ようこそ、シュガーです。
宝島社文庫から発売されている小説
著者：青山美智子 さん
鎌倉うずまき案内所
を読みました。
木曜日にはココアを で好きになった青山さんの作品です。
感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り個人的な評価です。
ネタバレが多少あるかもしれません。
青山美智子 鎌倉うずまき案内所
鎌倉うずまき案内所 内容紹介 ストーリー あらすじ
古ぼけた時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。そこには、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて……。会社を辞めたい20代男子。ユーチューバーを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。孤立したくない中学生。40歳を過ぎた売れない脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成を6年ごとにさかのぼりながら、悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなる――。ほんの少しの奇跡の物語。
内容紹介文は宝島社HPより引用
https://tkj.jp/book/?cd=TD014900
鎌倉うずまき案内所 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと80点!
心温まるちょっと不思議な短編集でした。
様々な立場の登場人物が人生や判断に悩んだ時に現れる「鎌倉うずまき案内所」。
そこには双子のおじいさん外巻さんと内巻さん、それからアンモナイトの所長がいます。
「はぐれましたか?」と問いかけられ、登場人物たちは悩みを話していきます。
すると「ナイスうずまき!」という謎の言葉をかけられて、不思議なことが起こります。
その不思議な出来事を経験した後、登場人物たちは自分の本当の気持ちに気が付いて、人生を少しずつ良いものに変えていく……というお話。
売れない脚本家、結婚に悩む司書、息子がYouTuberになると言い出して戸惑う母親、孤立したくない女子学生、会社を辞めたい男性など、様々な年齢や立場の人が、それぞれのお話しの主役になります。
どれも面白かったです。
私が特に好きだったのは、孤立したくない女子中学生のお話しです。
学校という小さな社会の中で生きていくために、同じグループの女子に合わせて生活しなければならない中、自分の本当にやりたいことが見つかって、どうするか悩む女の子が主役のお話でした。
今でこそ自分の人生の主役は自分だと考えるようになった私も、学生時代は教室の雰囲気とか空気を読まないといけない感じとかを経験してきました。
なので凄く共感できて、女の子を応援しながら読んでいました。
悩んで迷いながらも、鎌倉うずまき案内所の力を借りて1歩踏み出す彼女の姿は眩しくて格好良くてとっても素敵でした。
最後は青春を感じる爽やかさもあって、大好きでした。
このお話以外も、迷ったり足踏みしていたりする人たちが、鎌倉うずまき案内所の力を借りて、前を向いて歩きだしたり、自分が本当にやりたいことを思い出して頑張ったりするポジティブなものになっています。
どれも読後感が良くて好みでした。
前向きな気持ちを持ちたい人や、応援してもらいたい人、心を充電したい人なんかにおすすめです。
青山美智子さん作品 シリーズ感想記事
当ブログで書いている青山美智子さん作品の感想記事まとめです。
一緒に読んでください。
木曜日にはココアを 感想 レビュー
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鎌倉うずまき案内所 感想 レビュー
月曜日の抹茶カフェ 感想 レビュー
まとめ
宝島社文庫の「鎌倉うずまき案内所」を読んだ感想、レビュー記事でした。
一生懸命に生きることの素晴らしさを思い出させてくれる素敵なお話達が詰まっていました。
元気をもらいたい方、青山さんファンの方、読んでみてください。
オススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!
