シュガーのファンタイム

月間PV数14,000達成! ようこそ、シュガーです。音楽、ライブ、小説、マンガ、アニメ、映画など私の楽しいこと、好きなことについて書いていきます。 コメントもらえると嬉しいです! 基本リンクフリーですが、悪質な利用はやめてくださいね。本ブログはプロモーションが含まれています。お仕事や献本等待ってます!

アニメ ヴァイオレット・エヴァーガーデン やっぱりおすすめはテレビシリーズ!

ようこそ、シュガーです。

2021年10月29日に金曜ロードショー京都アニメーション制作のアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が放送されましたね。

1クール分のテレビアニメを監督の石立太一さん自ら編集を行った特別編集版となっていました。

私はテレビシリーズを全話見ており、今回の放送も見ました。

どちらも楽しめたのですが、やはり様々な面でテレビシリーズの方が面白かったので、私的にテレビシリーズのオススメを書いてみたいと思います。

特別編集版で初めて本作に触れた方がこの記事を読んで、アニメ本編を見てくれたらうれしいです。

 

 

テレビシリーズのおすすめポイント

ヴァイオレットの成長に時間をたっぷり使っている

最初のおすすめポイントにして私的に最大のポイントです!

特別編集版では、1クール分のアニメ5時間超を放送枠に収まるように2時間30分くらいにしなければならないので、アニメ全話見ている私としてはお話の流れが駆け足だった印象を受けました。

自分の感情というものを理解していない状態のヴァイオレットが、とんとん拍子に成長して感情が芽生えてくるような流れになっていたような、そんな感じ。

実際はそんなにスムーズに成長するわけでは無いのです!

自動手記人形サービス、ドールとして初めてお客さんの手紙を書いたシーンでは、感情が全く載っていない文章になっていて怒られたりするのです。

それでも何が悪くて苦情が来ているのかも分からないという。

なぜならヴァイオレットは小さいころから戦場で武器として生きてきたからです。

感情を切り捨てて生きるしかなかったという境遇があったわけです。

でも、そんな彼女も同僚のカトレアやエリカ、アイリス、ベネディクト、ホッチンズ達と関わる中で少しずついろいろなことを知って成長していくのです。

口から出た言葉や目に見えるものだけが全てではないこと、人が人に向ける感情にはいろいろな種類があること、人は思っている全てを伝えてくれるわけでは無いこと。

そういったことを様々な体験を通して少しずつ成長していくのです。

アイリスが腕をけがしてしまった時にアイリスの代わりに代筆をするために出張に同行したり、天文台へ出張して大量の写本作業をしたり、恋文の代筆を請け負ったり、そういった色々な出来事を経て、時間と経験を積み重ねて、少しずつ少しずづ成長していくのです。

これらの時間の積み重ねというものがあって、第7話の劇作家オスカーの代筆の際に、オスカーが妻や娘を亡くした感情を理解できるようになっていたわけですし、ファンが声をそろえて神回と語る第10話では、母親のクラーラが娘のアンに向ける慈しみや優しさを感じ取ったり、今後アンが置かれる状況を思って涙するようになったりするのです。

このオスカーのエピソードと、アンとクラーラのエピソードの間にも実は2つのお話があって、そこでもヴァイオレットは少しずつ成長しているのです。

オスカーのエピソードでは、大事な人を失ったオスカーに自分を重ね合わせて涙を流していたヴァイオレット。

この時は自分の中にあった感情が動いて泣いていたヴァイオレットですが、クラーラとアンのエピソードでは、自分が経験していないことなのに、アンとクラーラの気持ちを感じ取って涙するわけです。

この違いはものすごく大きいのは分かってもらえると思います!

 

なんか私の感情が強すぎて内容が堂々巡りになっている気がしないでもないですが、とにかくヴァイオレットが過ごしてきた時間と経験の積み重ねがテレビアニメ版は段違いなんです!

この時間と経験の積み重ねが見えてくると、ヴァイオレットの感情の機微や成長具合をより強く感じられて、胸に刺さりまくるし、感情が動かされまくるのです。

 

特別編集編では見られないエピソードが多数ある

上で少し書きましたが、特別編終版では時間の都合で省かれてしまったシーンやエピソードがたくさんあるのです!

