ようこそ、シュガーです。
著者:甘岸久弥 さん / イラスト:景 さん
魔導具師ダリヤはうつむかない
~今日から自由な職人ライフ~ 2
を読みました。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り私の主観に基づいた評価です。
ではいきましょう。
甘岸久弥 景 魔導具師ダリヤはうつむかない 2
魔導具師ダリヤはうつむかない 2 内容紹介 ストーリー あらすじ
女性魔導具師、今度は驚きのアイテムで騎士達の足元を快適に!?
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
気の赴くままにものづくりをするダリヤは、ある日魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だ、という部隊が抱える悩みを聞く。
「もしかしたら、これが効くかもしれません」「なんか、すごい形の靴下なんだけど!」
乾燥魔法を付与した五本指靴下と、風魔法を付与した中敷きをヴォルフに渡すダリヤだったが、前世の知識を活かしたそのアイテムは、魔物討伐部隊に衝撃をもたらして――!?
さらには人工の魔剣、冷蔵庫、魔物グルメなど、ダリヤのものづくりは多くの人を巻き込みつつ加速していく!
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第二弾、開幕!
内容紹介文はMFブックスホームページより引用
URL:https://mfbooks.jp/product/dariya/321812000185.html
魔導具師ダリヤはうつむかない 2 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
面白かったです。
商会を立ち上げたダリヤが初めてその名をとどろかせたのは「五本指ソックス」と「風魔法を付与した靴の中敷き」でした。
革靴を履いている人や、魔物討伐で武装するような人の汗ムレを解決できるということで、あれよあれよと広がって、凄まじい勢いで注文が入ってきて、一気にダリヤが有名になる展開が読んでいて愉快でした。
私も日ごろから5本指ソックスを履いていおり快適さを知っているので、共感できて面白かったりもしました。
この商会が有名になる流れの中で、ダリヤはやらなければならないことや初めて触れることが出てきて困惑しますが、そんな彼女のことを助けてくれたり支えてくれたりする人たちが出てきて、ダリヤの人望に嬉しくなります。
需要がある商品なので価格を高めにして自分に利益がたくさん入るように運ぶこともできるはずですが、ダリヤはそれをしません。
彼女は「自分の作ったものを使った人が笑顔になる」ことに1番の喜びと感じるからです。
ダリヤのこの姿勢は読んでいて気持ちが良いので大好きです。
話が進んでいくと、すでに亡くなってしまったダリヤの父親カルロが、ダリヤのために色々なものを残していたことが明らかになって来て、カルロの愛情を強く感じました。
カルロがダリヤをとても大事に思っていたこと、カルロのことを慕っていた人が多かったこと、そんな人達のつながりが今を生きるダリヤの力になっているのが胸にじ~んと響きました。
暖かさや優しさにあふれた世界になっていて、読んでいて癒されたり心が穏やかになったりします。
この例えが伝わるかは分からないのですが、夏目友人帳で夏目が塔子さんや滋さん、田沼らの優しさに触れて幸せとか喜びを感じる場面に似た感覚。
好きです。
ダリヤとヴォルフが恋愛関係に発展するのでは?と1巻の感想で書きましたが、そこはスローペースでした。
そもそもこの2人は友人関係が心地いいから一緒にいる、というつながりで来ているので、急展開は無いと思っていましたが、かなりゆっくり距離を近づけている印象。
どちらかというとヴォルフがダリヤに惹かれているように読み取れますが、本人の自覚は薄めですね。
ダリヤに至っては全くと言った感じ。
気持ちの傾きが若干アンバランスなので、この関係が崩れないように願いながら3巻も読みます。
こんな人にオススメ
私の主観で、以下のような人は本作が好きなんじゃないかなぁというのを書いてみます。
・アニメ / 小説 聖女の魔力は万能です が好きな人
・アニメ / マンガ 赤髪の白雪姫 が好きな人
・アニメ / マンガ 夏目友人帳 が好きな人
・女性向けファンタジーが好きな人
魔導具師ダリヤはうつむかない シリーズ感想記事
当ブログで書いている魔道具師ダリヤシリーズの感想記事リンクです。
魔導具師ダリヤはうつむかない 1
まとめ
MFブックスから発売されている異世界転生ファンタジー「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 2」を読んだ感想、レビュー記事でした。
ダリヤの作った商品が大反響を呼んで、ダリヤを有名にして、商会の規模が大きくなったり、新しい人たちとのつながりが出来たりして、お話の世界が広がったような感じがします。
読んでいて楽しいので、もっと広い世界を見せてほしいです。
続きも読んでいきます。
この記事を読んでいただいてありがとうございました!
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ!