ようこそ、シュガーです。
TOブックスのライトノベル
著者:餅月望 さん
イラスト:Gilse さん
ティアムーン帝国物語7 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~
を読みました。
アニメの放送も開始されたの人気ライトノベルシリーズ。
今回も面白かったです。
さっそく感想、レビューを書いて行きます。
私の個人的な評価なのでご了承ください。
ネタバレがあるかもしれないのでご注意ください。
では行きましょう。
餅月望 Gilse ティアムーン帝国物語7
内容紹介 ストーリー あらすじ
2023年TVアニメ化決定!
シリーズ累計85万部突破!(紙+電子)
「その喧嘩、買いますわ!」
シリーズ最大文量で贈る大人気・歴史改変ファンタジー第7巻!
書き下ろし短編&巻末おまけ「ミーアの日記帳」&
描き下ろし四コマ&コミカライズ試し読み収録!
暗殺の夜を生き延びるも、小心者の姫ミーアは忍び寄る大飢饉の足音に怯えていた。備蓄に相互補助、新種小麦開発、協力網の拡充と、得意の物量作戦に乗り出すが、命綱であるフォークロード商会が廃業の危機に! 金の亡者・商人王コーンローグが不当な値下げ競争を仕掛けてきたのだ。民から暴利を貪る彼との因縁ーー前世の記憶がよみがえり、ミーアは不敵な笑みを浮かべる。「わたくしに喧嘩を売ったこと、後悔させてやりますわ!」食料供給の生命線・農業国ペルージャンまでもを巻き込み、いざ一世一代の大喧嘩へ! 服従ではなく信頼を、恐怖ではなく希望を未来へと繋ぐためーー食いしん坊姫が駆ける! 大人気歴史改変ファンタジー第7巻!
内容紹介文はTOブックスHPより引用
https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=155809336
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
記憶を残したまま8年前に戻ったワガママお姫様ミーアが、ギロチンを回避するために自分の身の振り方を考えながら行動していく歴史改変ファンタジー。
シリーズ第7巻。
面白かったです。
前の第6巻で暗殺されそうになるミーアでしたが、今までの彼女の振る舞いによってなんとかやり過ごしてピンチを脱出しました。
6巻は結構シリアスが強かったです。
そしてこの7巻では、ミーアの誕生日をお祝いするお祭りが描かれていました。
ミーアの誕生祭に学校で仲良くなった人たちが参加してくれたり、反対にミーアレッドムーン、イエロームーン、レッドムーン、ブルームーンの家に行ったりします。
ミーアがラフィーナやアベル、シオンなど超有力な人たちと深い信頼関係を結んでいることが配下の貴族たちに知れ渡って、貴族ミーアを恐れたり認めたりするくだりが面白かったです。
変な言い方かもしれませんが「いつもの」ティアムーン帝国物語が帰ってきたような感覚です。
自分ファーストで動いたミーアの行動が良いように勘違いされて株が上がっていくお決まりのパターン。
これがあると安心するところまで来ました。
ただ、4巻か5巻あたりくらいだったと思いますが、ミーアは自分を守るだけでなく国や民、友人、周辺国をも守ろうとするような振る舞いをするようになってきています。
それは頼もしい限りだと思います。
彼女は無意識なんでしょうけどね笑
さて、シリーズの序盤から言われてきていた未来に訪れるとされる大飢饉ですが、少しずつ予兆のようなものが見えてきました。
ミーアは大飢饉を予測して超有能な部下のルードヴィッヒに準備をさせていました。
ある程度帝国内での食糧備蓄が整ったとされていますが、ミーアは自国だけでなく他国のことも心配になってしまい、どうにかせねばと動き出します。
この辺りはミーアの人間的な成長を感じる部分でグッときます。
学校で仲良くなった人たち、その使用人、その国の人たちも苦しい思いをしてほしくないと考えるのは立派ですよね。
私なんて自分が幸せならそれでいいと本気で考えて生きている人間なので、尊敬に値します。
ポンコツミーアはどこへ行ってしまったのやら……。
とか思っていたら美味しいものを食べ過ぎて若干太ってしまって部下に注意されたりもしてました笑
愛嬌ある皇女さまです。
この大飢饉をみんなで乗り越えるためには、国家間同士の協力が不可欠だと判断したミーアは、学校でのつながりから小麦の生産が盛んな場所へ赴きますが、そこでも帝国との過去のしがらみがあったりするわけです。
過去の帝国は農民を見下していたり、小麦を買いたたくようなことをしていたりして、初代皇帝が何を思ってそんなことをしていたのか理解できません。
読んでいけば謎が解決するんでしょうか?
なんというか帝国の過去は、時間をまき戻って正しく生きようとしているミーアを邪魔するようなものばかりで、同情してしまいます。
まぁそれも今回のミーアの自分ファーストから出た「パン・ケーキ宣言」や、あまり考えずに言った「条約を廃止しましょう」みたいな発言で変わりつつあるので、未来は少しずつ明るいものになりそうなんですけどね。
ここまでくるとミーアは本当に名君なのではないか? と思ったりする時もあります。
民の気持ちがわかる皇女で、部下には優秀な者、力を持っている者、信頼や忠誠心が厚い者がたくさんいる、と。
パッと聞いた限り隙が無いですよね。
大飢饉と本格的に向き合うのは次の8巻以降になりそうなので、楽しみに待っておきます。
ティアムーン帝国物語感想記事リンク
当ブログで今まで書いてきたティアムーン帝国物語シリーズの感想、レビュー記事のリンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
ティアムーン帝国物語 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 2 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 3 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 4 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 5 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 6 感想 レビュー
ティアムーン帝国物語 7 感想 レビュー
まとめ
TOブックスの「ティアムーン帝国物語7 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 」を読んだ感想、レビュー記事でした。
ミーアの誕生祭の流れで、誤解が誤解を生んでルードヴィッヒがミーアを女帝にしようと動き出していて面白かったです。
ミーア自身は全くそんなことを考えていないですし覚悟も持っていないのに笑
とはいえ今までのミーアのなしてきたことは、周りから見るとかなりすごいことばかりなので、期待してしまうのは分かります。
次も楽しみに読もうと思います。
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!