シュガーのファンタイム

月間PV数16000達成! ようこそ、シュガーです。音楽、ライブ、小説、マンガ、アニメ、映画など私の楽しいこと、好きなことについて書いていきます。 コメントもらえると嬉しいです! 基本リンクフリーですが、悪質な利用はやめてくださいね。本ブログはプロモーションが含まれています。お仕事や献本等待ってます!

成瀬は天下を取りにいく 感想 レビュー 著者:宮島未奈 新潮社 小説 本屋大賞2024大賞受賞作

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ようこそ、シュガーです。

新潮社から発売されている小説

著者:宮島未奈 さん

成瀬は天下を取りにいく

を読みました。

2024年の本屋大賞受賞、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023小説部門1位、読書メーターBOOK OF THE YEAR 2023-2024 1位、キノベス!2024 1位など、デビュー作にして14冠を受賞した大人気作品。

実は、読書メーターで開催されていた本屋大賞予想チャレンジに参加しており、見事予想が当たりまして、BOOK☆WALKERで使える2000円分のコインが貰えました。

本屋大賞予想で貰ったものなので、それは大賞作に使うでしょう? ということで読みました。

電子書籍

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレが含まれると思います。

では行きましょう。

 

 

成瀬は天下を取りにいく

内容紹介 ストーリー あらすじ

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。

引用元

https://www.shinchosha.co.jp/special/naruten/

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと85点。

 

駆け抜けるように読めて、爽やかさと懐かしさ、少しの寂しさを残してくれるようなお話だと感じました。

 

メインキャラクタはタイトルにもなっている成瀬あかり

滋賀県大津生まれの女の子。

1人で何でもできてしまうため、他人の目を気にせずマイペースに生きています。

閉店が決まった西武大津店のテレビ中継に映り込む、シャボン玉を極める、200歳まで生きる、お笑いの頂点を目指してM-1グランプリに出る、などなど突拍子のないことを言いだしては行動に移していく成瀬。

やりたいこと、なりたいものに全力で突き進む成瀬の姿に影響を受ける友人の島崎みゆき

直接関係ないところで影響を受ける大人たち。

成瀬を中心に、そういったものを描いたお話でした。

 

なんといっても成瀬のキャラクタが魅力的でした!

周りから見たら少し変わった人間と見られる彼女。

自分の気持ちに正直で行動力が抜群だから、他人の目にはそう映ってしまいます。

ただ、何か惹きつけるものを持っていて、彼女が次にどんな行動を見せてくれるのかワクワクしながら読み進めました。

こんな感じなのに後半で普通の人間らしいところも見せて来るからたまりません。

社会生活をおくっていると、自分らしく生きたいと思っても、なかなか思い通りにいかない場面がありますよね?

そういった気持ちを抱えた読者に、成瀬の強くて自由な生きざまが刺さって人気なのかもしれません。

 

成瀬の友人の島崎みゆきも好きでした。

成瀬の歩みのほとんどを目撃してきているみゆきは、成瀬のことを面白く見ていたり、時には一緒になって行動を起こしたりしていました。

実際に成瀬のような人間が近くにいたら、変わった人だからと敬遠する人が多いように思ってしまいますが、みゆきは違いました。

いい友人だなぁと思います。

ずっと仲良いまま過ごしてほしいです。

 

物語は夏に読むのがピッタリな青春感を味わえるものだったと思います。

吹き抜ける風の爽やかさの中に、青春時代の懐かしさみたいなものがのっているような感じ。

私が大人だからそういう風に感じるのかもしれません。

変化が無い生活って無いと思うんです。

多かれ少なかれ、時間とともに変わっていくモノがあったり、出会いと別れがあったりしますよね?

そんな世の中でも、変わらなくていいものや変わって欲しくないものってあるよなぁ~と思いました。

 

既に続編「成瀬は信じた道を行く」も発売されているようですね。

読みたいです。

明日にでも文庫化して欲しい!

単行本は高いので……いつ文庫化するんでしょうね?

 

何かを始めたいと思っている方、自分らしくありたいと思っている方、好きなように生きてみたいと思っている方、爽やかな読後感の作品をお求めの方、オススメです!

 

試し読みはこちら。

www.shinchosha.co.jp

 

オーディオブック『成瀬は天下を取りにいく』サンプル動画

www.youtube.com

オーディオブックのサンプル動画が作品の特徴を分かりやすく表してくれています。

気になる方は1度見てみてください。

個人的に応援している声優の山根綺さんと緒方佑奈さんがメインの2人を演じているのも熱い。

 

まとめ

新潮社の「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ感想、レビュー記事でした。

読みやすい文章とグイグイ読ませてくれる展開で気持ちよく読めました。

強くて面白おかしくて人間味のある成瀬の人生を多くの方に読んで欲しいです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

参考になったり面白かったりしたら、読者登録やコメント、SNSでの共有などをお願いします!

