても。
運動が得意な美少女。
ある時彼女は、主人公の宇佐美北斗(うさみほくと)の近くにいれば、北斗以外の思考が頭に流れてこないことに気が付きます。
彼女は半ば強制的に北斗の側にいるようになります。
2人は同じ時間を過ごすに連れて少しづつ心をかよわせていく……というお話です。
北斗は最初、那緒の思考を読む力に対して半信半疑でした。
実際に思考を読まれて初めて信じるに至ります。
那緒の力が本物だと分かっても、恐れたり嫌がったりせずに普通に接する様子は頼もしさや安堵感を覚えました。
那緒は今まで色々な人に考えを読まれるところを恐れられていたので、北斗の態度は新鮮で嬉しいものだったと思います。
そんな2人が一緒に映画を見に行ったり、夏祭りに行ったり、プールに行ったりするようになります。
この徐々に仲良くなっていく過程がたまらなく好きでした!
物語って結論にたどり着くまでの過程がめちゃめちゃ大切だと私は思っているので、しっかりと2人が仲良くなる様子を描いてくれるのは感謝の気持ちすらあります!
2人のお互いにお互いのことを良く思いつつ、でも明確な言葉にしない感じも好きです。
北斗は、思考を読まれるのが分かっていても那緒のことを美人だとか服装が似合うとか素直に考えちゃうあたり、純粋でいいなぁと思います。
でもそれを口に出さないのは若干のツンデレ。
那緒もあえてそういった北斗の思考をいじらないのも好感が持てました。
短いお話の連続でストーリーが進んでいくので、スラスラ読めて気持ちが良かったです。
文章に修飾語が少なくて分かりやすいのも好印象。
北斗と那緒の1人称視点どちらもあるので、2人がモノローグで何を考えているのかを知れるのは読者の特権!
ラブコメを気楽に楽しみたい方におすすめできます。
まとめ
MF文庫Jの「隣のキミであたまがいっぱい。」を読んだ感想、レビュー記事でした。
特殊設定はありつつも、主人公とヒロインが1:1のラブコメで、読むのが楽しかったです。
思考が読まれてしまうという点は、電撃文庫の「豚のレバーは加熱しろ」を思い出したりもしました。
豚レバは2023年秋にアニメ化されているファンタジーで面白いので、読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!