ようこそ、シュガーです。
著者:木緒なち / イラスト:えれっと
ぼくたちのリメイク 9 怪物のはじまり
を読みました。
アニメ化もした「ぼくリメ」シリーズの第9巻。
内容紹介や感想、評価を書いていきます。
いつも通り私の個人的な評価です。
多少ネタバレあるかもしれません。
おすすめ作品。
ではいきましょう。
木緒なち えれっと ぼくたちのリメイク9
ぼくリメ 9 内容紹介 あらすじ ストーリー
いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、第9巻!
「福岡に――いっしょに来てくれん?」体調を崩し倒れてしまったシノアキの付き添いとして福岡の実家へと向かった僕、橋場恭也。彼女が生まれ育った故郷を見て、家族と触れ合い、知らなかった一面を少しずつ知っていく。夜、連れてこられたのは彼女の亡くなったお母さんのアトリエだった。絵を描くことに向き合ってきたシノアキと家族との本当の関係性を知った僕は、一つの決断を下すことに――。大芸大では貫之、ナナコ、河瀬川、九路田、皆が一人一人で夢を追っていくなかシノアキを追い続けてきた斎川はとある異変に気付き……。青春作り直しストーリー、失ってしまったものを取り戻すための第9巻。
内容紹介文はMF文庫Jホームページより引用
URL:https://mfbunkoj.jp/product/bokutachi-remake/322103001904.html
ぼくリメ 9 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと85点!
10年前に戻って未来のクリエイター達と作品作りをしていくリメイクストーリー第9巻。
8巻からの続きで、恭也はシノアキと一緒にシノアキの実家福岡に行くことになります。
ヒロインの1人と一緒に実家に行くということで、ラブコメ展開も期待しましたが、がっつりクリエイターのお話でした。
舞台を福岡に移して、シノアキにとって「絵を描く」ということがどういうことなのかが明かされます。
また、ある理由からシノアキの家族が「シノアキが絵を描くこと」に複雑な思いを持っていることも分かります。
今までシノアキの作品については語られることはあっても、彼女自身の深い部分について言及されることはあまりなかったので、今回で知ることが結構多かったです。
読んでみて、私はシノアキが絵を描くことに対して複雑な気持ちになりました。
恭也も同じように感じていましたね。
絵を描いているのが楽しいなら頑張って欲しいけど、体を壊すまでやる必要があるのかと……。
このあたり、シノアキが九路田のチームで凄まじい実力を発揮していたのを思い出して、彼の管理能力の高さをここにきて思い知りました。
九路田は最高の仕事を引き出すように準備をしつつも、シノアキの体調も崩さない運び方を実践していたんだなぁと。
時間をかければクオリティはあがるが、その分だけ体力も精神力も削られてしまうクリエイターという存在の危うさを改めて実感しました。
シノアキの体調と絵のクオリティを天秤にかけて、恭也が下した決断や、それによる結果、それらをうけて動く美乃梨、最終的なシノアキの選択……。
このあたりの展開で、クリエイターの業というようなものを強く感じました。
分かっていても突き進むしかない。
そういう覚悟というか、執念のようなものがお話からビシビシ伝わって来て、もう何も言えません。
彼らや彼女たちが選んだ道なんだから、もう私がどうのこうの言う余地はありません。
ただ最後まで見守るのみです。
願わくば、みんなの未来に祝福を。
仕事をしている時間も小説を読みたいぞ!笑
ぼくリメ シリーズ感想レビュー記事リンク
当ブログで書いているぼくリメシリーズの感想レビュー記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
ぼくたちのリメイク 1 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 2 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 3 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 4 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 5 感想 レビュー
ぼくたちのリメイク 6 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 7 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 8 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 9 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 10 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 11 感想、レビュー
ぼくたちのリメイク 12 感想、レビュー
まとめ
MF文庫Jから発売されているライトノベル 「著者:木緒なち / イラスト:えれっと ぼくたちのリメイク 9 怪物のはじまり」 感想、レビュー記事でした。
大変な道だと分かっていても突き進むことを選らぶクリエイターたちの強い意志を感じるお話になっていて、心臓をぎゅっとつかまれたような気持ちになりました。
確か6巻だったと思うのですが、恭也が貫之を連れ戻すときに「一緒に地獄に行こうよ」と言っていたのを思い出しました。
ゼロからものを生み出すというのは、そういうことなんだなぁと。
ここまで来たら、読者の私も覚悟を決めて見届けるだけです。
10巻、気合い入れて読みます。
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それじゃあ今日はこの辺で。
バイバイッ!