それでは今日はこの辺で。

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冬期限定ボンボンショコラ事件 感想 レビュー 著者:米澤穂信 創元推理文庫 小説 小市民シリーズ

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ようこそ、シュガーです。

創元推理文庫から発売されている青春ミステリー小説

著者:米澤穂信 さん

冬期限定ボンボンショコラ事件

を読みました。

アニメ化も決まっている小市民シリーズの最新刊!

4年ぶりに発売されました!

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

謎解きのネタバレに気を付けて書いて行きます。

 

 

冬期限定ボンボンショコラ事件

内容紹介 ストーリー あらすじ

小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。冬の巻ついに刊行。解説=松浦正人

引用元

https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488451127

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと80点。

 

日常の謎を扱った青春ミステリー「小市民シリーズ」最新刊。

長いこと続刊が出ていなかったので、もう過去の内容を忘れてしまいました笑

覚えているのはキャラクタくらいですよ。

そんな前置きをしつつ、軽い作品紹介も交えて書いて行きます。

 

メインキャラクタは2人。

1人目は男子高校生の小鳩常悟朗(こばとじょうごろう)

観察力とひらめき力を持ちます。

2人目は女子高生の小山内ゆき(おさないゆき)

行動力と、ある種の狡猾さを持つキャラクタです。

中学時代の小鳩くんは謎解きで注目されることに喜びを感じていました。

ただ、とあるトラブルがあってからは、小市民としての生活を心がけようとします。

小市民というのは中流階級のことのようですが、本作では「目立たない普通の」みたいな意味に置き換えて受け取っても良いと思います。

小山内さんも小鳩くんと似たような経験があって、2人はお互いに助け合ったり利用しあったりする互恵関係を結びます。

2人は大人しく過ごそうとするが、何故か謎が舞い込んで来て……みたいな作品です。

 

さて本題、冬期限定ボンボンショコラの感想です。

苦さを感じるお話になっていました。

 

冒頭で小鳩くんがひき逃げにあって大怪我、入院してしまいます。

小鳩くんは身動きできないほどの状況に。

ひき逃げ事件の犯人を小山内さんが捜しているらしい……。

さらに、実はこの事件は過去の小鳩くんと小山内さんにも関係していて……というお話。

 

事故にあった現在の小鳩くんと、過去の小鳩くんのエピソードが行ったり来たりします。

過去編では小鳩くんと小山内さんが知り合う過程だったり、小市民を目指すようになった経緯だったりが読めました。

過去のお話を読んだのがめちゃくちゃ前なので間違っていたら申し訳ないのですが、多分初出しの情報な気がします。

知り合うきっかけも事件なのが2人らしいです。

昔から小山内さんは狼っぽさを持っていたんですね。

 

小鳩くんがひき逃げにあってからは、病院でのシーンが多くなります。

正直、途中までこれがちょっとダラダラしてるなぁ~と思っていたんです。

ただ、違ったんですよ!

あるべくしてあったというのが終盤で分かって来ます。

これには「あーなるほどー!」となりました。

流石プロの作家は凄い。

ミステリーを読んでいて気持ちのいい瞬間ですね。

作品にやられる「あーっ!」となる感じ。

 

謎解きの内容について、ネタバレになってはいけないのでここでは書きませんが、なんとも後味が悪いというか苦みが強いというか、そんな感じでした。

過去が現在に清算を求めに来た、みたいな。

そういうような感覚になりました。

小山内さんの執念深さが見えるところがあってヒヤヒヤゾクゾクしました。

私も自分に銃口を向けてきた相手がいたら、狙いを定めて用意周到に準備して徹底的につぶすタイプなので、共感できるところが多いです。

小山内さん、もっともっとぶちかましてほしい。

 

さて、小市民シリーズは本作で終わりになるようです。

春期限定いちごタルト事件が2004年に発売されたので、20年越しの完結ですかね?

