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ようこそ、シュガーです。
著者:葉山透 さん
イラスト:増田メグミ さん
9S<ナインエス> XIII true side
を読みました。
約12年ぶりに新刊が発売されたSFハードアクションの完結巻!
じっくり堪能しました。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
多少のネタバレが含まれると思います。
ではいきましょう。
9S<ナインエス> XIII true side
内容紹介 ストーリー あらすじ
遺産と禍神の血。由宇と闘真が出した答えとは? 9S、ここに堂々完結!
ロシアで再会した闘真と由宇だったが、闘真は鳴神尊の封印を壊し、禍神の血は解放され完全に目覚めてしまう。出生の謎も、禍神の血と峰島勇次郎との因縁も明かされた今、闘真の存在は世界を壊しかねなかった。それでも由宇は闘真と一緒に歩める道を示そうとし、二人は新たな絆を手にする。麻耶や勝司はこれからの真目家の在り方を模索し、ADEMはグラキエス殲滅作戦を実行するために国際社会で戦う。
そんな中、すべてを超越する存在、峰島勇次郎の実験が、いよいよ始まろうとしていた。禍神の血と、もう一人の自分に向き合う闘真。そして、父との関係に決着をつけようとする由宇。二人が選んだ結末の先にあるものは――。
電撃が贈るレジェンド・ハードアクション、ここに堂々完結!
出典:https://dengekibunko.jp/product/9s/322303001021.html
感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!!
堂々完結!
狂気の天才科学者峰島勇次郎(みねしまゆうじろう)の生み出した"遺産"と呼ばれる超発明をめぐるSFハードアクション9Sシリーズ完結巻。
面白かったです。
禍神の血を研究したかった勇次郎と、禍神の血を強力にしたかった真目不坐(まなめふざ)。
2人の利益の一致から生まれたのが主人公の坂上闘真(さかがみとうま)だということが12巻で明らかになりました。
闘真の立場になって考えると、何ともしんどい事実です。
ただ、彼にそんな感傷に浸る時間はありません。
人間を含む有機生命体を全滅させかねないグラキエスに対応しつつ、姿を現した勇次郎にも対処しないといけないからです。
勇次郎の娘、由宇(ゆう)をはじめ、闘真、伊達、風間、マモン、八代、怜、麻耶……全員の力を総動員して立ち向かうが、人類と世界の行方はいかに? といった感じ。
読み終わってからの感情は「ついに終わったんだな……」が1番強かったです。
学生時代に読み始めたナインエスシリーズが、社会人になってしばらくして完結。
感慨深いです。
まぁ、そんなことはよくて作品のことです!
スケールの大きなストーリーで読んでいてワクドキでした。
勇次郎の実験でシベリアがが吹っ飛んでしまう可能性が指摘されて、それに対処するために持ち前の最高の頭脳をフル活用する由宇。
由宇と一緒に戦う闘真。
すごくいいバディでした。
ハリウッド映画みたいな展開で私好み。
勇次郎と対峙した由宇の気持ちの揺れ動きなんかも見られて良かったです。
いくら人類最高峰の頭脳を持っていても、父親という存在は大きいんだなぁと思いましたね。
それに比べて勇次郎ときたら!
由宇のことを「自分より優秀な頭脳を持ったパズルの1ピース」とでもいうような認識をしているようで呆れましたよ。
自分の知りたいこと、研究のための道具みたいな言い方。
マッドサイエンティスト極まれり。
由宇の側に闘真がいてくれて本当に良かったです。
精神的な支えになっているのは間違いないですから。
闘真の支えもあって、きっちり自分の手で勇次郎とケリを付ける由宇。
ただ、その姿を見ても頼もしさや爽快感みたいなものは少なくて、切なさとか、やるせない気持ちみたいなものが多かったです。
上手く言葉にできないのがもどかしい。
問題がすべて解決した後、最後の方は、自由を与えられた由宇と、彼女の側にいる闘真の様子が描かれていました。
コチラは救いがある、というか喜ばしいものになっていて良かったです。
これまで様々な事態に尽力してきた由宇の功績が、ここまできてようやく認められたわけですから!
自由に空や海を見られるし、大切な人と一緒に居られる。
遺産絡みの事件では麻耶に引っ張り出されているようですが笑
これまで大変な時間を過ごした由宇には、これから普通の女の子のようななんてことない毎日を幸せに過ごしてほしいと思います。
面白かった!
葉山透さん作品感想記事リンク
当ブログで書いてきた葉山透さん作品の感想、レビュー記事リンクです。
一緒に読んでみてください。
9S<ナインエス> XII true side 感想 レビュー
9S<ナインエス> XIII true side 感想 レビュー
ニライカナイをさがして 感想 レビュー
ファルティマの夜想曲(ノクターン) 恋するカレン 感想 レビュー
まとめ
電撃文庫のライトノベル「9S<ナインエス> XIII true side」を読んだ感想、レビュー記事でした。
本当に完結してしまったんですね、、、という気持ちが結構大きいです。
待っている時間が長かったので焦がれる気持ちが募っていました。
実際に完結してしまうと、寂しさとかもっと読みたい気持ちとかも出てきます。
本当に面白いシリーズでした。
多くの人に読んでもらいたいです。
ストーリーモノのラノベを探している方、おすすめです!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!