例えば、ドールの育成学校で知り合ったルクリアとのお話では、ヴァイオレットが教官のローダンセから卒業の証であるブローチをもらった後に、本当はルクリアとその兄とシーンがあるのです。

ルクリアがヴァイオレットに見せてくれた街1番の景色を、ルクリアと兄が一緒に見に行って、ルクリアがヴァイオレットに向けて感謝を述べるモノローグのシーン。

なぜあれをカットしてしまったのか分かりませんが、あのモノローグのシーンで余韻に浸ってお話が1つ終わるように考えて作られているのです。

また、お話丸々カットされていましたが、第5話の恋文を代筆する回も素晴らしいお話になっているので、見ないのはもったいないです!

ヴァイオレットエヴァ―ガーデンの世界はシリアスだったり切なさを含んだ愛情だったりというテーマが多いですが、この第5話はハッピーで感動するお話になっていて、テイストは違いますがめちゃくちゃおすすめなので見てほしいです!

ドロッセル王国へ出張し、王女シャルロッテの政略結婚の相手であるダミアン王子との恋文を代筆する仕事を担当するお話。

政略結婚というとイメージでは愛がなくて利権のための婚約という印象を受けますが、ストーリーが進むと段々と様子が分かってきて、素敵なラブストーリーになっていきます。

シャルロッテとダミアンのラブストーリーが暖かくてもどかしくてかわいらいくて大好きでした。

また、シャルロッテを幼いころから育てていた宮廷女官のアルベルタとシャルロッテの絆も感じられて感動させてくれます。

このお話をカットするなんて、凄い判断だと思います。

私なら絶対このお話はカットしない。

オスカーのお話を代筆するお話でも、ヴァイオレットが傘で湖を駆ける姿を見て、亡き娘を思い出しながら涙を流したオスカーですが、その後にオスカーのモノローグで素敵な語りが入っているんですテレビアニメ版では!

「神様なんていないと思っていたけど、いるなら君のことだろう」

特別編集版ではここがカットされていたので、ヴァイオレットと関わったことでオスカーの気持ちがどういう方向に向いたのか、その後の余韻が薄くなってしまっているんです。

これはもったいなすぎる。

放送枠が限られてるのが悪い!

この作品はやっぱりヴァイオレットが過ごしてきた時間と積み重ねた経験があるからこそ響くので、じっくり丁寧に時間を使っているテレビアニメ版の方が圧倒的に面白い。

私は1回この作品の記憶の一切を消して、まっさらな状態で初めから見たいと何回も考えています。

その他、クラーラとアンのお話のあとにも3つのエピソードがあって、ギルベルト少佐の兄であるディートフリートとヴァイオレットのお話があったりもして、語りだしたらきりが無いので今回はこのくらいにしておきます。

とにかく、テレビシリーズ見てください!

 

今から見る方法

さて、テレビアニメシリーズを見てほしいと何度も主張してきましたが、いざ見ようとすると手段は限られています。

それが以下の通り。

1.Netflix

2.Blu-ray/DVDレンタル

3.Blu-ray/DVD購入

1番コストがかからないのはレンタルだと思いますが、特別編集版の放送があったのでしばらくは貸し出し中かもしれませんね。

Netflixは、すでに契約している方であれば直ぐに見られます。

契約している方はコチラが良いですね。

そして少しコストがかかってしまいますがBlu-ray/DVD購入する方法。

普段アニメを見ない人は、アニメのBlu-ray/DVDを買う習慣はないかもしれませんが、好きな映画のDVDを買ったり好きなアーティストのライブBDを買うのと同じ感じです。

みなさんの中で1番簡単な方法で見てもらえたらと思います!

 

まとめ

ヴァイオレットエヴァ―ガーデン特別編集版を見て、やっぱりテレビシリーズ全話見た方が断然面白いと感じたので、少しでもテレビシリーズを見る人が増えればと思ってこの記事を書きました。

特別編集版、これはこれで新規のライト層に作品を知ってもらうには有効だったと思います。

ただ、作品の完成度や魅力を考えると、断然テレビアニメシリーズが勝っています!

テレビシリーズが魅力100だとすると、特別編集版は多く見積もっても50くらい。

私の印象ですけど。

なので、特別編集版を見た方も、今からテレビアニメシリーズを見ても後悔しないと思います!

是非とも見てください!

 

もしこの記事が参考になったり面白かったりしたら、読者になるボタンのクリックや、コメントをしてもらえると嬉しいです!

モチベーションアップにもなりますので、よろしければお願いします!

それじゃあ今日はこの辺で。

バイバイッ! またねっ!