長かった笑

ただ、米澤さんによると、短編集が1冊出るかもしれないとのことです。

発売されることを楽しみにしておきます。

 

小市民シリーズを読んできた方、青春ミステリーや日常の謎ミステリーを探している方、是非とも読んでください。

おすすめです。

試し読みはコチラ。

https://binb.bricks.pub/contents/2d1e20bf-be83-435e-b726-4cccea77953d_1714523176/reader

 

小市民シリーズアニメ化について

www.youtube.com

小市民シリーズはアニメ化が決定しています。

PVがあるので紹介します。

以前にアニメ化決定まとめ記事を書いているので、一緒にご覧ください。

楽しみですね。

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

創元推理文庫の「冬期限定ボンボンショコラ事件」を読んだ感想、レビュー記事でした。

久々の新刊なので、シリーズの細かいところは忘れてしまいましたが、キャラクタは覚えていました。

私みたいな読者も一定数いそうですね笑

読みなおそうかとも思いましたが、アニメ化が決まっているので、そちらで見ていこうと思います。

アニメの予習をしたい方は、シリーズ第1作目「春期限定いちごタルト事件」から読んでみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

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レーエンデ国物語 感想 レビュー 著者:多崎礼 講談社 小説 本屋大賞 2024 ノミネート

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ようこそ、シュガーです。

講談社から発売されている小説

著者:多崎礼 さん

レーエンデ国物語

を読みました。

本屋大賞2024ノミネート、5位にランクインしたファンタジー小説

会社の先輩が貸してくれました。

感謝!

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレが含まれるかもしれませんので、ご注意ください。

では行きましょう。

 

 

レーエンデ国物語

内容紹介 ストーリー あらすじ

異なる世界、西ディコンセ大陸の聖イジョルニ帝国。母を失った領主の娘・ユリアは、結婚と淑やかさのみを求める親族から逃げ出すように冒険の旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタン。
空を舞う泡虫、琥珀色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。ユリアはレーエンデに魅了され、森の民と暮らし始める。はじめての友達をつくり、はじめて仕事をし、はじめての恋を経て、親族の駒でしかなかった少女は、やがて帰るべき場所を得た。時を同じくして、建国の始祖の予言書が争乱を引き起こす。レーエンデを守るため、ユリアは帝国の存立を揺るがす戦いの渦中へと足を踏み入れる。

引用元

https://leende.kodansha.co.jp/

 

王道ファンタジー小説『レーエンデ国物語』(多崎礼) PV

www.youtube.com

人気声優の斉藤壮馬さんと伊藤美来さんが、メインキャラクタのトリスタンとユリアを演じるPVです!

本格ファンタジー、壮大さを覚えます。

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと80点。

 

重厚感ある本格ファンタジー!

メインキャラクタは3人。

1人目はヘクトル

騎士団長。

2人目はユリア

ヘクトルの娘。

3人目はトリスタン

レーエンデの案内人にして弓の名手。

 

貴族の娘であるユリアは、閉鎖的な故郷で孤独に過ごしてきました。

彼女の父・ヘクトルは、とある目的のためにレーエンデの地を訪れることになります。

ユリアはヘクトルと一緒にレーエンデに行きます。

泡虫と呼ばれるシャボン玉のような生き物が空を飛び、大樹のある場所レーエンデ。

ユリアはそこで初めて友達が出来たり、初めて仕事をしたり、初めて恋をしたりと、様々な経験をしていく……というお話。

 

久々に本格ファンタジーを読んだなぁ~という気持ちにさせてくれました。

海外小説のファンタジーっぽい雰囲気がある気がしました。

 

序盤は世界観と登場人物の個性を知るような感じ。

トリスタンとユリアとヘクトルが出会ってからは、楽しかったり不思議だったりワクワクしたりするファンタジー世界が楽しめました。

 

英雄ヘクトルと彼に憧れるトリスタン。

最初は憧れの対象としてヘクトルを見ていたトリスタンが、ヘクトルと関わるうちに主従のようなであり、相棒のようでもある関係性になっていきます。

このあたりは人間ドラマが好きでした。

また、レーエンデに来たことやトリスタンと出会ったことで、ユリアの世界が少しずつ広がっていく様子も良かったです。

今までは国のために好きでもない相手と結婚しなければならないと諦めて、役割のために生きていたユリア。

彼女はレーエンデに来たことで、自分の好きなように生きてもいいと知り、少しずつプラスの方向に変わっていきます。

私は常日頃から、どれだけ人生を自分の好きなように楽しいように過ごせるかを考えて生きています。

他人の目を気にして自分の生き方を抑えてしまうのは苦しいですからね。

なので、ユリアが少しずつ自分の生き方を探し始めたのは嬉しかったです。

恋なんかしちゃったりもして、幸せそうでした。

 

中盤から終盤にかけてはシリアスな展開が訪れてハラハラさせられました。

国や種族、派閥の利益関係による争いなどが降りかかります。

その他に、レーエンデに伝わる伝承や、レーエンデ固有の病なんかも絡んで来ます。

その中で見えるユリアとヘクトルの家族愛や、ユリアとトリスタンのロマンスに胸を熱くされたり、切ない気持ちにさせられたりしました。

 

