シュガーのファンタイム

月間PV数16000達成! ようこそ、シュガーです。音楽、ライブ、小説、マンガ、アニメ、映画など私の楽しいこと、好きなことについて書いていきます。 コメントもらえると嬉しいです! 基本リンクフリーですが、悪質な利用はやめてくださいね。本ブログはプロモーションが含まれています。お仕事や献本等待ってます!

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn't Elise Speak? 感想 レビュー 著者:森博嗣 講談社タイガ 小説

この記事にはプロモーションが含まれています。

ようこそ、シュガーです。

講談社タイガから発売されている小説

著者:森博嗣 さん

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn't Elise Speak?

を読みました。

VRやAIが発展した世界を描くSFと謎解きを掛け合わせたような作品。

WWシリーズ第8巻。

すごく面白かったです!

感想、レビューを書いて行きます。

いつも通り個人的な評価です。

多少のネタバレが含まれます。

ではいきましょう!

 

 

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn't Elise Speak?

内容紹介 ストーリー あらすじ

「エリーズ・ギャロワ博士が会いたがっている」人工知能たちがグアトにそんな噂を教えてくれた。面談を求められるような理由に心当たりはなかった。ほどなくして彼女は行方不明になってしまう。
 ギャロワ博士は、ヴァーチャル世界に資する研究を続け、ついに「究極の恵み」とまで賞される成果をあげたという。博士は自らの意志で姿を消したのか、それとも事件に巻き込まれてしまったのか。 

引用元

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000385492

 

感想 レビュー 評価

お気に入り度を100点満点で表すと90点!!

 

1年ぶりに発売されたWWシリーズ最新巻8巻!
面白かったです。

 

今回はエリーズ・ギャロワ博士という新しい名前が登場します。
人工知能たちによると、彼女がグアトに会いたがってるとのこと。
しかし、エリーズは行方不明になってしまいます。
エリーズはバーチャルワールド研究者の1人で、「究極の恵み」と呼ばれる発明をしたと噂が流れてきました。
究極の恵みとは何なのか? 
バーチャルはどこに向かうのか? 
という感じです。

 

このシリーズを読むと毎回「生きている意味」とか「生きているという定義」を考えさせられます。
あるいは「何を持って自分が自分なのか」といったことも。
この世界では生活の中心をヴァーチャルに移した人もいます。
また、肉体的な寿命もある程度克服されています。
よって、今の私たちが暮らす世の中では考えられない長さの時間を生きることができるわけです。
ヴァーチャル世界では遠方の人と会うのも簡単ですし、リアルで経験できないことも経験できます。
人間そっくりなロボット・ウォーカロンや、人工知能も生きています。
人間と電子生命体の境目がなくなりつつある中で、リアルのボディを持ち続ける意味。
そういったことを考えます。

 

リアルでは可能で、ヴァーチャルでは出来ないこと。
そんなものは無いのかもしれないと思っていましたが、違いました。
ココが本作のテーマでもあり、エリーズが作りあげた「究極の恵み」にあたるものでした。
それの正体が何なのか考えつつ読み進めましたが、たどり着けませんでした。
いざ明かされてみたら「うわぁー、そういうこと?」と、うならされるもので少し感動しました。
ネットの世界はリアルワールドと比べて圧倒的に情報が多いですよね。
だからこそ難しいことがある、と。
考えもしませんでした。
エリーズ、またはその思考を描いている森博嗣さんの頭脳についていけません。
頭良すぎる。
でも、読書を通してのぞきみることができて嬉しいです。

 

グアトは、「究極の恵み」とエリーズに関する様々な出来事を追いかける中で、今回も危ない目にあっていました笑
もはや恒例になりつつあります。
ドローン攻撃を受けたりなんだり。
彼は自分の価値を過小評価しているところがあります。
「世の中は自分みたいな人間に関心も持たないだろうし、手間もかけない」みたいに思ってるんですよ。
そんなわけないのに。
グアトは世界有数のAIやトランスファと親交を持っていて、人間とウォーカロンの違いを判断するプログラムの製作者で、真賀田四季博士と交流もあって……と特殊性を上げていくとキリが無いなら人間ですからね。
ロジやオーロラ、クラリスの為にも、そろそろ気づいて欲しいものです。

 

あと、ロジに子供が出来ていたのに驚きました。
今までのシリーズにそんな話題ありましたっけ?
前作までを読んだのが1年以上前ということもあり、忘れているのかも知れません。

※追記 前作 君が見たのは誰の夢? で描かれていました!

忘れてました。

子供が出来て少し不安定になるロジの姿は意外で新鮮でした。
任務にも支障が出るほどでしたからね。
普段はクールでクレバーなロジ。
でも初めての体験には惑うし、不安にもなるし困ったりもするんですね。
何故か安心感があります笑
彼女自身、自分の変化に戸惑っているようでした。
人は変わるんだなぁーと思わされます。

 

毎回新しい発見をくれたり、興味深い知見をもたらしてくれるWWシリーズが大好きです。
次も1年後でしょうか?
待っておきます。

 

試し読みはコチラ。

kds-t.jp

森博嗣さん作品 感想記事リンク

当ブログで書いてきた森博嗣さん作品の感想、レビュー記事まとめです。

一緒に読んでいってください。

君たちは絶滅危惧種なのか? 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

女王の百年密室 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

工学部・水柿助教授の逡巡 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

リアルの私はどこにいる? 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

君が見たのは誰の夢? 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn't Elise Speak? 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

講談社タイガの「何故エリーズは語らなかったのか? Why Did 」を読んだ感想、レビュー記事でした。
テクノロジーの発展を先読みしたかのような世界観は、毎度毎度ワクワクさせてくれます。
自分が賢くなった気にさえなります笑
AIやVR、人工細胞などの技術発展に凄く期待を持っている私としては、こういった「やってくるかもしれない未来」を味わえるのが楽しくて仕方ないです。
私と同じような感覚の方、是非ともWシリーズとWWシリーズを読んでみてください。
オススメです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

参考になったり面白かったりしたら、読者になるボタンのクリックやコメント、SNSでの共有などをお願いします!

それでは今日はこの辺で。

バイバイッ! 

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

国内最大級の品揃え【DMMブックス】