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ようこそ、シュガーのファンタイムへ!
新潮文庫nexから発売されているミステリー小説
著者:知念実希人 さん
を読みました。
現役医師が描く、累計発行部数100万部突破の人気メディカルミステリー!
面白かったです!
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれます。
作品紹介PVやメディアミックスについてもまとめます。
ではいきましょう!
天久鷹央の推理カルテ
知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』PV|新潮文庫nex
イラストと文字のスタイリッシュなPV。
音楽がロックマンエグゼとか流星のロックマンっぽい感じするの私だけ?
内容紹介 ストーリー あらすじ
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた……? 頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。
引用元
https://www.shinchosha.co.jp/book/180010/
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと90点!!
展開も面白いしキャラクタも魅力的!
メインキャラクタは2人。
1人目は天久鷹央(あめくたかお)。
統括診断部の部長にして本作の探偵役。
童顔で小柄なので高校生に間違えられることもある。
超人的な記憶力と知能の持ち主で、論理的な思考を好む女性。
人間の感情を読んだりするのは苦手。
2人目は小鳥遊優(たかなしゆう)。
統括診断部所属の内科医見習いで鷹央の部下。
まわりからは小鳥先生と呼ばれる。
助手の役割を務める。
コミュニケーションが苦手な鷹央を助ける役割も担う。
統括診断部には、院内で診断困難とされた患者や不思議な出来事が持ち込まれます。
それらを鷹央が解決していく、という流れ。
「子供が河童を目撃した」「夜の病棟に人魂が出る」「中絶したはずの赤ちゃんが戻って来たと主張する高校生」などなど。
短編連作形式で凄く読みやすかったです。
文章もシンプルでサラサラと読めます。
医療の知識がなくても大丈夫b
鷹央がしっかり解説してくれますから。
どの話も面白かったです。
思いもよらないところが繋がって来たり、科学的な話題が登場したりもして、読むのが楽しかったです。
1番好きだったのは「中絶したはずの子供が戻って来たと主張する高校生」の話。
中絶については賛否あるらしいですが、ココではいったん置いておきます。
手術は成功しているのに、妊娠に酷似した症状が出て再度検査するも、症状の正体が見つからず、患者の容体は悪化していく。
鷹央の頭脳をもってしても原因にたどり着かず、どうやって解決していくのかハラハラしながら読み進めました。
解決の糸口は、なにも鷹央の頭脳の中だけにあるわけじゃないんですよ!
ネタバレ防止のために誰とは書きませんが、他の登場人物の気づきが鷹央に光をもたらしてキュピーン!みたいスピード感でシナプスが繋がって答えにたどり着く流れは痺れました。
ただ、答えにたどり着いた後も、患者に手術を受けるよう説得する必要もあったりなんかして、超えるハードルはたくさん。
普段理論的な物言いの鷹央が、手術を頑なに拒む患者に向けて、感情を強く出した言葉をたくさん口にしていて、胸に凄く刺さりました。
コミュニケーションを得意としていない鷹央は、その言葉遣いから冷たい印象を受けることもあったんですが、根っこの部分は優しくて人を大切に思っているんだなぁと伝わって来てめちゃめちゃいい場面でした。
素晴らしい。
診断医がテーマの作品と言えば、海外ドラマの「Dr.HOUSE」を思い出します。
患者の証言や検査結果から、どんな病気なのか? どんな対処が適切なのかを導いていく物語がドクターハウス。
この作品も医療探偵がコンセプトらしいので、本作が好きな方は楽しめるかもしれませんね。
続編も読んで行ければと思っています。
試し読みはコチラ。
メディアミックスについて
TVアニメ化 決定
天久鷹央の推理カルテはTVアニメ化が決定しています。
放送時期やキャスト、制作会社などは現状発表になっていません。
動く鷹央を見るのが楽しみです。
キャラクター原案が灼眼のシャナや涼宮ハルヒの憂鬱のイラストを手がけたいとうのいぢさんなのも嬉しい点です。
早くみたいです。
コミカライズ
天久鷹央の推理カルテはマンガになっています。
漫画を担当されているのは緒原博綺さん。
鷹央が興味のある謎を前にしてワクワクしている時の表情が素敵です。
ビジュアルイメージを持つのに読んでみるのもいいかもしれません。
試し読みはコチラ。
ブックウォーカーです。
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/19/viewer.html?cid=f041ed70-3579-4d7e-ba3d-68d73d49d541&cty=1
まとめ
天久鷹央の推理カルテを読んだ感想、レビュー記事です。
なにやら実業之日本社文庫から「完全版」という名前で本シリーズが発売されています。
完全版には描き下ろしが収録されているらしいです。
新潮文庫nexから移籍みたいですよ。
どうやら、新型コロナウィルス感染症に関するデマ記事を週刊新潮が書いていたらしく、知念先生は医者という立場から記事の撤回を申し入れたようですが、新潮社はそれを撤回せず、それを受けて知念先生は新潮社から引き上げたようです。
ワクチンどうのこうのについて私に全く分からないので言及しません。
ただ、人気シリーズを手放すことになった新潮社は痛手だったろうなぁと想像できます。
ましてや、人気が出てアニメ化までするんですから。
作者が書く場所を選べる世の中なのはいいことだと思いますけどね。
話題が固くなってしまいましたが、続きもアニメ化も楽しみに待っておきます。
アニメの前に予習するのもいいかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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いつもスターをくれる方々、ありがとうございます!
モチベーションあがります!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!