終わり方は悲しさがありながらも、儚く美しいという不思議な感覚になりました。

懸命に生きた人たちの生きざまを見ました。

強さや愛情、信念などを感じるお話でした。

 

このシリーズは現在4巻まで発売されているようです。

会社の先輩が購入するらしいので、また借りて読めればと思います。

 

ハイファンタジーを読みたい方、冒険とロマンスを読みたい方、美しい世界観と文章を堪能したい方、オススメです。

 

試し読みはコチラ。

試し読み|『レーエンデ国物語』(2023年6月14日発売) 多崎 礼|tree

 

まとめ

講談社の単行本「レーエンデ国物語」を読んだ感想、レビュー記事でした。

本屋大賞2024ノミネートおめでとうございます。

500ページくらいのボリュームに本格的な世界観と、けっこう気合いを入れて読むタイプの作品でした。

サラサラ読む系ではありません。

まとまった時間が取れる時に読むことをオススメします。

リアルっぽい作画でアニメ映画にしたら人気が出そうな気がします。

偉い人、どうですか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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ベーシックインカムの祈り 感想 レビュー 著者:井上真偽 小説 集英社文庫

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ようこそ、シュガーです。

集英社文庫から発売されている小説

著者:井上真偽 さん

ベーシックインカムの祈り

を読みました!

井上真偽さんのファンなので手に取った本です!

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレが含まれると思いますのでご注意ください。

では行きましょう!

 

 

ベーシックインカムの祈り

内容紹介 ストーリー あらすじ

これは、予言ミステリーだ──。
SFとミステリー双方の強みを生かし、来るべき未来に備えるための知恵と勇気を与えてくれる一冊 大森望氏賞賛

「ふくくんはなおとさんがきらい」。園児の書いた文章を読んだエレナ先生は、その真の意味を分析して……(「言の葉の子ら」)。教授は私に問うた。なぜ、執筆している短編集のテーマに「ベーシックインカム」を選ばなかったのか、と。私は不審を抱いていたのだ。制度ではなく、教授に(表題作)。近未来に実現可能な技術を描きつつ、本格ミステリの醍醐味を存分に感じさせる全五編。

引用元

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744445-2

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと90点!!

 

SFっぽさをベースにミステリ要素を加えた短編が5作品収録された本でした!

 

AIだったり、VRだったり、遺伝子組み換えだったり、人工細胞だったりといったテクノロジーが盛り込まれたお話はどれも非常に興味深く、面白く読むことができました。

これらの要素をミステリーに上手く溶け込ませていて、ワクワクしたりハラハラしたりしながら読み進めました。

これってもしかして……」と徐々に予測を立てて追いかけて行くお話もあれば、種明かしのところで「うわ、やられた!!」となるお話もあったりして、読み味が違うのも素敵。

また、終盤には「あぁ~そういうこと?!」と思わせてくれるような仕掛けもあって好き。

 

私がテクノロジーの発展に強い興味を持っていることもあってか、読み出したらページをめくる手が止まりませんでした。

人工知能については、ここ最近の生成AIの進化のスピードに驚かされています。

大規模現言語モデルで言うとOpenAIのChat-GPT、アルファベット(Google)のGemini、マイクロソフトのCopilot、メタ・プラットフォームズのLlamaなどがありますよね?

画像生成AIで言うと、DALL·E 3やMidjourney、Stable Diffusionなどもあります。

無料で触れられるものは、とりあえずさわってみています。

まだ使いこなせないですけど。

 

VRについては、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイを使って体験をしたこともあります。

現状、フィクションの世界で描かれるようなリアリティには至っていないと思いますが、現実では経験できないことを経験できたりするのでオススメです。

将来はバーチャルワールドで仕事をしたり、遠方の友達と会ったり、ルッキズムから解放された活動ができたりするんでしょうね。

想像するだけでワクワクがとまりません。

ルッキズムからの解放といえば、VTuberはそれの1つかもしれません。

そういえば、アップルのVISION PROの発売なんかもありましたね。

 

遺伝子組み換えや人工細胞については、まだ私の知るところでは無いです。

どんな技術で、どんな進化をもたらしてくれるのか楽しみです。

 

ちょっと話がずれたので戻ります。

井上真偽さんは本当に物語を読ませるのが上手い作家だと感じます。

ミステリーに様々な要素を加えてストーリーを進めていくのが上手い!

