シュガーのファンタイム

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青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない 感想、レビュー 著者:鴨志田一 / イラスト:溝口ケージ ライトノベル 電撃文庫

ようこそシュガーです。

電撃文庫から発売されているライトノベル

著者:鴨志田一さん/イラスト:溝口ケージさん

青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない

を読み終わりました。

アニメ化、映画化もした青ブタ、青春ブタ野郎シリーズの第10巻!

といいつつ、この「迷えるシンガー」はアニメになっていません。

つまり、原作を読むしか内容を知る手段は無いのです!

では、私の主観に基づいて感想、評価を書いていきます。

当然おすすめ作品です。

 

 

鴨志田一 溝口ケージ 青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない

青春ブタ10 内容紹介、ストーリー、あらすじ

ちょっと不思議な青春物語――シリーズ待望の第10弾“大学生編”開幕!

 忘れられない高校生活も終わり、咲太たちは大学生に。新しくも穏やかな日々を過ごしていた、そんな秋口のある日――。
「さっきの本当に卯月だった?」
 アイドルグループ『スイートバレット』のリーダー・卯月の様子がなんだかおかしい。いつも天然なあの卯月が、周りの空気を読んでいる……? 違和感を覚える咲太をよそに、他の学生たちは誰も彼女の変化に気づかない。これは未知なる思春期症候群との遭遇か、それとも――?
 新しい場所、新しい人との出会いの中で、咲太たちの思春期はまだ終わらない。新たな物語の始まりを告げる、待望のシリーズ第10弾。

内容紹介文は電撃文庫ホームページより引用

URL:https://dengekibunko.jp/product/aobuta/321906000877.html

 

青春ブタ10 感想、レビュー、評価

お気に入り度を100点満点で表すと85点!

 

思春期症候群と呼ばれる精神状態が不安定な思春期の男女に起こる不思議な出来事と、それに関わる主人公の咲太を描いた青春物語第10巻!

 

咲太が大学生になって講義を受けたり交友関係を広げたりしています!

 

今回スポットが当たっていたのは広川卯月(ひろかわうづき)でした。

彼女はのどかと同じアイドルグループ「スイートバレット」のメンバーで、花楓が進路を決める時に凄く力になってくれた存在でもあります。

天然で突拍子もない言動をする彼女が、ある日を境に急に空気を読んだ言動をするようになります。

会話を友人と合わせたり、服装を友人と似たようなもので揃えてみたり。

普通の学生からしたら集団に上手く溶け込むための手段ですが、今まで我が道を歩んできた卯月がそれらをするとかなりの違和感を覚えてしまいます。

咲太は卯月の言動が変わった原因が思春期症候群なのか、そうではないのか時間をかけて観察していって、卯月の胸の内を知ることになります。

シリーズ第1巻「バニーガール先輩」、第2巻「プチデビル後輩」では「空気を読む」ことについてがテーマになっていたように思いますが、この「迷えるシンガー」でも再びこれについて言及されるとは。

目には見えないのに、確かにそこに存在している「空気」というもの。

卯月は急に自分が周りからどう思われているか、どう映っているのかが分かるようになって、今まで考えてこなかったことを色々考えて不安定になってしまします。

空気が読めた方が良いのか、読めない方が良いのか。

これは結構難しい部分だなぁとストーリーを追いながら思いました。

組織に属して生きる場合は多少空気を読めた方がいいでしょう。

少し残念ですが、それは間違いないと思います。

ただ、自分の夢だったり信じているもの、譲れないものについては空気を読む必要はないとも思います。

そこは誰か他の人の顔色をうかがう場所ではないし、他の誰かより自分の判断を優先していいはずです。

卯月にとってアイドルやメンバーやファンは譲れないものであると咲太は分かっていましたが、それでも多くの言葉をかけて卯月を説得したりせずに、卯月が自分で自分の気持ちに気が付くように動いていました。

卯月が崩れないように一緒にいて、卯月のやりたいようにやればいいという態度で接するのに、肝心なところは外さないんだから本当に咲太は格好いい。

これまで遭遇した様々な思春期症候群を通して、大切な人たちの感情の揺れを的確に読み取って、必要な時に必要なだけ力を貸す能力が身についているんですかね?

咲太、なんか大人になったらモテ期が来るかも?

でも麻衣がいるから無理か笑

最後は卯月の背中をそっと押してあげて解決に導いていました。

この場面でのセリフ、いたずらっぽさと皮肉と励ましが良いバランスで混ざっているような言葉選びがされていてたまらない!

流石プロの作家。

面白かったです。

 

「ゆめみる少女」「ハツコイ少女」で少し未来が変わって、それまで名前を聞かなかった覆面歌手霧島透子(きりしまとうこ)や、咲太の大学の同級生美東美織(みとうみおり)が、これから本格的に物語に関わって来そうな雰囲気があるので楽しみに待っておこうと思います。

 

青春ブタ野郎シリーズ感想記事リンク

当ブログで書いている青春ブタ野郎シリーズの感想記事リンクです。

一緒に見てもらえたら嬉しいです。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない 感想、評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない 感想 評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎ナイチンゲールの夢を見ない 感想 評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない 感想 レビュー

sugarbitter.hatenablog.com

 

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 感想 評価

sugarbitter.hatenablog.com

 

まとめ

電撃文庫から発売されているライトノベル青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない」を読んだ感想、レビュー記事でした。

色々ありましたが、スイートバレットの今後が楽しみになるお話でもありました。

面白かったです。

次は11巻「ナイチンゲール」らしいので早く読もうと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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それじゃあ今日はこの辺で。

バイバイッ! 

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