シュガーのファンタイム

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レーエンデ国物語 感想 レビュー 著者:多崎礼 講談社 小説 本屋大賞 2024 ノミネート

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ようこそ、シュガーです。

講談社から発売されている小説

著者:多崎礼 さん

レーエンデ国物語

を読みました。

本屋大賞2024ノミネート、5位にランクインしたファンタジー小説

会社の先輩が貸してくれました。

感謝!

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレが含まれるかもしれませんので、ご注意ください。

では行きましょう。

 

 

レーエンデ国物語

内容紹介 ストーリー あらすじ

異なる世界、西ディコンセ大陸の聖イジョルニ帝国。母を失った領主の娘・ユリアは、結婚と淑やかさのみを求める親族から逃げ出すように冒険の旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタン。
空を舞う泡虫、琥珀色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。ユリアはレーエンデに魅了され、森の民と暮らし始める。はじめての友達をつくり、はじめて仕事をし、はじめての恋を経て、親族の駒でしかなかった少女は、やがて帰るべき場所を得た。時を同じくして、建国の始祖の予言書が争乱を引き起こす。レーエンデを守るため、ユリアは帝国の存立を揺るがす戦いの渦中へと足を踏み入れる。

引用元

https://leende.kodansha.co.jp/

 

王道ファンタジー小説『レーエンデ国物語』(多崎礼) PV

www.youtube.com

人気声優の斉藤壮馬さんと伊藤美来さんが、メインキャラクタのトリスタンとユリアを演じるPVです!

本格ファンタジー、壮大さを覚えます。

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと80点。

 

重厚感ある本格ファンタジー!

メインキャラクタは3人。

1人目はヘクトル

騎士団長。

2人目はユリア

ヘクトルの娘。

3人目はトリスタン

レーエンデの案内人にして弓の名手。

 

貴族の娘であるユリアは、閉鎖的な故郷で孤独に過ごしてきました。

彼女の父・ヘクトルは、とある目的のためにレーエンデの地を訪れることになります。

ユリアはヘクトルと一緒にレーエンデに行きます。

泡虫と呼ばれるシャボン玉のような生き物が空を飛び、大樹のある場所レーエンデ。

ユリアはそこで初めて友達が出来たり、初めて仕事をしたり、初めて恋をしたりと、様々な経験をしていく……というお話。

 

久々に本格ファンタジーを読んだなぁ~という気持ちにさせてくれました。

海外小説のファンタジーっぽい雰囲気がある気がしました。

 

序盤は世界観と登場人物の個性を知るような感じ。

トリスタンとユリアとヘクトルが出会ってからは、楽しかったり不思議だったりワクワクしたりするファンタジー世界が楽しめました。

 

英雄ヘクトルと彼に憧れるトリスタン。

最初は憧れの対象としてヘクトルを見ていたトリスタンが、ヘクトルと関わるうちに主従のようなであり、相棒のようでもある関係性になっていきます。

このあたりは人間ドラマが好きでした。

また、レーエンデに来たことやトリスタンと出会ったことで、ユリアの世界が少しずつ広がっていく様子も良かったです。

今までは国のために好きでもない相手と結婚しなければならないと諦めて、役割のために生きていたユリア。

彼女はレーエンデに来たことで、自分の好きなように生きてもいいと知り、少しずつプラスの方向に変わっていきます。

私は常日頃から、どれだけ人生を自分の好きなように楽しいように過ごせるかを考えて生きています。

他人の目を気にして自分の生き方を抑えてしまうのは苦しいですからね。

なので、ユリアが少しずつ自分の生き方を探し始めたのは嬉しかったです。

恋なんかしちゃったりもして、幸せそうでした。

 

中盤から終盤にかけてはシリアスな展開が訪れてハラハラさせられました。

国や種族、派閥の利益関係による争いなどが降りかかります。

その他に、レーエンデに伝わる伝承や、レーエンデ固有の病なんかも絡んで来ます。

その中で見えるユリアとヘクトルの家族愛や、ユリアとトリスタンのロマンスに胸を熱くされたり、切ない気持ちにさせられたりしました。

 

終わり方は悲しさがありながらも、儚く美しいという不思議な感覚になりました。

懸命に生きた人たちの生きざまを見ました。

強さや愛情、信念などを感じるお話でした。

 

このシリーズは現在4巻まで発売されているようです。

会社の先輩が購入するらしいので、また借りて読めればと思います。

 

ハイファンタジーを読みたい方、冒険とロマンスを読みたい方、美しい世界観と文章を堪能したい方、オススメです。

 

試し読みはコチラ。

試し読み|『レーエンデ国物語』(2023年6月14日発売) 多崎 礼|tree

 

まとめ

講談社の単行本「レーエンデ国物語」を読んだ感想、レビュー記事でした。

本屋大賞2024ノミネートおめでとうございます。

500ページくらいのボリュームに本格的な世界観と、けっこう気合いを入れて読むタイプの作品でした。

サラサラ読む系ではありません。

まとまった時間が取れる時に読むことをオススメします。

リアルっぽい作画でアニメ映画にしたら人気が出そうな気がします。

偉い人、どうですか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

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