ようこそシュガーです。
著者:木緒なち さん
イラスト:えれっと さん
ぼくたちのリメイク 11 無駄なことなんかひとつだって
を読みました。
アニメ化もした「ぼくリメ」シリーズの第11巻。
内容紹介や感想、レビューを書いていきます。
いつも通り私の個人的な評価です。
ネタバレがたくさんありますのでご注意ください。
おすすめ作品。
ではいきましょう。
木緒なち えれっと ぼくたちのリメイク 11
ぼくたちのリメイク 11 内容紹介 ストーリー あらすじ
ここから再び始まる、ぼくたちのリメイク
物語はエンドロールを迎えて、それでも僕たちの人生は続く。大芸大を卒業してから六年の月日が経った。僕、橋場恭也は再び辿り着いた“十年後の世界”で自ら起業した広告代理店の社長になった。この忙しくも充実した日々こそ、やり直しの果てに選び取ったルートなんだ。けれど数年ぶりの河瀬川からの連絡で、僕の人生はまた大きく揺れ動きだす。「橋場に、力を貸してほしいの」彼女の頼みはゲームの企画協力。僕にもう一度、創作の世界に立つ資格があるのか。長い回り道をした僕と、遠い高みへ進んだチームきたやまの仲間。時間は戻らず、奇跡は二度起こらない。それでも……青春作り直しストーリー、エピローグが始まる第11巻。
内容紹介文はMF文庫JのHPより引用
URL:https://mfbunkoj.jp/product/bokutachi-remake/322204000947.html
ぼくたちのリメイク 11 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと95点!!!
面白過ぎる!!
10年前に戻って未来の有名クリエイター達と作品作りをしていくぼくリメシリーズ第11巻。
10巻では、恭也が自分の力量不足を悟って、シノアキや貫之、ナナコたちのチームから脱退してしまいました。
最後の最後で、恭也はクリエイティブな世界から離れ、友人の早川と会社を立ち上げているところが描かれて終わっていました。
その続き。
小さな広告会社ではあるものの、ある程度うまく会社が動き始めていたところで6年ぶりに河瀬川から恭也に連絡があります。
河瀬川からゲーム作りに協力してほしいと頼まれる恭也。
長い間クリエイティブの世界から遠ざかっていた恭也は自分にできることがあるのか、戻る資格があるのかを考えて踏み出せません。
恭也からしたら、リメイク前の世界でも所属していたゲーム会社が倒産して1回諦めて、リメイク後の世界でも力量不足を痛感して諦めたわけですからね。
長い時間が経過して戻るのは勇気と覚悟がいることだと思います。
私は今までの恭也を知っているので、復帰してほしい気持ちはもちろんありましたが、それが簡単じゃないであろうことも分かって見守るように読み進めました。
学生時代はバチバチのライバルだった九路田と友人関係になっていた恭也は、彼を通して河瀬川の置かれる状況を知ります。
非常に厳しい状況におかれた河瀬川の話を聞いて行く中で、恭也の中に少しずつクリエイティブの熱みたいなものが現れてきます。
ここで恭也の背中を押してくれるのが、かつて一緒に作品作りをしていたチームきたやまのみんなの現在の活動だったり彼ら彼女らが生み出した作品だったりするわけです!
どこまでもみんなクリエイターなんだと改めて思わされる熱い展開で良すぎました!
特に、特に良かったのが貫之です!!
もうね、貫之が格好良すぎてヤバいですよ!!
学生時代に1度自分と恭也を比べてチームを去ったこのとある貫之。
そんな彼に熱を取り戻させたのが恭也による創作物でした。
確かシリーズで言うと6巻だったと思います。
そういう背景があった上で、今度は貫之が自分の作品で恭也に熱を取り戻させるわけです!
もう熱すぎるし感動しすぎるしでマジでやばい。
少年ジャンプ作品か!?
貫之は6年もの間、恭也が戻ってくると信じてずっとずっと待ってたわけです。
作家として自分を大きく成長させつつ、作品で友人にメッセージを送っていたのです!
格好良過ぎて本当に大好きすぎる(語彙力が下がっています)。
もちろん貫之だけではありません。
恭也がクリエイティブ界に戻って来ると聞いて、あの頃一緒に作品作りをしていたクリエイター達みんながワクワクしながら集まって来ます。
これには嬉しさと感動で「笑いながら泣く」みたいな感情になりました。
斎川もナナコも火川もタケナカも、みんな昔より有名になって忙しいのに。
それでも「恭也が戻るなら来るでしょ」って、それが当然のように楽しそうに集まって来るなんて。
みんなが恭也をずっと待っていた何よりの証明ですよ。
その上で最後はシノアキが恭也に会いに来るんです!
彼女は「みんなで最高の作品を作り上げる」という昔の約束を恭也のもとに届けに来たんです!
ずっと昔にきたやま荘に貼ってあったチームの目標。
これで恭也は決心と覚悟を付けます。
最後はやっぱりシノアキなんですね。
ヒロイン力が突き抜けている!
優しさと包容力を備えた美少女最強イラストレーターって要素盛りすぎでしょ好きです。
6年ぶりにドリームチームが再結成されたとはいえ、上で書いたように河瀬川の置かれた状況は非常に厳しいです。
予算、人員、作る意味、問題は山積み。
それでも必死に良い作品を作ろうと前を向いて動き出したところで、立ちはだかるのは現サクシードの茉平社長。
企画を通すために茉平社長と対談することになる恭也が、みんなの待っていたあのセリフを口にします。
「ぜってぇ、なんとかする!!」
恭也格好良すぎるぞーーー!
ここで終わりって、木緒さん何考えてるんですか!!
続きが気になって仕方が無いです!
次の12巻で完結することが予告されているので、読者の私も覚悟を決めて待っておきます。
とにかく面白かったです!
「無駄なことなんかひとつだってない」「死んだわけでもないのに、遅いなんて言うわけない」などの胸に響く言葉がたくさんあって、素晴らしい読書体験でした。
あ~~~アニメが終わっても原作を追いかけてきて大正解でした。
こんな世界を体験できるとは。
ぼくリメ シリーズ感想レビュー記事リンク
当ブログで書いているぼくリメシリーズの感想レビュー記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
ぼくたちのリメイク 1 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 2 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 3 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 4 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 5 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 6 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 7 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 8 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 9 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 10 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 11 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 12 感想、レビュー
まとめ
MF文庫Jから発売されているライトノベル「ぼくたちのリメイク 11 無駄なことなんかひとつだって」を読んだ感想、レビュー記事でした。
あまりにも面白かったので、感情に任せて感想を書いてしまいました。
ちぐはぐになっているかもしれませんが、熱量は込めたつもりです!
アニメが好きだった人で原作を読んでない人がいるのであれば、是非とも読んでください!
後悔させない自信があります!
それくらい面白いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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モチベーションアップになりますので、お願いします!
それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!