シュガーのファンタイム

月間PV数16000達成! ようこそ、シュガーです。音楽、ライブ、小説、マンガ、アニメ、映画など私の楽しいこと、好きなことについて書いていきます。 コメントもらえると嬉しいです! 基本リンクフリーですが、悪質な利用はやめてくださいね。本ブログはプロモーションが含まれています。お仕事や献本等待ってます!

本日は、お日柄もよく 感想 レビュー 著者:原田マハ 徳間文庫 小説

ようこそ、シュガーです。

徳間文庫から発売されている小説

著者:原田マハ さん

本日は、お日柄もよく

を読みました。

ご祝儀袋のようなカバーデザインが特徴の本作。

ドラマ化もしたようですね。

面白かったです。

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り私の個人的な評価です。

ではいきましょう!

 

 

原田マハ 本日は、お日柄もよく

本日は、お日柄もよく 内容紹介 ストーリー あらすじ

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された! 20万部突破の、目頭が熱くなるお仕事小説。

内容紹介文は徳間文庫HPより引用

https://www.tokuma.jp/ohigara/

 

本日は、お日柄もよく 感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと85点!!

 

普通のOL二ノ宮こと葉が、伝説のスピーチライター久遠久美に出会ってスピーチライター界に飛び込んでいくお話です。

本作で描かれるスピーチライターは、結婚式の挨拶を作ったり、政治家の演説内容を構成したりする職業です。

世の中にそんな仕事があるとは考えもしなかったので、興味深く読み進めました。

 

全編通して言葉の力、話し方、話す内容や姿勢、順序、表情、聴く力など色々学びがある小説でした。

プレゼンや挨拶などの人が話す場面で「この人は話すのが上手いな~」「話が整理されてて聞きやすいな~」と思うことがあったり、反対に「この人の話は内容が入ってこないし退屈だなぁ~」と思うことがあったりしますよね?

誰しも多かれ少なかれこういった経験はあると思います。

何故いい印象になったりよくない印象になったりするのか?

スピーチライターの仕事が進んでいく中で、その理由のいくつかが語られていてなるほどなぁ~と納得感を得られました。

私は仕事の中で社内の人の前で話す機会があったり、社外の人とちょっとした交渉をすることがあったりします。

なので非常に参考になるなぁ~と思いながら読みました。

静かになるまで待って話し始めるのが大切だったり、言わなくても良いことは言わないようにしたり、興味をキャッチするワードを入れ込んだりと学ぶところがあります。

こういうのはビジネス本で読めばいいのでしょうが、私はビジネス本を読むのが好きでは無いので、小説で読めたのは嬉しいです。

魅力的な登場人物と面白い物語が無いと本を読もうという気にならないんですよね。

私は普段の仕事で「あまり興味がないけど吸収しなければいけない情報」を頭に入れるために文章を読むことが多いのです。

その反動で物語を求めているのかもしれません。

 

勉強になるところだけでなく、もちろん物語としての面白さもあります!

普通のOLとして働いていた主人公こと葉が、久美のスピーチを聞いて胸が躍り、それが忘れられなくて弟子入りし、新しい世界に足を踏み入れていく流れはドキドキワクワクします。

スピーチを披露している時の久美は、伝説のスピーチライターと言われるだけあって物凄い説得力や求心力があって、なんというかオーラ?を感じました。

そんな久美もスピーチを考えるにあたっては、本やニュースなどから膨大な情報を脳にインプットして、スピーチをする人のことも考えて、全力をかけて取り組んでいる様子なんかも描かれていました。

やっぱり輝く人にはそれ相応の背景があるんだなぁ~と実感します。

こと葉が久美に弟子入りしてからは無茶ぶりに近いような仕事をこなしていきます。

2人の掛け合いは愉快で読むのが楽しかったです。

 

こと葉は、色々あって政治に関わるスピーチを担当することになります。

すごく正直に書いてしまいますけど、政治の話は結構カタいのでエンターテイメント性には欠けています。

序盤の結婚式のスピーチや会社でのプレゼンの方が読みやすくて面白かったです。

また、こと葉が政治に関わるようになってからは結構しんどい展開も訪れます。

気分が落ちるようなものになっていて、私の満足度が90点以上に行かなかったのはここの展開でのマイナスが大きかったからです。

ただ、それがイコール面白くない、というわけでは無いです。

個人的な好みに合わなかった、というだけです。

 

最後はハッピーエンドになっていて良かったです。

頑張っている人には良いことがやって来るんだなぁと思わせてくれる爽やかで幸せな終わり方で素敵でした。

 

私みたいに自己啓発本は苦手だけど、話すことや言葉の力について知ってみたい方には非常におすすめできます。

メンタルダメージをくらってしまうところもあるので、気持ちが元気な時や余裕のある時に読みましょう。

 

まとめ

原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」を読んだ感想、レビュー記事でした。

胸に響くスピーチが何本も出てきて、言葉の力を強く感じられる小説になっていたと感じます。

私も上手く話せるようになりたいと思いました。

本作で吸収できたことを少しずつ意識しながら今後は話してみようと思います。

 

この記事を読んでいただきありがとうございます!

参考になったり面白かったりしたら、読者登録やコメント、SNSでの共有などをお願いします!

それでは今日はこの辺で。

バイバイッ!