文章も過度な装飾語が無く読みやすいのが魅力です。

アリアドネの声」といい、「探偵が早すぎる」といい、私の好みど真ん中をついてくるのなんなんでしょうね?笑

更にファンになりました。

これからも追いかけて行きたい作家です。

 

試し読みはコチラ。

ベーシックインカムの祈り

www.shueisha.co.jp

 

井上真偽さん作品感想 レビュー記事まとめ

当ブログで書いている井上真偽さん作品の感想、レビュー記事リンクです。

一緒に読んでいってください!

アリアドネの声 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

ベーシックインカムの祈り 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

集英社文庫の「ベーシックインカムの祈り」を読んだ感想、レビュー記事でした。

短編集なので読み味は結構軽快だったように思います。

でも、考えることは結構多かったです。

技術の進化が人類にプラスの影響を与えてくれればいいなぁとか、悪用される可能性を考慮して発展が止まるなんてことが無ければいいなぁとか。

難しいことは分かりませんけどね笑

早坂吝さんの探偵AIシリーズ好きな方、本作おすすめです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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理想のヒモ生活 3 感想 レビュー 著者:渡辺恒彦 / イラスト:文倉十 ヒーロー文庫 ライトノベル

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ようこそ、シュガーです。

ヒーロー文庫から発売されているライトノベル

著者:渡辺恒彦 さん

イラスト:文倉十 さん

理想のヒモ生活 3

を読みました。

異世界転生してヒモ生活をおくると思いきや、なんだかんだで奥さんのために働く主人公を描いたファンタジーのシリーズ第3巻。

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレがあるかもしれません。

では行きましょう。

 

 

理想のヒモ生活

内容紹介 ストーリー あらすじ

山井善治郎が女王アウラに婿入りしてから、早一年。王子誕生にカープァ王国が沸き立つ一方、ガジー辺境伯領に今年の塩が届かないという不吉な知らせが届く。事態解明に乗り出す女王アウラとは別に、後宮で暇をもてあました善治郎は、石鹸や蒸留酒の製造など、様々な物づくりに励みはじめる。しかし、善治郎も巻き込む大事件が起こる!今回も書籍でしか読めない新章、エピソードをしっかり収録し、ますますパワーアップ。

内容紹介文はヒーロー文庫HPより引用

https://herobunko.com/books/hero02/203/

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと80点!!

シリーズ第3巻。

面白かったです。

 

異世界に生活の場を移してしばらくたったゼンジロウ。

彼は何もしなくていい生活に暇を感じるようになってきます。

何をしようか考えて、妻であり女王のアウラを手助けできればと思い、貴族のマナーや言語を勉強し始めます。

なんて素晴らしい人格者でしょうか。

私だったら絶対ぐーたらして暮らすのに!笑

アウラの代理で行える公務に出席したりもしていました。

尊敬しかないです。

アウラの権力に影響を与えないようにしつつも、アイディアを出したり現代で得た知識を提供したりして、少しずつ国が豊かになっていく様子も見られました。

民から見えないところでゼンジロウが国を良くしていくわけです。

 

また、シャンプーや石鹸を完成させようと取り組んだり、蒸留酒を作って見たりと、趣味と実益を兼ねた動きもしていました。

どの世界でも美しさに惹かれる女性の心理は変わらないと思うので、シャンプーは良いアイテムだと思います。

 

それから、とある課題により設置を見送っていた文明の利器エアコンにも手を出します!

ゼンジロウがアウラの魔法の効果を知ったことにより実現します。

アウラの魔法は時間系のものでした。

あまり深く書くとネタバレになってしまうのでこのあたりで。

 

あとは、ゼンジロウが日本から持ち込んだビー玉にアウラが関心を寄せていました。

何やら魔法と関係しているような雰囲気をだしていましたが、詳細は語られず。

この世界では、ビー玉に相当の価値が付くらしいです。

アウラだけでなく隣国もビー玉やガラスを気にしているようでした。

どう流れていくのか楽しみにまっておきます。

 

異世界ファンタジーにしては地味で淡々としている印象もありますが、さらっと読めて楽しめるので、なんだかんだで好きです。

お試しあれ!

 

理想のヒモ生活 シリーズ感想記事リンク

当ブログで書いている理想のヒモ生活シリーズの感想、レビュー記事まとめです。

一緒に見て行ってください!

理想のヒモ生活 1 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

 

理想のヒモ生活 2 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

理想のヒモ生活 3 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

ヒーロー文庫の「理想のヒモ生活 3」を読んだ感想、レビュー記事でした。

アウラの負担軽減のために頑張るゼンジロウが見られて良かったです。

ますますヒモ要素が減っているのはご愛嬌。

次もゆっくり読んでいこうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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それでは今日はこの辺で。

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