ようこそ、シュガーです。
著者:池田明季哉 さん
イラスト:ゆーFOU さん
アオハルデビル
を読みました。
青春と不思議が組み合わさった物語でした。
面白かったです。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれると思いますので、ご注意ください。
ではいきましょう!
アオハルデビル
内容紹介 ストーリー あらすじ
青春―それは願いに焦がれ、ときに“魔が差す”時間。
その夜、僕の青春は〈炎〉とともに産声をあげた――
スマホを忘れて夜の学校に忍び込んだ在原有葉(ありはらあるは)は、屋上を照らす奇妙な光に気づく。そこで出会ったのは、闇夜の中で燃え上がる美少女――伊藤衣緒花(いとういおか)だった。
「もし言うことを聞かないのなら――あなたの人生、ぶっ壊します」
そんな言葉で脅され、衣緒花に付き合う羽目になった有葉。やがて彼は、一見完璧に見えた彼女が抱える想いを知っていく。モデルとしての重圧、ライバルとの対立、ストーカーの影、そして隠された孤独と〈願い〉。
「……僕は衣緒花のことを、もっと信じるべきだった」
夢も願いも青春も、綺麗事では済まされない。〈悪魔〉に憑かれた青春の行き着く先は、果たして。
内容紹介文は電撃文庫HPより引用
https://dengekibunko.jp/product/aohaldevil/322206001003.html
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
メインのキャラクタは2人。
主人公の在原有葉(ありはらあるは)。
ヒロインの伊藤衣緒花(いとういおか)。
有葉は、夜の学校の屋上で衣緒花が炎に包まれ燃えている姿を目にします。
その様子を見られた衣緒花は、様々な言動をとって強制的に有葉を協力者にしていきます。
どうやら衣緒花は悪魔に憑かれてしまっているらしいと分かります。
彼女の願いを叶えることで、悪魔を祓えると知った有葉は、エクソシストとして衣緒花と一緒に行動していくことになる……という流れです。
読み始めは衣緒花の上から目線で偉そうな態度に気に入らなさを覚えました。
これは好きになれないヒロインかもな~と思いながら読み進めました。
ただ、衣緒花が自分を磨くためにあらゆる努力をしている様子が見え始めてからは、印象が変わってきました。
彼女はモデルとして活躍するために、ファッションの研究をしたり、身体を整えたり、ウォーキングを磨いたりと、私が想像もできないほどの努力をしていたんです。
それだけ頑張っている人間であれば、多少のキツイ発言も納得できます。
更に読み進めると、きつい言動は自分を守るためのようにも思えてきますので、最初面食らってしまっても読み進めてください!
悪魔のお話は、このモデルのお話に繋がっています。
詳細を語りすぎるとネタバレが酷いことになるので、さじ加減が難しいですね。
ぼんやり書くと……自信を持っているように見えた衣緒花の中にも、不安感や弱い部分があった、ということです。
誰しも「認められたい」「勝ちたい」「支えて欲しい」といった気持ちを感じることがあると思います。
そのあたりの感情がしっかり描かれていたのが心に刺さりました。
特に彼女は思春期という大人と子供の間のような精神状態でありながら、モデルという大人の世界で戦っているわけですからね。
不安定になることもありますよ。
それを必死に助けようとする有葉の頑張りっぷりも良かったです。
普段は大人しめなのに、いざという時には行動力の高さや大胆さを見せてくれました。
最後は駆け足な印象を持ちましたが、それも青春っぽくいていいかも、と思えたのでよし!
私はアニメ化もされたマンガ「ランウェイで笑って」が大好きで熱心に読んでいました。
この作品はモデルとデザイナーをテーマにした青春×恋愛×お仕事のお話です。
これを読んでいたので、アオハルデビルのファッションショーの場面が結構イメージで気て良かったです。
好きな作品が読書にプラスの影響を与えてくれるの、なんか嬉しい。
雑談でした。
試し読みはコチラ。
ブックウォーカーです。
まとめ
電撃文庫の「アオハルデビル」を読んだ感想、レビュー記事でした。
ヒロインに不思議なトラブルが降りかかって、それを主人公が解決しようとする構図は「化物語」や「青春ブタ野郎シリーズ」、「天使は炭酸しか飲まない」などと共通しているように思います。
これらの作品が好きな方には、アオハルデビルもオススメです!
是非読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!