この記事にはプロモーションが含まれています。
ようこそ、シュガーです。
著者:駿馬京 さん
イラスト:竹花ノート さん
インフルエンス・インシデント
Case:03 粛清者・茜谷深紅の場合
を読みました。
SNSやインフルエンサーにまつわるトラブルを解決していくシリーズ第3巻。
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれます。
では行きましょう。
インフルエンス・インシデント Case:03
内容紹介 ストーリー あらすじ
粛清者・茜谷深紅。彼女がSNSトラブルの「萌芽」に拘泥する理由とは?
「…………冬美?」
連絡先も生死すらも不明だった親友・冬美と予期せぬ再会を果たしたひまり。
しかし、インフルエンサー・茜谷深紅と行動を共にし、様変わりしてしまった冬美にかける言葉は見つからなかった。
「茜谷深紅とは関わるな」
白鷺教授にそう言われたものの、ひまりは冬美の様子が気になっていた。
一方、RootSpeak上で話題になっているあるハッシュタグの広がりと連鎖するように、若者の自殺が増加。教授はそこに危険な思想を読み取り、ひまりとともに調査を始めるが――。
ひまりと真雪、凛や夜鶴をも巻き込み、白鷺ゼミが最大の事件に立ち向かう!!
出典:https://dengekibunko.jp/product/influence/322108000026.html
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
SNSやインターネットに絡む事件に挑むミステリー第3巻にして最終巻!
面白かったです。
前巻のおさらい。
過去に自殺したと思われていた姉崎ひまりの友人冬美が実は生きていました。
しかも、白鷺玲華教授が警戒している相手の茜屋深紅と行動していました。
人が変わってしまったような冬美の様子に動揺を隠せないひまりだった。
そして今巻。
SNS上で「#SeparationCatsQuest」というハッシュダグが流行ります。
このハッシュダグを発端にしたと思われる自殺の連鎖が発生し、ひまり達はこれを調査していくことになります。
茜屋深紅の思考にゾッとしました。
人間は好きだけど、自分で物事を考えない人間は人間と認めない。
だから消してしまって、人間が住みやすい世界にする、などというぶっ飛んだ考え方。
前者は少しわかる気がしないでもないです。
何も考えずにただ流されて生きるだけというのは、なんというか勿体ないですよね。
自分がどんな人間で、何を信じて、何に価値を置いていて、何がしたくて、何をしたくないのか。
そういうのを考えるは大切だと思います。
こういう意味で言えば、深紅の主張も少しは理解できます。
ただ、後者は全然共感できませんでした。
他人の生き方を他の人が決めていいとは思いません。
神にでもなったつもりなのか? と思わずにはいられませんでした。
白鷺教授が、そんな私の気持ちを代弁してくれていてグッときました。
深紅の思惑をとめるために、現実世界で行動を起こす"ひまり"たちと、ネットの世界から行動を起こす真雪たち。
最初の頃はひまりたちに助けられていた真雪が、ここにきてトラブル解決のために活躍する姿を見せてくれて嬉しかったです!
配信者には配信者なりの戦い方があるということですね。
ネットの世界ではストリーマー強し!
2巻で登場した'よづるん'こと春日夜鶴も力を貸してくれて、総力戦といった具合。
ネットの闇を晴らすのはネットの光というわけですね。
熱い展開で良かったです。
最後はひまりのパワーも炸裂して、無事に問題解決となり、一安心でした。
SNSでの炎上の仕組みや関わる人々の心理状況などを詳しく解説している点や、魅力的なキャラクタがたくさん登場する点、ミステリーの要素を持ったストーリーなど、好きなところがたくさんあったシリーズでした。
3巻で最終巻なのは寂しいですが、ずっと面白かったです。
オススメです!
インフルエンス・インシデント シリーズ感想記事リンク
当ブログで書いているインフルエンス・インシデントシリーズの感想記事まとめです。
一緒に読んでください!
インフルエンス・インシデント Case:01 感想 レビュー
インフルエンス・インシデント Case:02 感想 レビュー
インフルエンス・インシデント Case:03 感想 レビュー
まとめ
電撃文庫の「インフルエンス・インシデント Case:03 粛清者・茜谷深紅の場合」を読んだ感想、レビュー記事でした。
1巻の最初から3巻の最後まで、ずっと楽しませてもらいました。
SNS上での発信内容に気を付けようと改めて思いました。
自分が被害者にも加害者にもならないように、適切な距離を保ちつつ付き合っていこうと思います。
駿馬京さん、竹花ノートさん、素敵な作品をありがとうございました。
次回作も期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
参考になったり面白かったりしたら、読者になるボタンのクリックやコメント、SNSでの共有などをお願いします!
いつもスターをくれる方々、ありがとうございます!
モチベーションあがります!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!